うーむ…
こんなに良く出来た千文字喫茶作品、久しぶりじゃないでしょうかねえ…
りくとは小学校からの下校中、毎日あとを尾けてくるストーカーに嫌気が差していた
一体何の用なのか、何故声をかけてこないのか…
尾行から始まるストーリー
まぁ序盤だけ読むとまるで恋愛もののようだけれど、ストーリーはあらぬ方向に飛ぶ
ああ、こういう話なのか、これ…と
そして明るみになる、りくとと少女の関係性と、少女の目的…
声をかけてこなかった訳…
タイトルの「消えない宝物」とは、なんだったのか
この短いストーリーのなかで、連続して謎が紐解かれるのは、爽快感がありました
掌編なのに、伏線も張られてるしね…
クリア後に変化するタイトル画面も予定調和だけど、よかったなぁ…みたいな安心感があった
……
千文字喫茶……というか掌編ゲームはいわば、「読み切り漫画」。
…だからそこでストーリーは「終わり」なんだけど…
初めてかもしれないですね、「この物語の続きを読みたい」と思ったのは…
そのくらい素材の良さもありました
「昔」とやらの話も、××したキャラの真意も、結局謎のままだしね。そもそも登場人物の年齢からすると、「昔」といっても最近だろうし。
評価C
65点
起承転結も序盤の掴みも上手で、非常によく出来た掌編でした
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