往年の名作アドベンチャー『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』をオマージュして作られたADV
まず絵が荒井清和そっくりで驚いた。
ファミ通クロスレビューの絵の人が一番通じるだろう
そしてキャラデザが「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」に激似で2度驚く
ハチはケンだし、続編のヒロインらしきキャラクターも、まんま珠海だ。再現度以前に、ここまで似せていいんだろうか。
さて肝心の内容だが、タイトルの通り、殺人事件の謎を解く!な推理ADVというより、歴史、観光のトラベルミステリといった感じ。
古典的で、昔の作家が書いていたジャンル
オホーツク感は、見た目ほどにはなかった
主人公であるボスは若手刑事のハチを引き連れて事件を捜査するのだが、結末や妙にファンタジーな歴史ミステリといい、推理に期待していると裏切られるかもしれない。
そしてプレイヤーキャラはボスなのだが…
実質、主人公はハチだよあなこれ…
ボスは活躍できないので、そこも盛り上がりに欠けた。
ストーリーはもう少し整理するか、練り込めたと思う。観光要素も、背景が加工されているので、どうにも映えない。
刑事もののラストとはとても思えないエンディングも、人によっては冷めるかも。
選択肢で分岐するシーンも作りかけなので、続編や完全版に期待したい
尚クリア後などには続編の予告が入るのだが、どう見ても前科2犯のハゲがいる
評価D
50点
どうにも説明文が多すぎて、ミステリーアドベンチャーとしての面白さに欠けました。
絵は綺麗だしトラベル要素があるので、このジャンルに興味がある人は、やってみては。
【閑話】
今年も残すところ、後僅かですね…
完成できなかったフリゲ、同人ゲーが結構あり、血怨三章や甘垂宇津の新作に至っては、ボツになってしまい、残念。
作者が2018年の完成を目指すといっていた学園フラット2完全版は、なお、まにあわんもよう、ダメみたいですね状態…
こうなったらもう完成度重視で、じっくりやって欲しいですね。
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