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2019年04月22日
在宅訪問管理栄養士
「在宅訪問管理栄養士」という資格は聞いたことがありますか?
「在宅訪問管理栄養士」とは?
在宅医療と関わる他職種と連携が取れ、かつ在宅療養者の疾患・病状・栄養状態に適した
栄養食事指導(支援)ができる管理栄養士を育成することを目標に、
公益社団法人 日本栄養士会・全国在宅訪問栄養食事指導研究会
(現・一般社団法人 日本在宅栄養管理学会)認定の「在宅訪問管理栄養士」制度が
平成23(2011)年度にスタートしました。
https://www.dietitian.or.jp/career/specialist/home/
栄養士会のHPには上記のような説明がされています。
実は、今私はこの「在宅訪問管理栄養士」に着目しています。
その理由としては、今後高齢者が増え、病院に行きたくてもいけない、
入院したくてもベットがないという時代が訪れようとしている今、
在宅訪問診療が増えていくことが予想されます。
それに応じて、在宅訪問管理栄養士のニーズも増えていくことが予想されるためです。
ただし、制度は整ったものの、資格を持っている人も少なく、
対象者となる人も少ないので、これが制度として動き始めるにはまだまだ時間がかかるのかもしれませんね。
私は、「管理栄養士として、何か出来るのか…」、
「誰にどんなサービスが出来たら喜ばれるのか…」ということを常に考えています。
そんな中で、この在宅訪問管理栄養士はニーズはかなりある…というように思います。
あとは、在宅訪問管理栄養士という制度が普及してくれたらいいのですが…。。。
「在宅訪問管理栄養士」とは?
在宅医療と関わる他職種と連携が取れ、かつ在宅療養者の疾患・病状・栄養状態に適した
栄養食事指導(支援)ができる管理栄養士を育成することを目標に、
公益社団法人 日本栄養士会・全国在宅訪問栄養食事指導研究会
(現・一般社団法人 日本在宅栄養管理学会)認定の「在宅訪問管理栄養士」制度が
平成23(2011)年度にスタートしました。
https://www.dietitian.or.jp/career/specialist/home/
栄養士会のHPには上記のような説明がされています。
実は、今私はこの「在宅訪問管理栄養士」に着目しています。
その理由としては、今後高齢者が増え、病院に行きたくてもいけない、
入院したくてもベットがないという時代が訪れようとしている今、
在宅訪問診療が増えていくことが予想されます。
それに応じて、在宅訪問管理栄養士のニーズも増えていくことが予想されるためです。
ただし、制度は整ったものの、資格を持っている人も少なく、
対象者となる人も少ないので、これが制度として動き始めるにはまだまだ時間がかかるのかもしれませんね。
私は、「管理栄養士として、何か出来るのか…」、
「誰にどんなサービスが出来たら喜ばれるのか…」ということを常に考えています。
そんな中で、この在宅訪問管理栄養士はニーズはかなりある…というように思います。
あとは、在宅訪問管理栄養士という制度が普及してくれたらいいのですが…。。。
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2019年04月21日
「看護・医学事典」
2019年04月20日
「医学略語辞典」
今日は、略語の辞書をご紹介します。
病院管理栄養士あるあるかと思いますが、
電子カルテを見ているととにかく略語が多い…。
カルテ記載はドクターが多いので、略語でどんどん書き進めて行ってしまいます。
他の医療職には分かっても管理栄養士には分からない略語というのが非常に多いです。
勿論、略語が使われるのは電子カルテ上だけではなくカンファレンスなどでも略語が飛び交います。
始めの内は、何のことやら…と感じることも多いでしょう。
しかし、それはそのまま放置していてはいけませんね。
そんな時に、私が購入したのが、この「医学略語辞典」です。
中身はこんな感じ。
私もこの辞書のおかげもあり、大分略語には強くなりました。
この辞書の良いところは、説明が端的なところです。
説明が短くポイントがまとまっているので、頭に入りやすく作成されています。
辞書としてはコンパクトなので、持ち歩きにも便利です。
特に疾患名の略語は管理栄養士であっても理解だけでなく、使用できるようになると良いですね。
