まずはビジュアルが作り上げる世界観の完成度が、非常に高い
メイクだけではなく涙袋までもが作画された(何気に稀有だ。キャラの涙袋まで描くゲームはめったにないだろう)キャラクターデザインは美麗で、背景までもが同じ画風で統一されている(自作かは不明)
絵が自作でも背景と画風が全然違うというのは、フリゲあるあるだ
だが「きっとぜんぶ私のせい」は画面の統一感が素晴らしい
立ち絵は非常に多くの差分があり、しかもLive2Dでぬるぬる動く
このようなギャルゲー(?)が紙芝居(私はこの言葉が好きではない)と言われて久しいが、見た目でも楽しめるのではないか
もちろん音楽も、独特の退廃的な世界観から外していない
さて「きっとぜんぶ私のせい」は、最も分かりやすくいえばヤンデレ、メンヘラのヒロインが登場するゲームだ
ファッションメンヘラというタグがついている
「よくいるタイプのめんどくさい女の子を攻略してください」との説明文もある
主人公には胡桃という彼女がいた。だが彼女の重さに耐えきれず、別れを切り出す。
しかしそれでも縋り付く胡桃…
新しい彼女といるところを見れば諦めるだろうと同級生の世良に告白し、つきあうことになる
ダブルヒロインの片方を選ぶ選択肢が連続するが、もちろんヤンデレ、メンヘラ系なので、どちらのヒロインも一筋縄ではいかない
優しい行動が実を結ぶとは限らない
同情の結末に血をみることもある
EDは4種類あり、歌が流れるトゥルーエンドと、まさかの「着地点」につながるハッピーエンドがおすすめだ
私は最初、バッドエンドになった。これはバッドエンドへのよくある流れを読めていながら、ついその選択肢を選んでしまった結果である
評価B+
75点
前作から大幅にクオリティが上がってましたね
欠点は、バックログやスキップなどの機能がついていないこと
しかし細かい分岐もないため、大きくは問題ないかと
「世界観を統一する」……今風にいえばUIが優れたゲームといえるでしょう
フォントまでもが、世界観にマッチ。EDの歌も雰囲気通りで、自作なんでしょうか
ちなみにヒロインは…
悩んだ末に、胡桃派です
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