遠いむかし。
友だちに呪文をかけられた。
「クリスマスを一人で過ごすなんて、世界の終わりだよ」
毎年なんとか世界の終わりを防いできたけど、
社会的に孤立してきたので、今年はなんだか無理そう。
そんな折、バイト先のお客さんにクリスマスに誘われて―――
▼ウィンドウズ95時代のゲームっぽいなあ、というのが第一印象。
グラフィックセンスとか、切替の演出もその時代のゲーム風。
▼キャラクターの絵が1,2色で、独特の雰囲気がある。
衣装もシーンによってちゃんと変わる
音楽も相俟って独特の雰囲気がある
▼高校時代のトラウマにより、クリスマスを独りで過せなくなった女性の物語
その所為で、常にマスクを着けてる。
これもう半分歌い手だろ
▼退廃的なテイストで、ありがちなリア充爆発しろノベルに見えて実は前向きなストーリーで、イイ意味で裏切ってくれた。EDは爽やかな読了感
とはいえ後ろ暗いシーンも結構ある。だが、職業差別とまではいかないが、フリーターのコンビニ店員という設定を生かしたシーンがあり、面白かった。
文章表現も上手いです。なかなかに読ませる
▼乙女ゲーチックで、攻略キャラは同僚のオリベと、突然クリスマスに一緒に過さないかと誘ってきたマナザキ。
どちらも選ばないボッチエンドもある。
後日談までエンディングを全て見たが、どのシナリオも非常に面白かった。
OMAKEではオリベが悪魔という予想外の設定に驚くが、「下級生」とか、それこそウィンドウズ95時代のゲームはどれもこういう超展開が多かった
マナザキが心を読める能力者というのも、マナザキEDに納得できて寧ろスッキリした
一番良かったのはボッチエンドからの後日談かな。ボッチエンドであってバッドエンドではない、主人公が過去を払拭し成長するというのが実に良かった。
主人公が笑顔を見せるのも、グランドフィナーレなのもこれだけ。
そして新しい物語に続く。
この後の三角関係はどうなるんだろうね。
悪魔の力でマナザキの好意を主人公に向けたオリベだが、その所為で負けたらマヌケだよね。
▼日本語の誤用や誤字脱字などが多かったのは残念。
おぼろげ、かな?
キャラクターによってテキストカラーが変化するのはいいのだが、」が色違い
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評価B+
75点
かなりの良作、おすすめです。乙女ゲーだがベタベタの恋愛でもないし、男でも楽しめた。
キャラクターはオリベがお気に入り。店長との会話シーンに笑っちゃう。
店長はなんて名前の悪魔なのかしら…
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