・作者コメント
何も知らずに呪われた山に足を踏み入れてしまった女子中学生を、生きたまま
(かつ憑りつかれていない状態で)山から脱出させることが、このゲームの最終目標になります! 見えない幽霊をカメラのフラッシュでひるませつつ脱出経路を確保して
女子中学生を無事家まで帰してくださいっ!!!!!!!
PS 題名ですが、某使い捨てカメラとは何の関係もございません
▼親の顔より見た白い顔でおなじみ、「DeathForest 〜森からの脱出〜」(「恐怖の森」のほうが通るか)作者の待望の新作
いやあ〜〜〜………
今回も怖かったね。
私はよく「ギャグ作品は笑わせれば成功」だなんてことを書くけれど、
その理屈と同じく、「ホラーゲームは怖がらせれば成功」とも思っているので、
そんな観点からいうと、このゲームはかつてない成功でしょ…
相当怖かった…
何度か「ひゃぁぁ〜〜!!」と、声に出すほどには…
▼まずレビューというよりは個人的な感想になるけど、
「写るんです」からは、昔ながらの、まだホラーゲームが元気だったころのホラーゲームのエッセンスを強く感じられたので、単純に嬉しかったな
最近はこのような王道ホラーアクションゲームが、少なくなっているからね
カメラのギミックや脅かしは「零」を連想するし、
「そこを歩く恐怖」や、まるでストーリーと関係なさそうなアイテムで扉が開く仕掛け………終盤の妙に近代的なダンジョンからの脱出などは、「バイオハザード」でしょ。
見えざる敵の恐怖は「クロックタワー」にも通ずるかもしれない
最新フリーゲームなんだけど、私はなんとなく、
このような昔ながらの正統派ホラーを感じて、
ひとり勝手に嬉しくなっていたな
▼恐らく今後活発化するだろうからネタバレや考察は伏せるが、
ストーリーにも「恐怖の森」のファンならば衝撃を受けそうなギミックがあるんだよね(某サイトに既にネタバレがさらっと書かれているが、まだ早いんじゃないの?と思う)
だから、未体験プレイヤーは、前作と一緒にやってもいいかもしれない
▼評価点は数多くあるが、一番優れてるのはディティールだね。
ゲームオーバー時にまるで本物のような動画サイトが出てくるが、ここで私は本当に、
一瞬ゲームがシャットダウンし、動画アプリが立ち上がったのかと錯覚してしまった
それほどまでに作り込まれている
他にもそのような美点が多いのだが、
本作のような細部まで作り込まれているゲームは、フリゲではほとんどないんじゃないかな
ゲームオーバーにしたって、大体は一瞬「GAME OVER」と表示して終わりでしょ。
ところが細かな演出や、攻略のヒントまでちりばめられている
「死月妖花」「マッチングアプリで出会い厨してみた」もそうだったけど、
細かなアニメーション、演出、スチル……
普通ならプレイヤーがスルーするところまで拘りが見られるゲームは、作者の熱意が感じられて好きだな
評価A+
80点
古き良き、3Dホラーアクションゲームが好きな人には、非常におすすめです。
前作ほどではないにせよ少し難易度が高いですが、
それゆえに恐怖感が増しているので、丁度いいんじゃないかと。
ストーリーの流れに沿ってチュートリアルが出るのも親切でした
…
尚、グッドエンド(トゥルーエンド)の条件にはノーゲームオーバークリアが必須の模様…。
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