現実的な世界観も(髪の毛の色はファンタジーだが)、女性主人公も、作者のゲームでは初ですね。
▼夕暮れの教室で告白を画策する男女…
だがお互い素直になれなくて…
という王道モノ。
▼もうね、あざと過ぎるくらいにあざとい展開が多くて、ニヤニヤしてしまう。
私は男なのだが、なんと攻略対象である男性キャラにニヤニヤしてしまった。
普通男性がプレイすると女の子の可愛い挙動やセリフにニヤニヤしてしまうものだが、驚くべきことに男性キャラにニヤニヤしてしまった。これは初めての経験かもしれない
「君に届け」で風早くんが可愛い様子を見せるシーンでも、「女性読者はこれで喜ぶんだろうなあ」程度に静観していた自分でさえ、だ。
そのくらい破壊力がある。多分女性がプレイするとニヤニヤ爆発する。
作者が男なら、このセンスは凄いね。
▼乙女ゲームだが、クリア後に男性主人公も選べるので、男性でも自然に遊べると思う。
ストーリーは半分同じ
女性主人公では、男にさえあれだけニヤニヤできたなら、今度はさぞやニヤニヤが止まらないシナリオなのだろうと期待したが、意外なことにやや大人しいトーンのシナリオなためか、ニヤニヤできなかった。
恋愛と無関係な話が大半だしね。
でも当然ながらこちらのほうが感情移入できたな〜。
▼キャラも可愛いです。
最初は余りの悪人ヅラに、汚いウェイト君と汚いお嬢様(「籠の町」の主人公とヒロイン)とか思ったけど、そんな事はもう忘れました(覚えてるじゃねえか)
背景素材を画風と統一したのも、違和感なくて良いんじゃないかと。
▼エンディングは4つあり、エンド2とエンド4がお気に入り。
手が赤くなるってどんだけ照れてるのか(笑)。何気に新しい表現かも。
評価C
60点
良く出来たラブコメノベルでした。
ヒロインはリボンが強調されてる割に、特に意味が無いアイテムでしたね。
男っぽく装ってても実は女の子な自分を意識してる…ってなシーンがあれば尚よかった。
【このカテゴリーの最新記事】