癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

父がお世話になった施設では

年々・・日に日に職員が減っている。

古くから働いていた職員さん達が

バタバタと辞めていく。

それは5年ほど前から

少しずつ加速しているようにも取れる。

しかし、だからと言って

経営に影響をきたしているような

ひっ迫した状況下にあるという訳でもなく

補充要因として新たな仲間としての

人材も加わっている。




こういう時

一番混乱しているのは紛れもない

現場である。

もともと人手が足りないという不満の

発生しやすい現場で活躍している担い手が

いなくなることで起きる混乱は

新たな不満を呼ぶ。

こういった負のスパイラルが

立て続けに続く中

経営陣は数を補うための作業に明け暮れるが

一時的に低下する現場の

作業効率を回復する前に

また一人・・また一人・・となってしまうと

もはや収拾がつかなくなる。

それでも退職という名の別れは

同時にどこかでは新たな出会い

となっているはずである。

事実、当施設にも新たな出会いが続いている

どの業界でも似たような現象が見受けられる

私の生きる製造業の世界も同様に

その問題を抱えている。

だからけっして対岸の火事ではない

施設長さんは頭を抱えているが

なんとか乗り切って欲しい

父が大変お世話になり

とても助けられた施設なだけに

私たち家族同様に

今現在も今後も助けられている。

助けられるべきご家族がいることは

確かな事実なのだから。


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