(;゚Д゚)
って叫んだ、クリアして。
クリアして叫んだ。
全4章構成とは確認していたが、まさか最初の被害者が出るという、とんでもないところで終わるとは
叫びたくもなる、というものだ
しかし叫ぶからには、理由がある。
それほど素晴らしいゲームだったのだ
…
「ウマ娘」攻略日記で予告した通り、クリアしたのでレビュー感想を書くけど……
とんでもなくクオリティが高いゲームがきちゃったね。
新作なんでしょ?
このクオリティで完結まで走れるの?一体何年かかるのだろう
まずグラフィックが綺麗すぎる。これは普通描けんて。
お約束の「奇抜な個性を放つ登場人物」は10人以上もいるのに描き分けが上手で全員顔が違うし、キャラ立ても完璧だ
細かいアイテムや、(たぶん)背景まで自作している
以前「グラフィック評価点は、自作は高く素材は低い」と書いたが、まあ満点近いデキでしょ
そんな「ノアの審判」は、主人公ノアが自分の描いた物語の世界に閉じ込められてしまうお話
そこで出会った相棒ダニエルを始めとした、個性豊かな面々との交流が描かれるのが、現在の公開分
ノアが10歳少女で「王子様」のダニエルが成人男性(20代後半〜30前半くらい)なので、乙女ゲーっぽさもある
もはや定番といえるデスゲーム系推理ADVだけど、特徴としては登場人物が余すところなくいい人ということが挙げられるだろうな
「ダンガンロンパ」の桑田や「キミガシネ」のソウなど、このテのゲームには1人2人と露骨に反抗的だったり怪しい奴がいるもんだけど、「ノアの審判」は皆ものすごくいい人で、主人公に優しく接してくれるんだよねえ…
みながみな仲良しで、(表面上は)悪人が1人もいない
だからさ……
「えっ?本当にこの流れで殺人事件が起こるの??」「誰が犯人でも誰が被害者でも嫌なんだけど…」という気持ちに、自然となっちゃうんだよねえ…
異世界に迷いんだ少女が最初こそは戻りたがっていたものの、人のやさしさに触れ、「戻りたくない」と想いを変えていく流れから、目が離せないね
「彼は服を愛しているからね。服を着ていない女性には、興味がないのさ」など、なんともスカした台詞が多く、会話劇も面白い。クリアまで2.3時間はかかるのに、全然飽きなかった
随所に入る演出も(特にラストシーンが凄い)、プレイヤーを飽きさせない工夫として活きてるね
デスゲもう1つのお約束「キャラクターが特殊能力を持っている」は、本作では「魔法の道具」として再現されている
まだ推理パートに進んでいないが、いかにも殺人トリックに使えそうな怪しい道具ばかりで、ワクワクした
ほかにはね……この手のゲームでは珍しいなぁというのが、「舞台となった洋館には、外の世界が存在する」ということ(ただし主人公は出られない)
いわゆる、クローズド・サークル……ではないわけ
登場人物たちはノアが創作した架空の人物ではあるが、生活があり、仕事もある。洋館の外には、友人もいる…
登場人物に存在感を与えているので、非常に効果的な設定だ
彼らが話してくれる恋愛などのエピソードには、なんとも生身の人間っぽさがあったよ
古き良きオーソドックスADVではあるものの、悪い部分まで古き時代の仕様なのは欠点だね
探索や移動が非常に面倒なので、簡略化してもいいかと
好きなキャラは、ノア、ソフィア、フローラ、ダニエルかねえ…
シーリーンはお揃いのメイクをするくらいフローラと仲良しなのに、なぜフローラのエッチ過ぎるファッションを直させないんだろうね。しかもそれで、過去に何かあったようなのに
この2人に関する台詞はもう限りなく解決編への伏線なので、犯人やトリックの推理を、既に始めています。
解決編の公開が楽しみです
評価A+
85点
伏線だらけの第一作。
クリアまで2.3時間とボリュームもあるので、これだけでも十分面白い。
おすすめの良作です
【このカテゴリーの最新記事】