いやー今回も面白いねえ
作者のゲームには「2つの世界」が登場することが度々あるが、本作もそれが顕著だ
一の塔では一見バーチャルリアリティの描写をしているように見えるんだけど、実際にはこのゲームが描写しているのは「リアル」だろうね
現実に人間が感じているドロドロした気持ちを、バーチャル表現を用いて描写してるわけ
だから出てくる敵も、全てメタファー(というには直接的だが)
ダンジョンギミックもストーリーとの関連性が高く、作者が伝えたいテーマ、残したいメッセージをゲームとして落とし込んだ感じ
むしろ、その所為でダンジョンが長くなってそう(笑)
内容は、えぐいよ
本当の意味で大人向け、社会人向けゲームといえるかもね
わかんないでしょ一の塔の表現、子供は絶対
なんとなくで「刺さる〜」「エモい〜」と言うだけで、「理解」はできない
そんなストーリーだ
清掃員とシューニャの関係はなかなか奇妙だが、父と娘か?
意思など持たないプログラムが容姿や人格を形成し、人間に逆襲する……SFでは王道だよね
一の塔には、コーラル(9)シンディ(10)ミラ(10)ローランド(9)で挑んだ(括弧内はクリアレベル)
回復型のシンディに物理攻撃のミラ・ローランドだが、ボス戦では非常にバランスがよかった
配信されたばかりなので最強パーティは考察されていないだろうけど、ボス戦ではこのメンバーがおすすめ(本当はクレヨンを使いたいが、女だけでは属性攻撃で全滅の恐れがあるから、ローランド)
ただし欠点があり、雑魚狩りにはとても時間がかかる
コーラルとシンディは攻撃力が低いので、装備が弱いと雑魚にすらまともにダメージが通らない
雑魚狩りには、もう1人攻撃キャラを選ぶのがベターじゃないかな
しかしそれでは問題がある。
HANOIたちは一緒に戦闘しないと、親密度が上がらない
だからお気に入りキャラクターは、必ずメンバーに入れる必要がある(控えでも攻略する方法はあるだろうが、配信翌日の現在では不明だ)
ストーリークリアまでなら、お気に入りキャラクターを入れること前提にメンバーを組むことになるので、何が最強とは一概に言えないのでは
コーラルは主人公だというのに、一番弱いね…。
回復もサポートも中途半端だし、ステータスも低い…
まあ設定通りではあるが、どこかで覚醒してくれないと困る…
(;´Д`)
このゲーム、随所から「MOTHER2」を思い出すのだが、戦闘でもそうだ
ジェフのペンシルロケットが、コーラルの特殊武器に該当する。それもどちらも非力な眼鏡くんだ
ジェフは仲間の1人だが、コーラルは主人公だ。ただでさえ外せないので、強くなってほしい
「ゼノギアス」のフェイ……
奴は最後まで武器すら装備できないし、弱かったな…
本作はテキスト量がとにかく多い。オブジェクトを調べるとキャラクターごとに違う台詞が出るし、他にも細かく変わる
一の塔も攻略後に変化していた
私はこういう芸の細かいゲームが大好きなので、長編だというのに、つい寄り道してしまうな
ボリュームはせがわ作品最大じゃないかな?
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