隠しエンド1は、真琴エンドかあ…
髪型が微妙なキャラが髪を降ろすと、可愛いという王道
彼女を裏切って、彼女の友達と浮気する話
前書きでフリゲでしかできない、泥沼、etc…とかなり強く煽ってたが、そこまで泥沼でもないと思った。
内容的にはえぐさよりも、仄暗い、青春の1ページという感じだ。
「リバゲ」のほうが鬱ゲーだった。
あれはヒロインが主人公を裏切って、殺して、主人公よりハイスペックな親友と付き合うのに、でもそれを隠してる…
親友はいまも主人公の死に苦しんでる…自分の恋人が殺したとも知らずに…って流れが強烈だからね
あのエンディング、実は私はかなり好きだ
あれがなければ、「リバゲ」はただのデスゲ系になっていたと思う
フリゲの制作路線は、大きく分けて、2種類
「これが本当にフリゲ!?」と驚かれるような一般ゲームと見紛うクオリティのものか、「これはフリゲでしかできないよね」と驚かれる、独自性の高い奇を衒ったもの(趣味性の高いもの)か…
本作は、後者だよね
蛇足と批判されているが、作りたいものを作れるフリゲに於いて、蛇足ではない。
本作で懲りずに同じことをやってるので、日和らないスタイルには好感が持てた
NTRられるのが、愛歌じゃなくて悠人なんだね。
私はこのゲームの主人公を悠人だと思ってたんだけど(3話以外、ほとんど彼の視点だし。一部EDが愛歌視点なくらいかな)、設定的には、愛歌らしい
なるほどたしかにこれならNTRだ。
これだけ甘酸っぱい恋愛を描いておいてヒロイン(愛歌)が寝取られたら鬱だなあ…と思っていたが、ヒロイン(悠人)が寝取られたわけね
男性目線的には、ダメージはなかったが、女性プレイヤーには、きついシナリオかもしれない。やっぱりプレイヤーというのは、同性に感情移入するものだし
隠しエンド2はかなり短いのだが、愛歌が闇落ちする過程をもう少し描いて欲しかった。作中でドールや殺人衝動が描かれてないので、唐突感あり。
アナザーエンドは、キングと花恋の恋愛…
汚い恋を知り過ぎてしまったキングと、汚れながらも恋を知らない彼女の恋愛は、瑞々しいね
キングが恋愛にかなりアクティブなんで、見てて苛々する要素もないし、主人公にはない積極性だ
…隠しエンド1…
本編との逆なんだよね。本編では愛歌が悠人を屋上で振ったけど、隠しルートでは逆
彼の為に生き残ろうと、想いを募らせていくシーンが切なかったね
まあ一見すると、そんな彼女を裏切ったように見えるんですけど…
これ、悠人くんと真琴は悪くないっすね
なんでかっていうと
そもそも悠人くんと愛歌は、付き合ってすらないんですよね
あくまで恋人のふりをしているだけ。性行為どころか、キスもしてないから、実際には恋人のふりすらしてないんすよね
しかもそれは、愛歌が一方的に、無理矢理つき合せただけ
これだけでも悠人くんは全く悪くないんですけど、しかも今回は愛歌自身が「本当に好きな人が出来たら別れましょう」と言ってるんですよね
もしこれが悠人くんから言い出してたら彼が悪いんですけど、全ての原因は愛歌にあるので、やっぱり悠人くんは悪くないっすね
更にいうと、悠人くんは振った愛歌に、最大限配慮をしてるんすよ
傷付けないようにと、真琴と付き合ったことも伏せてた。親友のキングにさえ、詳しくは言ってない
でも愛歌がストーカーという卑劣な行いで、それを無理矢理つきとめた…
そして妻と義理の妹を殺され、お腹の子まで奪われた…
もうこれは悠人くんは、完全に被害者っすね…
しかもこのとき、愛歌は23歳くらいで、もうとっくにJKでもない、結構いい歳なんすよ
ゲーム開始時の悠人くんと同じ17歳になる時には、愛歌は40過ぎのおばはん
17の時40のおばさんとやらされるって…
これはもう、悠人くんの息子も被害者っすね…
というか…
女の子を振るって、結構勇気がいるんですよ
こんな非情な決断を下すのは、凄いと思うんですよね
悠人くんを尊敬してます!
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「セクハラ」です!
これほど筆力のある才能溢れる作者の人間性が疑われる隠しエンドのネタは、人間性を疑われた事もない、「天使が服を着て歩いている」「服で翼を隠している」と称される私としては、どんなにえぐいのだろうと、とても楽しみです。
コメントありがとうございます。演出は気合を入れて頑張ったので嬉しいです!
隠しエンドのネタは、いつかお披露目しようと思います。
なかなか隠しエンドのような内容は好き嫌いが分かれるので、そのあたりの調整が難しいんですよね…。
性癖の件ですが…一つ弁明すると、シーンが単調になりがちな時にメリハリをつけるという意味でヒロインに一肌脱いでもらってます(特に第三章)
私としては性癖とは考えていませんでしたが、言われてみればそうですね。毎回誰かしら脱いでますね。
管理人さんの記事を読む度に、自分の新たな性癖に気付かされます(笑)
遊ぶフリゲを探す時は、管理人さんの記事を参考にしていることが多いです。そしておすすめのゲームにハズレがないのも凄いです!
作者である前にこのブログのファンなので、無理ない範囲で続けて頂けたらとても嬉しいです。
その為だったら、下のセクハラまがいのコメントにも目をつぶります(笑)
ありがとうございました。
フヒヒヒヒヒ…っ!フヒュヒュヒュヒュ…っ!
シンちゃんはエッチ…っ!
シンちゃんはエッチな子だねぇ…っ!
指摘は異様な鋭さだと感じました
作者なのに私より詳しいみたいな…
たしかに川澄シンヤさんの絵は多作じゃないのに分かりました
なんでだろ
作りたい物を作れるのが、自作ゲームの一番の美点だと思います(ただし、それが評価されるかは別問題ですが)
絵は随所に努力の跡が垣間見えましたが、アニメパターンの実装と演出が好印象で、動きのある絵や、終盤、画面構成が変化し、スチルだけで進むのは、印象的でした。
でも画力が上がった事より、1度ゲームをプレイした人なら「この絵はあのゲームの作者だな」と分かる、特徴的な画風である事のほうが強みだと思います。
「リバゲ」では強引にヒロインのコスプレシーンが入ってましたが、今回も無理矢理に水着シーンが入っていたので、「やはり前作と同じ(性癖の)人が作っている…」「この人また脱がせてる…」と強く実感しました
ED2は短いものの、「ヒロインが闇落ちした事自体は、濁さず描写した」ので、もうあれでいいと思います。人間性が疑われるレベルのハードシナリオのネタは、後々の隠し玉に取っておいた方がいいかもしれません
「リバース・ゲーム」に続き、レビューを書いて頂きありがとうございます! いつも細かいところにまで気付いて(突っ込んで)くれるので、大変参考になります。今回も楽しく拝読しました。
リバゲの隠しエンドで「これはやりすぎてしまったか…?」と少し後悔していた時に管理人さんの記事を読み、「もっと自由に作っていいんだ!」と勇気を貰いました。絵に関しても、自分なりに研究して努力しました。その成果が出たようでほっとしています。
また、キミカゴの隠しエンド2ですが、始めはあの終わりの後にストーリーを繋げるつもりでした。ですがあまりにも酷すぎる(作者の人間性が疑われる)結末になってしまうため、あの終わり方になっています。…ただ、少しでも需要があれば追加することも検討中です。
このたびは本当にありがとうございました!