この略語分からない…という時には、ぜひ辞書で調べましょう。
病院管理栄養士あるあるかと思いますが、
電子カルテを見ているととにかく略語が多い…。
カルテ記載はドクターが多いので、略語でどんどん書き進めて行ってしまいます。
他の医療職には分かっても管理栄養士には分からない略語というのが非常に多いです。
勿論、略語が使われるのは電子カルテ上だけではなくカンファレンスなどでも略語が飛び交います。
始めの内は、何のことやら…と感じることも多いでしょう。
しかし、それはそのまま放置していてはいけませんね。
そんな時に、私が購入したのが、この「医学略語辞典」です。
中身はこんな感じ。
私もこの辞書のおかげもあり、大分略語には強くなりました。
この辞書の良いところは、説明が端的なところです。
説明が短くポイントがまとまっているので、頭に入りやすく作成されています。
辞書としてはコンパクトなので、持ち歩きにも便利です。
特に疾患名の略語は管理栄養士であっても理解だけでなく、使用できるようになると良いですね。
この略語分からない…という時には、ぜひ辞書で調べましょう。
2019年04月19日
「今日の治療薬2019」
今日は、薬の辞書についてお話します。
管理栄養士として医療機関で働いていると沢山の薬の名前が出てきます。
その中には栄養管理上特に気にする必要のない薬の多いのですが、
副作用に体重増加・減少、検査値の上昇・下降、食欲不振など、
栄養管理上無視することの出来ない副作用のあるものもあります。
行っている栄養管理からは考えにくいしょうじょうが現れた場合には薬を疑ってみる必要があります。
薬の辞典は沢山出版されていますが、この時点が最も一般的で、
薬剤師さんも一人一冊持っている方が多い辞書です。
中身はこんな感じ。
はじめに、薬の大分類としての(例えば「糖尿病薬」の)説明があります。
「種類と特徴」「基本的な使い方」「副作用」「主要疾患における使い方」などです。
その後に、それぞれの薬の一覧表が載っています。
「薬剤名」「組成・剤形・容量」「用量」「備考」のカテゴリーで表にまとめられています。
この書籍は、年に一回改訂され、新薬の情報などを盛り込んでいます。
全ての疾患の治療薬がこの一冊で網羅されていますので、一冊手元にあると便利です。
管理栄養士として医療機関で働いていると沢山の薬の名前が出てきます。
その中には栄養管理上特に気にする必要のない薬の多いのですが、
副作用に体重増加・減少、検査値の上昇・下降、食欲不振など、
栄養管理上無視することの出来ない副作用のあるものもあります。
行っている栄養管理からは考えにくいしょうじょうが現れた場合には薬を疑ってみる必要があります。
薬の辞典は沢山出版されていますが、この時点が最も一般的で、
薬剤師さんも一人一冊持っている方が多い辞書です。
中身はこんな感じ。
はじめに、薬の大分類としての(例えば「糖尿病薬」の)説明があります。
「種類と特徴」「基本的な使い方」「副作用」「主要疾患における使い方」などです。
その後に、それぞれの薬の一覧表が載っています。
「薬剤名」「組成・剤形・容量」「用量」「備考」のカテゴリーで表にまとめられています。
この書籍は、年に一回改訂され、新薬の情報などを盛り込んでいます。
全ての疾患の治療薬がこの一冊で網羅されていますので、一冊手元にあると便利です。
2019年04月18日
「病態栄養ガイドブック」
昨今の管理栄養士とは?
昔の管理栄養士とは?
昔の管理栄養士は給食管理がメインで、給食を指示通り、時間通りに出すことが最も求められていました。
しかし、NST(栄養サポートチーム)が盛んに行われるようになり、
管理栄養士は「栄養管理」を任せられるようになりました。
「栄養管理」を行うためには、
管理栄養士が大学や国家試験であまり学ぶ機会のなかった臨床の知識が必要です。
誰も教えてくれませんので、臨床の知識は自分で学ぶほかありません。
私が、病態栄養認定管理栄養士の資格を取得する際に活躍したのが、
この「病態栄養ガイドブック」です。
中身はこんな感じ。
この本は、疾患の概要、診断、治療と予後、に分類されていて、
この一冊だけで栄養学だけではなく臨床についても学ぶことができます。
管理栄養士が携わる疾患の殆どが網羅されています。
病態栄養認定管理栄養士向けの本にはなっていますが、
この資格の受験予定がない方にも重宝される本になっていると思います。
昔の管理栄養士とは?
