マザーを意識してて、なかなか可愛い。だがマザーを意識した他のパロディゲーム同様、斜め歩きができないので物足りない
他にもマザーを意識した部分があり、敵を倒すと〇〇円で話をつけた!とまるでカツアゲのようなことになっている(タナカが親友スズキに「お前がカツアゲなんてするなんて」といってたが、人の事はいえない)
エンカウント率が高すぎるし、敵を倒しても得られる金が少なすぎて装備を殆ど買えない。ラスボス戦まで初期装備のキャラまでいた。
しかも最初のダンジョンで宝箱が出てくるのに、なぜか以降のダンジョンには一切出てこない。
よってゲームバランスはやや悪い。雑魚敵を倒しレベル上げをしないと、ボスにもまず勝てない。お使いの連続も面倒臭い。
RPGとしては面倒臭い部類に入る。
シナリオは春休みを過ごす少年タナカが小さな町の出来事に巻き込まれ、最後には異世界からやってきた勇者とともに魔王を倒す物語
仲間として化け猫と幽霊がいるが、主人公以外には見えない設定なので、会話シーンに参加するのは主人公のみ。(なのに戦闘では敵が攻撃してきたり、こっちからも攻撃するのはどういう事なんだろう…)
魔王の正体が親友のスズキであることが判明し、ラストバトルで主人公が魔王側につき、勇者がラスボスになる展開はなかなか面白かった
だが、このストーリー、マザーをオマージュするあまり、はっきりいってしまうとオチはほぼマザー3のパクリ。
マザー3は滅びた世界から逃げ出した人間たちが役割を演じている世界というオチだったが、このまちでは魔王スズキが力を使って魔物を人間にし、役割を演じさせているというオチで、ほぼ同じ。何か工夫が欲しかった。
だが、町の人間が全員魔物だったというオチにはやや驚いた
タナカがガーゴイルなら、サクライはセイレーンか。そしてガーゴイルの子供はどこにいるんだろう…(ガーゴイルの妻も出てこないし)
勇者の設定が物語の勇者ではなくゲームの勇者であるのを見ると、結局この世界そのものがゲームの中の世界というオチっぽいなあ。
タナカが17歳ではなく170歳ってのは地味に驚きだ
気が向いたらクリア後も遊びます
評価C
60点
余談だが作者手作りの、春休みのしおりを意識した攻略pdfが非常によく出来ている。
攻略本まで自作するとか凄い。むしろゲームよりこちらのほうが良く出来ている
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