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2022年08月17日

達成感

父親の脚はO脚のようになっていた。
痛くて歩くことがままならなくなり、真っすぐに脚を出すことが少なくなり立つことが精いっぱいになったからだろうか。
帰省している時に訪問PTさんが来た。いつもと同じトレーニング。歩く筋肉を動かしてくれている。
椅子に座って立ち上がるという動作を10回2セットする。前に帰省した時には父親の立ち上がるスピードが速くて驚いたのだ。
それがそのスピードよりかなり遅くなっている。手で座面を押して勢いをつけようとしている。この動作で鍛えられるのは大腿四頭筋か。

父親の大腿四頭筋に触れてみる。
間違いなく筋肉は落ちている。特に膝関節が悪い右脚。左脚はまだ筋肉がある。
家の周りを朝歩くのだが、杖を使わずに歩けることに喜びを見出している。痛い時は杖を付くようだ。
これは良くないことなのだろう。杖を付かないということが目標になっているのだ。だから自然と左脚に力が入っているのではないか。
自分が経験者だ。動いて力の入る右脚が頼りで歩いていた。結果、右腰への負担がかかり坐骨神経痛になったことは間違いない。

膝関節痛がなかった2021年の最初、父親は歩く歩数で達成感を得ていた。10000歩、12000歩と。
膝が痛くても無理をすれば治ると思っていたと思う。自分もそういう感覚を持っている。
そして膝関節痛。水が溜まっても歩いていた。
今は杖を付かないことに達成感を持っているのだろう。杖を付かないことが治ったという証しと思っている。解らないでもない。
杖を付いてでも正しい歩行をすることが大事なのだ。だがこれは父親が理解できるか。
気になるのは左脚過重による影響がでなければいいが。

先月くらいから週3のPTさんの訪問介護を変えていたようだ。
今は週1、その代わりにデイサービスに2回行っているという。今はコロナ感染の恐れがあるので中止だが。それが右脚の筋肉が落ちている大きな原因かもしてない。
デイサービスでは筋トレマシンがあるという。そんなもの知識のない老人は動かすだけだ。
その場に誰か指導者がいたとしても、このマシンはこう使ってここの筋肉を鍛えます程度の指導だろう。父親にとって本当に必要な指導は解っているPTさんしかできないのだ。
ただ解らないでもない。外が恋しい、外に出たいという欲求。だからデイサービスに行きたいのだろう。こればかりはどう考えていいのか悩ましい。

身体の状態。
お盆休みの間はほぼ外出しなかった。ずっと家の中でソファに寝転がってテレビだ。毎年少しは散歩程度はするのだが、この暑さでは外出する気がおきなかった。
気づいたのは動かなければ痛みなどが悪化しないこと。
昨日から出勤、そしてタバコロードを歩く。やはり調子がでない。歩いてはいるのだが力強さがないのだ。
調子の良い時の感覚は覚えている。今から走ろうかという状態だ。脚が軽やかで地面を踏みしめているという感覚があるのだ。しばらくはその感覚を感じることが無い。
もしかしたら腰を緩めているから力が漲る感覚がないのだろうか。自分としての達成感はこの走れるぞという感覚が持てることなのだ。
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posted by shigenon at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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