今回もストーリーが大変面白かった。
シービーは、自由人なだけで精神性が割と普通の女の子だった。
トレーナーに予想外の言葉を投げかけられれば思考は停止し、照れてしまう(必死な照れ隠しが可愛い)。
勝手気ままなようでトレーナーへの信頼は厚く重く、事あるごとに「アタシたち」と一括りにする。パートナーシップは強い。
超然としてはいるが、凡人でもあるかもしれない。
凡人というか、悪い意味で本当に普通の女の子。
マルゼンスキーやシンボリルドルフと同格みたいな雰囲気出してるけど、明らかに格下。
ルドルフよりデビューが先ではあるが若いだろうし、家柄も金持ちではなさそう。
待望の実装だというのに今一つ反響が乏しいのは、そういうところじゃないか。
2年もかかったので、かなり勝手に妄想を膨らまされたんだろう(その点、ターボはブレなかったな)。
もっと、とらえどころのない女の子をイメージしてたんじゃないだろうか。
…
▼そしてそんな理想や理想の押し付けこそが、まさかテーマだとは。
シービーに理想を押し付けていた茶髪の青年は、出番や台詞の多さもさることながら、このゲームのベストモブだろう。
とてもモブとは思えないくらいキャラが立っているし、シービーとの絡みも多く、主人公……になり損ねたような奴だ。
…
リアルだと思うほかなかった。
現実で自分の何十倍、何百倍も年収があるプロスポーツ選手や芸能人を応援する人の心理って、こんなところじゃないか。
少なくとも、彼についてはノーマルエンドで答えが出ている。
▼三冠馬として君臨するも追込と(私は差し育成したが…)あの性格のため安定しないシービーがルドルフに新たなる神話として取って代わられたのは、リアルすぎる。
ストーリーを体感しながら、まさにその予感があった。
作中の時間経過が被っているし、これは比較対象になるぞと。
だからウマ娘の理想となるべく邁進するルドルフと、高尚さもなく、ただ自由に走る、好きだから走りたいというシービーの比較はもっともストーリーが面白くなる要素だった。
常に強大なボスキャラであるルドルフが真逆の価値観をもって猛追してくる後輩というのも、斬新だった(年代設定に拘るなら、レースにルドルフ以降のウマを出さないくらいの演出が欲しかった)。
親友で価値観の近いマルゼンスキーでは、こうはいかないだろう。
▼もう一人のライバルであるカツラギエースも熱い女。
もう何度も書いているが、私はシービーのように既に完成されているより、エースのような未完成でも大きな伸びしろがある子のほうが好きなんで、実装したら確実に回すだろう。既に育成したくなっている。
…でもトレーニング施設すらない田舎だから成長できなかったって……
それをいうなら、スペシャルウィークはウマ娘は自分だけで練習相手もいないし、チームすら組めなかったんだけどね…
▼シービーの父がトレーナーで、母が担当…衝撃の事実だ。
トレーナーとウマ娘のカップルはいるが、明確に担当と描写されたのは初めてじゃないか(ブルボンの両親は間違いなくそうだけど)。
猛反対した母の両親とは、その後どうなったのか。シービーから祖父母の話は聞けなかった。
主人公トレーナーと担当が余りにも当たり前にイチャイチャしてるからそれが当たり前に思えるが、教師のような立場の大人と女子中生、女子高生である選手の恋愛は、この世界でも普通ではないんだろうか?(それにしては「推せる〜!!」というファンが多すぎるが)
▼父親がかなりのレベルのトレーナーで(主人公トレーナーはなぜか知らなかったが、たぶん中央)、女子高生の父親ならまだ40代くらいだろうから、現役の筈だ。
だがなぜか若くして引退している風だから、エリートトレーナーの肩書より、愛を取ったんだろうか?(ブルボンの父親も、元トレーナーだ)
つまり、彼女の卒業まで待てなかった?
…とすると、担当中に父親は引退、転職した?
想像は尽きない。
自由人の娘を近所に一人暮らしさせてるくらいだし、稼ぎはいいんだろう。流石中央のトレーナーは優秀。
▼……シービーはあまりにも自分を貫きすぎる。「いつも隣に本物がいるし」とは、俺自身の言葉だ。
「いつもトレーナーと一緒にはいられない」と彼女は返したが、「いつまでも一緒にいる」ことはできると思う。
…やっぱり俺とシービーの行く末は……お義父さん、お義母さんと一緒かな、って……
▼シービーを引くのに、29回も回した。折角の二周年なのに、見事に爆死。
やはり最低でも20連で引きたい。
無料ガチャではまだこれだけしか出ていないし、やはり闇雲な10連は回すだけ無駄だな。
▼メジロラモーヌのサポカをレンタルし、イベントを完走させたが…
魔性魔性、キレイキレイとうるさいね。お前ハンドソープかよ。
シチーは専売特許を取られてしまった。
トレーナーさんはエアグルーヴのような大人の女性にしかキレイとか美しいと言わないので、ラモーヌはやっぱり老けた少女ではなく、完全に大人なんだな。ラモーヌより老け込んだウマ娘、今後出るんだろうか?
▼相手を魅了したわけでもないシチーと違いラモーヌは完全に魔性の女だが、まさかトレーナーさんすらも魅せられてしまうとは。お前にはアルダンという決まった相手がいるのに。
設定上の強さもルドルフより上みたいだし、もしかして最強キャラか?(メジロラモーヌがシンボリルドルフより強いなんてことあるか?)
…これほどの圧倒的強者だが、育成ストーリーは、ラモーヌの悲しい過去がクローズアップされそうだな。彼女もまた、妹を亡くしてるしね。本当のところアルダンのことも大好きでしょ。だから今回、それらのことに一切触れなかった。ラモーヌのキャラ自体が、アルダンの語る人物像と違うというのもある。
それにやっぱり、メジろうとしてくるだろう。ラモーヌもメジロだから。ラモーヌお義姉さんのことをもっと知りたいし、アルダンの義理の兄にもなりたい。
それはそうと、この男マジでぶっ〇したろかと思った。
▼今回の育成で、なんと野良SSRが完走。ノンストは完走しなかったのに(笑)。
1100回以上の育成で、初めての事。
SRが完走したことはあったが、SSRは2回止まりだった。
サクラチヨノオーだし、育成しろという啓示か…?
▼パンサラッサ、歴史的大勝利。
ほうら、やっぱり別格だ。
もしツインターボが生きてて人の言葉をしゃべれたら、「松岡修造と錦織圭を同じにするな」発言をした松岡修造のように、「ツインターボとパンサラッサを同じにするな」と語っただろう。
特徴が似ているだけで、パンサラッサはツインターボとは別次元の馬。令和のツインターボ扱いする奴は(どっちの馬や関係者にも)失礼だし、ただの阿呆。パンサラッサはパンサラッサなんだよ。
シービーシナリオの言葉を借りるなら、パンサラッサ以上でも以下でもないし、ツインターボもまた、ツインターボ以上でも以下でもないだろ。
だからターボエンドは、やはりシナリオライターの感覚がズレている。書きたかったことは解るけど、どうしても使いたいなら、感動じゃなくずっこけの描写で使うべき。名誉なことじゃないんだし。
▼ピスケス杯育成も10回までとしたいが、全く完成しない…
キタサンホワイトの距離Sに、2連続失敗…
…例によって他は完璧なんだけどねえ…やれやれだ…
中距離ではあるが、運の要素がかなり強そう。
練習を40レースしたが、暫定仕上がりクリオグリの回復が4つとも不発で、使い回しクリオグリに何度も負けた…
…こりゃ先が思いやられる…
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