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posted by fanblog

2019年04月13日

栄養はトータルで考える

今日は、病院や施設で勤務する管理栄養士にとって重要な情報です。
栄養は、経口で摂取する栄養量だけで計算してはいけません。
栄養補給方法には色々な方法がありますね。
経口、経腸、静脈栄養など。
それらをトータルで見た時に、その方の必要量に充足しているのかどうかを評価する必要があります。
はじめのころは、経口摂取ばかりに目が行きがちかもしれません。
しかし、経口摂取は消化機能を出来る限り維持するためのお楽しみ程度のものであり、
実は中心静脈栄養で必要量を満たす栄養量が投与されている、なんてケースもあるかもしれません。
いずれにしても医師をはじめとする他職種と治療方針を共有しておく必要があるということですね。
今は電子カルテが標準になっているので、これらの情報はカルテを開けば載っています。
トータルの栄養が必要栄養量と比べて長期間不足しているのであれば、それは問題です。
栄養量を一気にアップしてしまうとリフィーディングシンドロームの危険がありますので、
徐々に栄養量をアップしていくのが普通。
なので、栄養量をアップしている途中に医師に提案してしまうと、
「今アップしている途中だから。」なんてお叱りを受けることになってしまいます。
そこらへんの塩梅について分からないのであれば、先輩管理栄養士に相談してみましょう。
その際には、体重の変化や検査値も一緒に確認することを忘れないようにして下さい。
そして、相談する際には、分からないながらも自分の意見を持ってから相談するようにしましょうね。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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