今回はみんな大好き、ふりーむ!について。
例によってオチはないし……実を言うとこの問題、取り扱うか迷った。
騒ぎたいだけの滑稽な野次馬が多過ぎるので、取り扱った時点で同類と見做されてしまう危険性がある。
スルーしたほうが絶対にクールだろう。
…だが、どうしても触れないといけない理由があった
それでは本題に入りたい。
▼ふりーむ!の過剰な規制が小さな火種から始まり、遂には燃え広がったようだが……
……
これについてまず言いたいことは…
キミたち遅いよ。
俺はガイドラインが改訂された時から、ずっと指摘してるのに。
ほら、全部俺の言った通りになったでしょ?
ねっ、ふりーむ!、炎上したでしょ?
その事について、ド派手にイキリたい(俺が予言者だぁ!みたいに)
これこそが私がこの問題を記事にした理由であり、主張の9割は完遂。
クールとは程遠い理由である。
▼最初の指摘から、もう10作以上もふりーむ!に掲載拒否されたフリゲを見てるからね。
最近レビューした「私はかたまり」もそう。
作者が【18禁指定された問題作】18禁要素があるとしてふりーむ!で公開できずフリーゲーム夢現で公開といったツイートをしたが、
現実には問題作でもなんでもなく、ふりーむ!が過剰に規制しただけの話(このツイート自体が皮肉かもしれないけど)。
▼ふりーむ!は、「18禁」の定義がおかしいよね。
CSではCERO B程度に該当するフリゲを、CERO Zと言い張ってる。
フリーゲームという元々狭い、「好きな人しかやってない」コミュニティに於いて、過剰な規制だと思う。
高齢童貞、高齢処女の性への潔癖症のようで、なんとも気持ち悪い。
……
………
…
でも…
たったそれだけで手のひら返してふりーむ!そのものを叩く層も、かなりダサいよね。
キミたちだって、散々ふりーむ!でフリゲをDLしただろうに。
これは全く別の事、分けて考えるべき問題と分かってない人が多い。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いなのか、
元々ふりーむ!に不満があった人への決定打になった背景もあるんだろうね
この炎上自体、ふりーむ!の信頼度が高ければここまで燃えなかったかもしれない
▼だがふりーむ!のお陰で出会えたフリゲは数知れないし
同社が長年行ってきた、フリーゲーム普及への絶大な貢献を考慮すると、私はたったこれだけで批判する気には、到底なれないね。
類似ビジネスをやってる知り合いの苦心を見てきただけに猶更。
どの企業にも少なからず起こり得ることが起きた、程度に認識してる
私が意見するのは、あくまで過剰な規制に対してのみ。
ただただ愚策と思ってるので、早目に弁明を伺いたい。
▼仮説を2つほど挙げると、ふりーむ!はDLサイトである前に一企業なので、やはり広告ビジネスをするにあたって、年齢制限に抵触するコンテンツを配置できない事情があるんじゃないかな。
大きな会社ではない上、
広告収入が利益の何割かをしめているなら、こうするしかなかったと。
立ち上げ当初、広告は余り張られていなかったように記憶してる。
今はもう何にでも広告が張られている時代で(プレイの合間どころか、プレイ中にさえCMが入る時代)、インターネット事情の変化による、サイトの変貌だね。
もう1つは、クレジットカード会社との兼ね合い。
ニコニコで一部マスターカードが利用不可になったが、ふりーむ!にもその波が来たんじゃないかな。
だとしたら今後は他社でもニコニコやふりーむ!と同様の事が起こる筈なので、解りやすいだろう
企業の目的は存続と発展であり従業員やその家族を食わせないといけないので、今回の件は仕方ないだろうと、一社会人としては解釈した。
あ…ふりーむ!はユーザーより家族を取ったんやな…、って。
もしそうだとしたら、なんとも悲しい。
本来の文化圏とは関係ないところで、規制が強化されてしまったんだから。
だがフリーゲームはインターネットゲームとほぼ同義なので、いつかはこうなる運命だったのかもね。
今にして思えば、ニコニコ系列とはいえあそこまで自由だったアツマールは凄いよ。
アツマールが閉鎖した所為で、ふりーむ!に過激なゲームが集まった影響もありそうだ
▼私がフリゲを作ってた時代と今は、環境が全然違う。
現代の製作者ならではの悩みがあると思う。
当時はCSではまず通らないような表現や作品が、ノンプロのゲーム製作という事で、問題なく通っていた。
…通っていたと思っていたが、「お目こぼし」でもあったのかもしれない。
私はそんな時代のフリーゲームが大好きだが「規制は絶対にゲームをつまらなくする」「フリーゲームは昔より今のほうが面白い」という二律背反を抱えているので、今後、この規制で自分の中の評価がどう変化するのか楽しみだね
▼Aboutにも記載してるけど私は元々フリーゲームや同人ゲームの製作者で
このブログを立ち上げてからもフリゲ、エロゲ、スマホゲーを作ったけど、
意外なことに(?)規制とはほぼ無縁。
知識のある人がチェックしてくれたというのもあるが、スマホゲーは想定より緩かった。
先日「今は駄レビューが多すぎるからプレイヤーがレビューを取捨選択する時代」と書いたが、製作者がプラットフォームを取捨選択する時代でもあるんだろうね。
昔よりずっと選択肢が広がった。
棲み分けがより一層広がりそうだ。
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