昔の管理栄養士は給食管理がメインで、給食を指示通り、時間通りに出すことが最も求められていました。
しかし、NST(栄養サポートチーム)が盛んに行われるようになり、
管理栄養士は「栄養管理」を任せられるようになりました。
「栄養管理」を行うためには、
管理栄養士が大学や国家試験であまり学ぶ機会のなかった臨床の知識が必要です。
誰も教えてくれませんので、臨床の知識は自分で学ぶほかありません。
私が、病態栄養認定管理栄養士の資格を取得する際に活躍したのが、
この「病態栄養ガイドブック」です。
中身はこんな感じ。
この本は、疾患の概要、診断、治療と予後、に分類されていて、
この一冊だけで栄養学だけではなく臨床についても学ぶことができます。
管理栄養士が携わる疾患の殆どが網羅されています。
病態栄養認定管理栄養士向けの本にはなっていますが、
この資格の受験予定がない方にも重宝される本になっていると思います。
2019年04月17日
「栄養療法に必要な水・電解質代謝の知識」
今日は、「水・電解質代謝の知識」の書籍をご紹介します。
この栄養学の権威であり日本静脈栄養学会の長でもおられる井上善文先生の書籍です。
中身はこんな感じ。
栄養学はエネルギーや三大栄養素、ビタミン等だけ管理していれば良いと私は考えていません。
水や電解質は一番奥深い分野であり、勉強する必要異があると思って購入したのがこの本です。
心疾患や腎疾患においては水分は制限する場合が多く、それは静脈栄養や経腸栄養についても同様です。
電解質においても正常にコントロール出来ないと生命をおびやかす状態となります。
勿論コントロールを行うのは医師ですが、管理栄養士としても知識を持っておくことが必要だと思います。
この本では、静脈栄養、経腸栄養、病態時を分類分けされ、その時点での栄養管理について
細かく説明されています。
この本は管理栄養士に向けの本なので、
水、電解質について学びたい管理栄養士には非常に役に立つ一冊になっていると思います。
この栄養学の権威であり日本静脈栄養学会の長でもおられる井上善文先生の書籍です。
中身はこんな感じ。
栄養学はエネルギーや三大栄養素、ビタミン等だけ管理していれば良いと私は考えていません。
水や電解質は一番奥深い分野であり、勉強する必要異があると思って購入したのがこの本です。
心疾患や腎疾患においては水分は制限する場合が多く、それは静脈栄養や経腸栄養についても同様です。
電解質においても正常にコントロール出来ないと生命をおびやかす状態となります。
勿論コントロールを行うのは医師ですが、管理栄養士としても知識を持っておくことが必要だと思います。
この本では、静脈栄養、経腸栄養、病態時を分類分けされ、その時点での栄養管理について
細かく説明されています。
この本は管理栄養士に向けの本なので、
水、電解質について学びたい管理栄養士には非常に役に立つ一冊になっていると思います。
2019年04月16日
「がん栄養療法ガイドブック」
昨日に引き続き、今日もがんに関する書籍をご紹介します。
今日ご紹介するのは、「がん栄養療法ガイドブック」という本です。
日本病態栄養学会(病態栄養認定管理栄養士の資格元の学会)が編集をしています。
ガイドブックという名の通り、がん栄養の考え方のベースとなる内容がしっかり記載されています。
中身はこんな感じ。
この書籍の内容は、がんの概要、がんの栄養療法、がんの栄養管理に分けて記載されています。
化学療法や放射線療法の栄養医管理は勿論のこと、
今後ニーズが増えてくるであろう緩和ケアの栄養管理についても記載されています。
診療報酬改定でがん栄養に関する仕事が増える際に、
私もこの書籍で勉強を始めました。
がん栄養について学びたい管理栄養士にはおすすめの一冊です。
今日ご紹介するのは、「がん栄養療法ガイドブック」という本です。
日本病態栄養学会(病態栄養認定管理栄養士の資格元の学会)が編集をしています。
ガイドブックという名の通り、がん栄養の考え方のベースとなる内容がしっかり記載されています。
中身はこんな感じ。
この書籍の内容は、がんの概要、がんの栄養療法、がんの栄養管理に分けて記載されています。
化学療法や放射線療法の栄養医管理は勿論のこと、
今後ニーズが増えてくるであろう緩和ケアの栄養管理についても記載されています。
診療報酬改定でがん栄養に関する仕事が増える際に、
私もこの書籍で勉強を始めました。
がん栄養について学びたい管理栄養士にはおすすめの一冊です。
2019年04月15日
「癌と臨床栄養」
今日は、「癌と臨床栄養」という書籍のご紹介をします。
この本は、外科で有名な丸山道生先生が執筆された本です。
がんの栄養食事指導は、昨今の診療報酬改定で加算が認められましたね。
それだけがん栄養の分野は今後管理栄養士が成長すべき分野になっていくことが予測されます。
それだけ管理栄養士もがん栄養について学んでいかなくてはなりませんね。
この本の中身はこんな感じ。
私は、がん栄養の基本となるのは、いかに「筋肉量を維持して体重を落とさないようにするか」
