お使いイベントがとにかく異常な程多くて、ゲーム上必要性のないものばかり。プレイタイム稼ぎだろうけど、そのせいでテンポを崩してて本末転倒だ
特に大学中を回って消火器を探すイベントとか、全くストーリー上の意味がないのがね…
消火器、その後使うかと思ったけど、全く出てこないし
シナリオはベタながらに二転三転して面白い。
ヴェノムを使って変身していたのがイノリを振り向かせたかったタロウ、そのタロウが閉じ込めていたミミはタロウの元カノで、作中のミミは全てタロウの変身、盗撮の犯人はチロルとダイヤで、殺人鬼はナギサで、レイの彼女も殺害した、イノリの姉…
とまあこれだけ見ても、犯罪者のオンパレードで、まともな奴が誰もいない。
犯人が一人かと思いきや複数いるってのはミステリじゃ珍しいかも。
普通、実行犯とそれを命令するやつくらいだけど、このゲームの場合犯罪者が何人もいる。そして彼らには一切の横のつながりがないのが珍しいパターンだね
結局サークルメンバーでマトモなのはイノリ、スミレ、ミカドの幼馴染トリオだけ
と思わせておいて、かつてスミレの体にナイフで傷をつけてたのが異常性愛者のミカドで、イノリはその復讐のためにミカドを好きなフリをしており、本当に好きなのはスミレだった、というオチ
なんともカオスすぎるエンディングで、いい話で終わるかと思いきやなかなかブラック。なるほどSUKIってそういうことね
(このブログでも扱った、かたわ少女のミーシャが同じパターンだったね。主人公が好きと見せかけて、ヒロインが好きな同性愛者)
なんかこういうミステリ、ありがちだけど面白いね。同性愛者で、実は親友のことが好きだったってオチもありがちだけど、ゲームと本、映画では、やはり印象はかなり違う
結局終わってみればまともなサークルメンバーはスミレ一人だけ…
見事なマジキチカオスゲーでした
音楽もペルソナシリーズっぽくってオサレだし、面倒な移動やお使い以外は面白かった
70点の良作
しかしこの刺身大学が世界一の馬鹿大って設定、必要あったのかね。
金持ちも通ってるし、設定的にはエリート大学のほうが合いそうだけどなあ。
登場人物が全員Fラン以下のバカだなんて、かっこつかんじゃないの
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