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2020年06月11日

サイコロサイコ(完全版) レビュー感想 この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから

待望の「サイコロサイコ」完全版
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ブラッシュアップされた要素こそあれどベースは同じで、これまで配信されたタイトルはレビューしているので、追加されたグランドルート、IFルートのネタバレ感想です






追加ルートは蛇足じゃなかった?面白かった?などの疑問に答え、最初に結論を言うと…






とても満足できるゲームだった




完全版をやってこそ、「サイコロサイコ」です













まずIFルート。6人のヒロインのIFが描かれる。



カロンではなく巡漓じゅんぺーが書いてるが、カロンとじゅんぺーがディスカッションしたのかカロンの指示なのかは不明だが、あるヒロインのIFでは最良の判断をしたなと歓喜した。ここをちゃんとやってくれたことが本当に良かった






そしてもう1つ。カロンのゲームは謎の異空間が度々登場するが、大抵は存在を濁されてきた。




しかし今回、明確に異空間の真実が描かれた。



オチとしては結構安易というかフリーゲームじゃなかったら叩かれそうだが、私は意外と納得した。










まずクリアパスワード…











凄い名前だが、実在する草花なのね。花言葉とかよりも、元ネタは……妻か?






妻って誰だ?妻キャラなんていないけど?…と思ってたらまさかのだったね



「みことにっき」やまたろーをここで出してくるとは…












さてIFルート。一言で「IF」と言っても色々あるが、共通するのはどのルートでもヒロインが幸せになれたこと。優しい世界やね。



しかし本編エンディングが「彼女たちにとっては」ハッピーエンドというのも(奇しくも全く同じ文言をレビューに書いていたので)、分かる話だ








この手のIFシナリオはヒロインがまるで別人のようになることが多々あるが、「サイコロサイコ」は面白い事に、ルートによってはヒロインのキャラクター性が全く変わっていない。



だからお前サイコパスのままじゃねーかとなる




どこまでもタイトルに忠実だ





それでもボタンさえ掛け違わなければ、主人公と結ばれ、幸せな結末を迎えられるのだな









中でもやはり、災子ルートをあのエンディングから始めたのは、英断だった。ストーリーまで一緒だ




ずっとあの手を掴みたいと思ってたんだ。










災子というナチュラルボーンアヘアヘサイコパスお姉さんの本質を理解しつつ、受け入れるエンディングは本当に良かった。


安易なハッピーエンドには逃げなかった。選択肢をクリック出来ない演出も好き。




このシーンのめたろーくんは最高イケメン指数を記録している
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彼女達6人を幸せな結末へ導き、私は満足だ




さて、あとは7人目を残すだけだな





だがここで、画面は暗転……














え?







おいおいおい何かを忘れていないか、誰かを忘れていないか







このシリーズの真のヒロインは、七七でしょ!?






もう名前からして、明らかに7人目のヒロインじゃん…



一番好きなヒロインなのに…



七七へのフォローはないまま終わっちゃうのか??
(;゚Д゚)










……一瞬でそんな疑念が頭を駆け巡ったが、ここで七七ルート突入。ほっと一息




……








まあワイはカロンとじゅんぺーを信じとったけどな
(´∀`)

















「シリーズすべてに登場する唯一のヒロイン」である彼女と、世界の真実が明らかに






虐待を受ける彼女の言動は、余りに悲しくも切ない。






これじゃ「七七」じゃなくて「リョナ」だな
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終わってみれば「メンヘラフレシア」だけではなく「みことにっき」やそのシリーズの続編でもあった









評価B
75点




「サイコロサイコ -第四の出目-」「サイコロサイコ -第二の出目-」「サイコロサイコ -第五の出目-」「サイコロサイコ -第六の出目-」「サイコロサイコ -第三の出目-」「サイコロサイコ -第一の出目-」の連作を1本に。



そして更にグランドフィナーレ「第七の出目」を追加した、贅沢なゲーム。




通常1本ずつの企画ゲームをまとめてプレイするのも、ヤンデレ系ゲームとしては、またとないボリューム感を味わえますよ


この記事へのコメント
少なくとも私が見た中では、ちはなさんは一番がっつり読み込んでました。

もしIF才子が本性を隠しているのなら、あのストーリーは本当にブラックですね。

カロンは絵が可愛いので、女性支持は高そうです。不安定な女の子を描くゲームは、その傾向にある気がします。

アイドルとかも本当に人気のある人は同性人気も高いので、事の本質としては、カロンは尖ってるようで幅広く支持されてると見ています。ギャルゲーなのにこれだけ女性プレイヤーが多いのは、カロンくらいかも。
Posted by 管理人 at 2020年06月29日 20:25
 才子おねーちゃんが一番ヤバイ説……。

 私カロンガチ勢だったんですか(笑)ありがとうございます。同性のねこふじさんとヒロインズについ感情移入しちゃうのかも……。カロンの4割は女性ファンらしいですし。
 女の子(男の子)いっぱいなゲームって、同性の心が掴めるかも大事だと思ってるので、成功ですね。
Posted by ちはな at 2020年06月29日 15:32
お姉ちゃんと重音の真の関係は、絶対にそうだと思います。尺の都合上カットされたのか相当ふわっと流されましたが、お姉ちゃんは重音に憧れやライバル意識、嫉妬心を持ってるのは間違いなさそう。