にかかっていると思います。
この本では、がんの代謝や病態について詳しく説明されています。
昨今、癌と注目される栄養素についても事細かに書かれています。
癌患者では副作用などの影響から経口からの食物摂取が難しくなり、
経腸栄養や静脈栄養と併用されることも多いですが、
その方法についても詳しく説明されています。
化学療法時、緩和医療、胃瘻の際の栄養管理についても記載されており、
この本はがん栄養のマニュアルとして使用できると思います。
書店に行くと、多数のがんに関する書籍が販売されていますが、
この本はその中でも「管理栄養士向けの癌栄養の書籍」と言えます。
この本は、外科で有名な丸山道生先生が執筆された本です。
がんの栄養食事指導は、昨今の診療報酬改定で加算が認められましたね。
それだけがん栄養の分野は今後管理栄養士が成長すべき分野になっていくことが予測されます。
それだけ管理栄養士もがん栄養について学んでいかなくてはなりませんね。
この本の中身はこんな感じ。
私は、がん栄養の基本となるのは、いかに「筋肉量を維持して体重を落とさないようにするか」
にかかっていると思います。
この本では、がんの代謝や病態について詳しく説明されています。
昨今、癌と注目される栄養素についても事細かに書かれています。
癌患者では副作用などの影響から経口からの食物摂取が難しくなり、
経腸栄養や静脈栄養と併用されることも多いですが、
その方法についても詳しく説明されています。
化学療法時、緩和医療、胃瘻の際の栄養管理についても記載されており、
この本はがん栄養のマニュアルとして使用できると思います。
書店に行くと、多数のがんに関する書籍が販売されていますが、
この本はその中でも「管理栄養士向けの癌栄養の書籍」と言えます。
2019年04月14日
輸液の計算が出来るようになる
昨日、栄養はトータルで考えましょうとお話しましたね。
そのために必要なことは何でしょうか?
経口摂取は、何キロカロリーの食事を何割食べたかというところから栄養量が算出できますね。
(しかし、この何割摂取、あまり正確でないことも多いので、注意が必要です…)
経腸栄養は、栄養剤の成分表示から栄養量がわかりますね。
そして、管理栄養士が一番気にしていないのが、静脈栄養。
静脈栄養には、中心静脈栄養と末梢静脈栄養がありますね。
中心静脈栄養は、それだけで一日の必要栄養量を充足できますが、
末梢静脈栄養は、それができません。
末梢静脈栄養は、栄養補給というよりは、水分や電解質補正の意味合いが大きいので、
経口摂取と併用されることが多いです。
中心静脈栄養は、消化管での消化が難しい方に対してポートを造設して行うもの。
一番生理的なのが、経口摂取、経口摂取は難しいけれども消化管での消化は出来る方には経腸栄養、
消化が難しい方には中心静脈栄養でしたね!
つまり、経口、経腸、中心静脈栄養ではこれら単体で生命を維持できるけれど、
末梢静脈栄養では完全に栄養量が不足してしまうんです。
そんなの分かっているよと思う方も多いと思いますが、
こんな栄養管理の患者さんってかなり多いんですよ。
こんな栄養管理を行った患者さんの行く末は…もう分かりますよね。
静脈栄養のみ一日500kcalなんて患者さんを放置してはいけません。
ただし、治療方針は患者・患者家族と医師で相談して決めるものなので、
頭ごなしに「先生栄養が足りません!」なんて言ってはいけません。
治療方針が決まらないと、医師も積極的な治療を行うことができませんので、
静脈栄養で様子をみている可能性があります。
カルテの記載情報や看護師さんに「先生から治療方針について聞いていますか?」
など情報収集に努めましょう。
積極的な治療を望む方向で静脈栄養のみなのであれば、
それは管理栄養士から最善方法を医師に提案する必要がありますね。
このように、管理栄養士が苦手である静脈栄養の分野にも一歩進んでいきましょう。
今はメーカーから輸液一覧表が出ていますので、参考にして、自分で計算が出来るようにしましょう。
薬剤師さんは輸液の専門家ですので、分からない場合は相談して教えてもらいましょうね。
そのために必要なことは何でしょうか?
経口摂取は、何キロカロリーの食事を何割食べたかというところから栄養量が算出できますね。
(しかし、この何割摂取、あまり正確でないことも多いので、注意が必要です…)
経腸栄養は、栄養剤の成分表示から栄養量がわかりますね。
そして、管理栄養士が一番気にしていないのが、静脈栄養。
静脈栄養には、中心静脈栄養と末梢静脈栄養がありますね。
中心静脈栄養は、それだけで一日の必要栄養量を充足できますが、
末梢静脈栄養は、それができません。
末梢静脈栄養は、栄養補給というよりは、水分や電解質補正の意味合いが大きいので、
経口摂取と併用されることが多いです。
中心静脈栄養は、消化管での消化が難しい方に対してポートを造設して行うもの。
一番生理的なのが、経口摂取、経口摂取は難しいけれども消化管での消化は出来る方には経腸栄養、
消化が難しい方には中心静脈栄養でしたね!
