▼アマチュアのゲーム開発コンテストについて検索していたら、とあるブログが新人フリーゲームコンテストを「フリーゲームの老舗サイト「ふりーむ!」が行うゲームコンテストです。」「フリーゲームの老舗サイト「ふりーむ!」が行うゲームコンテスト」と紹介しているのだが、これは事実?
違う気がするけど…
▼新人フリーゲームコンテスト運営が、「評価されにくいフリーゲームの特徴ランキング【ゲーム制作初心者向け】」という動画をアップしていた
オブラートに包んではいるが、早い話、加点されない、或いは減点対象になり得るゲームの特徴だ(心象の話かもしれないので、実際に評価点があり、減点しているかは不明)
この動画をあげるくらいだし、運営はかなり思い切りが良いよね
ティラノゲームフェスとかはいまだに評価基準を非公開にしているので、対照的
▼私もレビューブログ管理人として、面白いなぁ…と思ったことが1つあってね…
このブログのレビュースコアをどう決めてるか以前公開したけれど、新人フリーゲームコンテストでは「評価されにくい」フリゲの特徴は、このブログだと一切減点対象ではないんだよね
5位:バグが多い
4位:ストーリーがわかりにくい
3位:TrueEndにたどり着けない
2位:操作がわかりにくい
1位:難しすぎる
…
これ、全部評価されにくいゲームではないんだよ
強いて言うなら1位だけど、これはすべてのゲームにいえることだから(ただ最大の減点を「プレイ時間の損失」としているので、広い意味では当てはまるかもしれない)
フリゲなんて本来粗削りで当たり前だし、進行不可能になるような致命的なものでない限り、フリゲにバグはあって当然というのが私の考えだね
実際このブログで名作ベストに挙げている「死月妖花」だってバグや誤字脱字はいまだに多いよ。
でもゲーム制作に於けるエネルギー、1作品に3年半も費やすほどの執念が生み出した完成度は、物凄いわけ
一番多いのは「夜底奇劇・星空物語」かな。
20回以上アップデートしているが、いまだにバグを潰し切れていない。実際のところそれらのバグが全て残っている初回バージョンはとても粗っぽい出来栄えだが、しかしながらストーリーや演出は、フリゲRPG屈指のクオリティ
人によって評価基準が違うのは当然だが、こういうところで評価が変わってくるのは興味深いよな。
要するに、人によって長所短所とみなすポイントが違うのだろう
「痘痕も靨」なんて言葉もあるように、まずいところも面白いと思えるくらいが、プレイヤーにとってもフリゲにとっても、最良だね
▼入賞を目的にしてフリゲを作るのはなにか「違う」けど、
「審査員の好みを読み解く」ことは、
漫画でも音楽でも小説でも、当たり前のことなんだよね
新人の原稿持ち込みだって「俺の漫画は〇〇〇の編集者にはウケそうだ」という動機の人が多いから
フリゲコンテストは今でも一杯あるので、応募する作者や結果発表を待つプレイヤーは、そういったメタ(?)も考慮すると、より楽しめるかもしれないねえ…
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