ただ災子は本編もIFも全く同じキャラクター性とストーリーでしたが、才子(お姉ちゃん)は本編だと本当に重音を見下しているのでしょうね…。

絞殺される直前に見せた姿は、IFで見せた優しいお姉ちゃん像とはまるで重なりません。なので才子に関しては、もう本当に「何もかもIFだった」のでしょうね。そういう意味でも異質なストーリーでした。

もし才子IFが「実は本編と同じキャラクター」で腹黒だとしたら、ブラックすぎる…。


このシリーズに関わるスタッフは何故か全員女性だと思ってました。これだけ女の子女の子なゲームだと、作者に女の子の引き出しがないと厳しいでしょうし。


さすらうように現れては「異様に鋭いCHARON論、考察を語るCHARONガチ勢」というのがちはなさんへの認識なので(今度は父親が主役になりそうという話まで当たってたし)、スパンなんて気にしないで下さい。このブログも相当ゆるくやってますしね。
Posted by 管理人 at 2020年06月26日 21:28
 なかなか返信できなくてすみませんでした(汗)

 「サイコ同士を足したら七七さんの人格」説、素敵ですね!大勢に認知されたい祭子さんとめたろーだけいればいい骰子さん、めたろーラブの斉子さんと七七にべったりの罪子(あと七七が浮気するかしないか笑)、健全な関係の火災子と終始イチャつく先生とで、対になってますよね。七七さんの役割は、サイコーずにとって煩わしい、理解できない存在かな。
  雪丸みたいな友達がいたらなあ……って夢想してたんだろうなあ。 

 唯一の良心w骰子さんは本編でも幼馴染に危害を加えてないんですよね〜。めたろーに心中を提案しなかったし。ねこふじさんのキャラは、平気で人を巻き込む奴らだから珍しい。
 
 重音ifが一番幸せそう。実は「お姉ちゃん」も重音にあこがれ、嫉妬してたんじゃないかな、と思ったり。ただ見下してたら、友達づきあいはしませんから……。

この前作者さんが女性の方だと知って驚きました。男性にしては女子力高いと感じてたので、腑に落ちました。イメージキャラのうさちゃん、可愛らしいアクセサリーや小物、線が弱い美少年、カラフルな色使いなど。あと「こんな女いないっしょ」と覆すオチは女性ならではかも。女性でも下ネタとか女の子が好きな人は多いですからね〜。

「みことにっき」や「つきみプラネット」、現実のめたろーたちも誰かの夢の話なのかなー。
Posted by ちはな at 2020年06月26日 20:45
ちはなさん。

6人のサイコ達は、まさに七七の深層心理が反映された存在だと思います。

同様にシリーズによって七七のキャラクターや設定が違うことも関係ありそうです。

雪丸は七七の理想の親友像なのかな?

オチを知ってからだと、七七が死んだり自滅するエンディングは、本人の破滅願望、自殺願望から来てると納得しました。

作中でも「サイコロの裏表は必ず七」とあるので、一の目の裏が六の目で「斉子+罪子=七七」。

同様に「才子(二)+災子(五)」でも七七本来の人格に近づくのかな?と考察なのか思い過ごしなのか分からない思い付きをしました。

それぞれのゲームで、七七が2人のヒロインにはないキャラクター性を補足するようなキャラクターになっている事は、関係ありそうです。

骰子はサイコ軍団唯一の良心でしたね(笑)。緑髪キャラは案外まとも。

ifの先生は私もお気に入りです。異質な話でした。このストーリーだけ、本来はヒロインたるはずの重音が、主人公と無関係な人物のまま切り捨てられ、だが最後に報われる……という流れだからでしょうね。

主人公と結ばれるのも、主役も本来の「お姉ちゃん」ですし。偽者は偽者のまま。
Posted by 管理人 at 2020年06月14日 15:26
 サイコーずはみんな、七七さんの分身だと思いました。1が「めたろーを誰よりも愛してる」、2が「私だけを見ていてほしい、誰かを癒したい」、3が「恵まれている人が憎い、嫉妬してる」、4が「両親に復讐したい、認められたい」、5が「同情されたい」、6「依存したい」……みたいな。最も七七の闇を反映してるのが1さんで、メタ発言と身体の傷と、彼女がメインヒロインなのはそれでか、と腑に落ちました。まつりさんたちは、サイコーずの理想のお母さん像か憧れの姿かな。

ifは、骨子って本当に優しい子だったんだなあ、とびっくり。雪丸とも仲よさそうで良かった。火災子の本性を受け入れたように、1さん編で「斉子のブラックなとこも好きなんだ!」と豪語するめたろーも見たかったです笑 ifは先生、災害子、罪子さんの話がお気に入りです。
雪丸はifに必ずいるし、他の作品にも出演するから、主人公をハッピーエンドに導くナビゲーターなのかもしれませんね。
Posted by ちはな at 2020年06月14日 14:33
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