つまり、経口、経腸、中心静脈栄養ではこれら単体で生命を維持できるけれど、
末梢静脈栄養では完全に栄養量が不足してしまうんです。
そんなの分かっているよと思う方も多いと思いますが、
こんな栄養管理の患者さんってかなり多いんですよ。
こんな栄養管理を行った患者さんの行く末は…もう分かりますよね。
静脈栄養のみ一日500kcalなんて患者さんを放置してはいけません。
ただし、治療方針は患者・患者家族と医師で相談して決めるものなので、
頭ごなしに「先生栄養が足りません!」なんて言ってはいけません。
治療方針が決まらないと、医師も積極的な治療を行うことができませんので、
静脈栄養で様子をみている可能性があります。
カルテの記載情報や看護師さんに「先生から治療方針について聞いていますか?」
など情報収集に努めましょう。
積極的な治療を望む方向で静脈栄養のみなのであれば、
それは管理栄養士から最善方法を医師に提案する必要がありますね。
このように、管理栄養士が苦手である静脈栄養の分野にも一歩進んでいきましょう。
今はメーカーから輸液一覧表が出ていますので、参考にして、自分で計算が出来るようにしましょう。
薬剤師さんは輸液の専門家ですので、分からない場合は相談して教えてもらいましょうね。
2019年04月13日
栄養はトータルで考える
今日は、病院や施設で勤務する管理栄養士にとって重要な情報です。
栄養は、経口で摂取する栄養量だけで計算してはいけません。
栄養補給方法には色々な方法がありますね。
経口、経腸、静脈栄養など。
それらをトータルで見た時に、その方の必要量に充足しているのかどうかを評価する必要があります。
はじめのころは、経口摂取ばかりに目が行きがちかもしれません。
しかし、経口摂取は消化機能を出来る限り維持するためのお楽しみ程度のものであり、
実は中心静脈栄養で必要量を満たす栄養量が投与されている、なんてケースもあるかもしれません。
いずれにしても医師をはじめとする他職種と治療方針を共有しておく必要があるということですね。
今は電子カルテが標準になっているので、これらの情報はカルテを開けば載っています。
トータルの栄養が必要栄養量と比べて長期間不足しているのであれば、それは問題です。
栄養量を一気にアップしてしまうとリフィーディングシンドロームの危険がありますので、
徐々に栄養量をアップしていくのが普通。
なので、栄養量をアップしている途中に医師に提案してしまうと、
「今アップしている途中だから。」なんてお叱りを受けることになってしまいます。
そこらへんの塩梅について分からないのであれば、先輩管理栄養士に相談してみましょう。
その際には、体重の変化や検査値も一緒に確認することを忘れないようにして下さい。
そして、相談する際には、分からないながらも自分の意見を持ってから相談するようにしましょうね。
栄養は、経口で摂取する栄養量だけで計算してはいけません。
栄養補給方法には色々な方法がありますね。
経口、経腸、静脈栄養など。
それらをトータルで見た時に、その方の必要量に充足しているのかどうかを評価する必要があります。
はじめのころは、経口摂取ばかりに目が行きがちかもしれません。
しかし、経口摂取は消化機能を出来る限り維持するためのお楽しみ程度のものであり、
実は中心静脈栄養で必要量を満たす栄養量が投与されている、なんてケースもあるかもしれません。
いずれにしても医師をはじめとする他職種と治療方針を共有しておく必要があるということですね。
今は電子カルテが標準になっているので、これらの情報はカルテを開けば載っています。
トータルの栄養が必要栄養量と比べて長期間不足しているのであれば、それは問題です。
栄養量を一気にアップしてしまうとリフィーディングシンドロームの危険がありますので、
徐々に栄養量をアップしていくのが普通。
なので、栄養量をアップしている途中に医師に提案してしまうと、
「今アップしている途中だから。」なんてお叱りを受けることになってしまいます。
そこらへんの塩梅について分からないのであれば、先輩管理栄養士に相談してみましょう。
その際には、体重の変化や検査値も一緒に確認することを忘れないようにして下さい。
そして、相談する際には、分からないながらも自分の意見を持ってから相談するようにしましょうね。