癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

転院したリハビリ病院の中でも

一番本格的な病棟に移ることが出来たS氏

胆石治療も順調に進んでいると推測できる

日曜日の時点では栄養点滴のみになっていて

食事も止められていた

ポカリスエットが解禁となったと微笑んでいた顔が印象的

本格的なリハビリ病棟に移ったという事は

少なくとも食事は再開している・・・だろう

S氏と父の容姿は全く違うが

栄養点滴だけで父の入院生活を想い出してしまう

脳疾患による入院と入院先

左半身の麻痺

リハビリとリハビリ病院

このすべてが同じという偶然

同じ地域に住んでいるから必然ともいえるかもしれない

父が他界した後に自宅に遺った介護用品

入浴時に重宝する介護用の椅子は父が愛用していたもの

全部で三脚ある

入浴、玄関、リビング

滑りにくい素材で造られていて、ひじ掛け付き

長時間座るとお尻が痛くなるのが難点だが

それはクッションでカバーしていた

クローゼットにはまぁまぁの量のオムツ

施設に寄付しようと思いつつも

父の想い出が色濃く残る施設に足を運べなくなって4ヶ月

気づけばオムツはまだクローゼットの中

そして今回のS氏の入院・・・

部屋にはオムツが並び、本人も使用している

リハビリが順調に行けばオムツとは一旦おさらばできる

望ましい結果が出なければ

オムツと付き合わなくてはならない

だとしたら・・・

偶然か、必然か・・・

我が家に遺されたオムツは

行き場を失っていたのだろうか

それとも・・・


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