2021年01月10日
富士山
富士山
近隣の温泉に生徒とのんびり浸かっていたら、新たにやってきた方が、「今日は富士山が見えるね」、と話された。
「え、富士山が見えるんですか?」
私は興奮して尋ねる。
富士山は「日本人の心のふるさと」とも言える存在。
古事記にも謂われる木花開耶姫が守る美しい山である。
私は幼い頃から、富士山の見えるところで育ってきた。
ほとんど東京で暮らしていたが、東京でも富士山が見えるところに住んでいたのである。
それが、北関東に移り、ここ十年、新幹線か飛行機に乗ったときしか富士山を見られずにいて悶々としていたのである。
近隣の山の上に行けば、見えることが分かっていたが、そうそう登頂できるわけでもなく、それも年に何度あるか分からない好条件のそろった日でしか見えないとあっては、半ば諦めかけていたのである。
だが、違った。
ここから富士山が見える。
私は、矢継ぎ早に尋ねる。
「どっちの方向ですか?」
「どのくらいの方向ですか?
「そんなに言うなら、見てきたら…。」
と言うので、私はそそくさと温泉をあがって、温泉のロビーに急いだ。
「出ちまうんかい?」
そう、呼び止められた声を制止して、私は慌てて西の空を見る。
果たしてロビーの全面ガラスの窓からは、思ったよりは遙かに大きな富士山が鎮座していた。
駐車場に出て、私は写真を撮る。
さっき、夕日の写真を撮った以上に、興奮してシャッターを押しまくる。
「富士山が、富士山が見える!
距離にして220キロ弱。
空気の澄んだ冬にしかなかなか見られないのだろうが、そこにはゴールデンアワーのシルエットに浮かぶ富士がくっきりと見えた。
次はシルエットではなく、日中にも見えるかチャレンジしたいと思う。
いいものを見た。
今年は幸先がよいスタートになった…。
近隣の温泉に生徒とのんびり浸かっていたら、新たにやってきた方が、「今日は富士山が見えるね」、と話された。
「え、富士山が見えるんですか?」
私は興奮して尋ねる。
富士山は「日本人の心のふるさと」とも言える存在。
古事記にも謂われる木花開耶姫が守る美しい山である。
私は幼い頃から、富士山の見えるところで育ってきた。
ほとんど東京で暮らしていたが、東京でも富士山が見えるところに住んでいたのである。
それが、北関東に移り、ここ十年、新幹線か飛行機に乗ったときしか富士山を見られずにいて悶々としていたのである。
近隣の山の上に行けば、見えることが分かっていたが、そうそう登頂できるわけでもなく、それも年に何度あるか分からない好条件のそろった日でしか見えないとあっては、半ば諦めかけていたのである。
だが、違った。
ここから富士山が見える。
私は、矢継ぎ早に尋ねる。
「どっちの方向ですか?」
「どのくらいの方向ですか?
「そんなに言うなら、見てきたら…。」
と言うので、私はそそくさと温泉をあがって、温泉のロビーに急いだ。
「出ちまうんかい?」
そう、呼び止められた声を制止して、私は慌てて西の空を見る。
果たしてロビーの全面ガラスの窓からは、思ったよりは遙かに大きな富士山が鎮座していた。
駐車場に出て、私は写真を撮る。
さっき、夕日の写真を撮った以上に、興奮してシャッターを押しまくる。
「富士山が、富士山が見える!
距離にして220キロ弱。
空気の澄んだ冬にしかなかなか見られないのだろうが、そこにはゴールデンアワーのシルエットに浮かぶ富士がくっきりと見えた。
次はシルエットではなく、日中にも見えるかチャレンジしたいと思う。
いいものを見た。
今年は幸先がよいスタートになった…。
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