店舗名も新しくなり、「A PIT AUTOBACS SHINONOME(ア ピット オートバックス シノノメ)
スーパーオートバックス TOKYOBAY 東雲店は、1997年6月にオープンし、当時は珍しかった最先端で洗練された大型店舗という感じで、自動車ブーム、カスタムブームの中、近隣エリアにある「オートウェーブ晴海点」(2005年閉店)と東京エリアで人気を二分していたのはクルマ好きの方には懐かしい思い出と思います。
深夜営業もしていたので、若かりし頃私もしばしば行っていました(汗
しかし、カスタマイズやドレスアップ嗜好の減少、自動車保有率の減少、ネット通販店の台頭などカー用品店は減少の一途をたどっており、業界最大手のオートバックスセブンも中古車事業、自動車ディーラーの運営、プライベートブランドの開発、amazonやTSUTAYA(CCC)との協業など、生き残りをかけた多角経営をしており、今回スーパーオートバックスの店舗自体を全面的にリニューアルを行ったようです。
今回、東雲店のリニューアルオープンということで、カー用品店としては珍しく、メディアにも取り上げられています。
業態的には、代官山にある「おしゃれTSUTAYA」に「ピットコーナー」があるというイメージで、マニアックで近寄りがたいイメージのあるカー用品店とは思えない構成になっており、大胆な路線変更にかなり驚きます。
■impress CarWatch
「スーパーオートバックス東京ベイ東雲」がリニューアル。クルマ好きも家族も楽しめる「A PIT AUTOBACS SHINONOME」内覧会
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1154642.html
■とよすと
カフェ・書店で居心地いい「A PIT オートバックス東雲」、子どもも嬉しい最先端のカー用品店が豊洲の隣にできた!
https://toyosu.tokyo/cafe/a-pit-autobacs-shinonome-open-event-report/
なんといっても店舗内に、カフェ(スターバックス)や書店(TSUTAYA BOOKSTORE)があり、その周りをカー用品がおいてあるという感じで、棚自体も低く、ごちゃごちゃ感がなくすっきりしていて、大変見通しが良いです。
書籍関係は、車関係を中心に充実しており、代官山TSUTAYA路線そのものという感じがします。
単なるカー雑誌だけでなく、車関係の書籍やビジネス書籍もちゃんとおいてあるのはいいですね。(旅行雑誌、ファッション雑誌、漫画等もあり)
プレオープンということもあり空いていましたが、ピット作業の待ち時間や、TSUTAYAで販売している本を持ち込んでカフェ(スターバックス)でくつろげるのはとてもいいと思いました。また、レジ前には簡単な軽食もありました。
また、作業風景が店内のモニターやスマートフォンからリアルタイムに見れるのも良いですね。
最近は汎用的なカー用品店での作業を敬遠して、特定車種を扱う専門店へシフトしているように思いますが、このような試みがあれば汎用の量販店で作業を任せるという方も増えるのではと思います。
その他、カー用品店はトイレも狭く、汚い印象がありますが、この店舗では最新の高機能・タンクレス式ウォッシュレット(TOTO/ネオレストDH2)を採用するなど、快適性にも配慮しているのが好印象で、しっかりコストをかけていました。
一方、カー用品店舗としてのアイテム数は非常に減少しており、従来のスーパーオートバックスを想像するとかなり肩透かしをくらいます。
たとえば、カー用品店の定番アイテムである「エンジンオイル」「バッテリー」「タイヤ」などはメインの店舗にはおいてありません。(別棟にあります)
しかし、よく考えたら今どき、これらのアイテムってあまり買わない、という方も増えたのではないでしょうか。
かくいう私も、ここ13年ほど、エンジンオイルやバッテリー、タイヤをカー用品店舗で購入したことは一度もありません。
カー用品は、洗車グッズやスマホ関係などちょっとしたメンテナンスや便利グッズ、アウトドア用品等が中心となっており、カスタマイズ系の占める割合はかなり減少している心象です。かろうじてエンジンオイル添加剤はありましたが、とても数が少なくなっていますね。
これだと、ちょっとしたホームセンターのほうが品揃えは多そうです。このあたり、従来のカーマニアは敬遠しそうな感じがします。
なんだかよくわからないカー用品が激減して、定番品のラインナップになった印象。
その他、カーナビやカーオーディオ、カスタマイズパーツ、マフラー/スポーツシート類は上層階に移動していますが、おそらくあまり足を踏み入れることはないのかなぁと思いました。オーディオ/ナビの標準化やカスタマイズ派の減少は止められませんね・・・
(カスタマイズパーツの種類も少なく、スバル系、86系、ミニバン系が多少おいてある程度)
その他、地味に嬉しいのが、「セルフ洗車場」が設置されていることです。このあたりではコイン洗車場は皆無ですし、ガソリンスタンドの洗車は苦手という方も多いでしょうから、嬉しいサービスです。(東京エリアのレクサス店は、洗車サービスを実施している店舗が多いのでそれが魅力でもありますね)
洗車スペースは4台分あり、スペースもかなり広いので大型車でも大丈夫ですね。
ICカードなどは未対応でコイン式ですが、5分間で300円とかなりリーズナブルです。
店舗の駐車場内なので、荒れることもなさそうですし、ぜひ末永くサービスを続けてほしいものです。
洗車後の拭き上げコーナーや、バキューム装置もあり、マナーを守って使えば非常に魅力的です。
ドリンクコーナーや今時珍しい喫煙コーナーも。
気になる「駐車場」ですが、もともとスーパーオートバックス時代からイベントスペースや中古車販売スペースで駐車場が減少していたこともあり、イベント時や繁忙期は駐車場待ちが発生していたので今回のリニューアルで増設するかな?と思っていたのですが、駐車台数は300台弱と、従来から若干減少しています。
ただ、駐車可能スペースが広くなったり、施設内のレイアウト見直しにより、駐車しやすくすっきりしているのは好印象です。しかし、このままだと駐車場不足の状態は続くような気がしてなりません。
立体駐車場はあまり変わらない印象ですが、見た目がだいぶ綺麗になりました。
1階の平置きスペースは、区画整理が行われ、一方通行化により駐車しやすくなっていましたが、プレオープンでも結構車が多かったので、正式オープンすると混乱するのではないかな・・・
なお、駐車場は1時間まで無料。その後は30分300円と、2000円以上購入で+1時間サービスと良心的な価格。
今回からタイムズ(パーク24)の経営ではなくなったようです。
なお、事前精算すると、ゲートが自動的にオープンする、ナンバー事前読み取り方式を導入しているので出庫が大変楽になりました。
カー用品店には珍しく駐輪場もあり。
スターバックスや書店のみの利用も可なので、平日の日中は主婦の方や学生の需要もあるかもしれません。
正式オープンは11月29日(木)とのこと、次の週末は混雑が予想されますが、オートバックスの新たな試みに注目したいところです。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
コメントありがとうございます。
正式オープン後はまだ訪問していないのですが、やはり価格は高い状態のままなのですね。
以前のように定期的にクーポン券を配布することもなさそうですし、クルマ好きの方がカー用品を求める店舗ではなく、新しいスタイルの店舗として考えるほうが良いように思います。
従来路線だと売上も利益も低下傾向にあったようですので、今後、同様のスタイルが他店舗に取り入れられるか注視したいと思います。
また、ピットサービスはオイルですらカタログメニューになり、値段も以前の2割増しくらい値上げされてました。 点検価格も値上げされてました。
全くもって残念なリニューアルあるですね。