とある日、別世界に迷い込む
そこは毎朝線香をあげていた妹の仏壇が無く、何かが異なる世界だった…
というSF系妹ノベル。
妹をヒロインにしたゲームはギャルゲーっぽいノリ、またはそういった軽いノリから徐々にシリアスになっていくパターンが殆どだが、本作は珍しく、お笑い要素、一切無し
最初から最後までずっとシリアス
テキストもゲームノベルより小説に近いので、淡々としている。
こういう雰囲気のゲームって、2000年前後に結構あったけど、今じゃ殆ど無いよね。
多分ラノベが流行った影響で、ゲーム業界でも、軽いノリの作品が増えた所為だと思う。
だが本作は終始低いテンションで進むので、なんだか懐かしい気持ちでプレイ出来た。
ストーリーはこの世界の真相は?
主人公を夢の世界(もうほぼ答えじゃねーか)に誘った、エヴァのカヲル君をパクったみたいな謎の少年松川の正体と真意とは?
という謎でプレイヤーの興味を引きながら展開する
終わってみればこれは妹ゲーの皮を被った主人公の成長物語だと思うんですよ
終盤妹は登場せず、妹や家族に関する掘り下げは殆どない。
んで、主人公と松川の愛憎劇(!?)になるんだけど…
松川の主人公に対する熱い想い…
これもう半分松川がヒロインだろ
まあ松川がヒロインは言いすぎにしても、剥けた皮の半分くらいは松川がメインでしたね
評価C
60点
オチは、END ROLLに似てたかな。
だがEND ROLLと違い、ラストシーンはとても晴れやか。読了感が良い。
昔ながらのノベルゲーが好きな人に、おすすめです。
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