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2020年08月25日

「ヤンデレ=さつじんしゃ?」 レビュー感想 大事にするから、大事にしてね

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いや〜あ…





まず最初に言っておきたいんだけど……






この作者分かってんな









何について分かってるか?っていうと、勿論ヤンデレについて










「ヤンデレ=さつじんしゃ?」はテーマ「ヤンデレについて考える」コンセプト「所謂ヤンデレホラー」ということで(後者が皮肉だとクリア後に分かる)、ヤンデレをテーマにしたヤンデレゲームなんだけど、まず冒頭で「プレイヤー」の名前を入力するんだよね







だが物語がスタートすると、「主人公」は「宗くん」という名前の少年…





ブラコン義妹、風変わりな悪友女子、知り合いでもないのに何故か一方的に好意を寄せてくる美少女の3人が、ヒロインだ




何故かなんの特徴もない主人公がモテモテの、べったべたのギャルゲーだ









この時点でメタフィクションであると想像できるし、随所にヤンデレヒロインたちが「プレイヤー」に訴えかけてくるシーンが挿入される






そして「メンヘラフレシア」「サイコロサイコ」のようにパスワードを集め、真END「管理室」に到達する…






ヤンデレヒロインたちは、何者なのか?


この世界の謎が解ける












終わってみるとこれがなかなか怖かった。メタフィクションホラーとしては、「ドキドキ文芸部」のような作風だ




クリア後に変化するタイトルとタイトル画面が、一番怖い
















あとがきと制作秘話に書かれてる内容は私が以前、他のヤンデレゲーで書いたヤンデレ論と、殆ど同じでしたね






冒頭で「分かってるじゃん」とか何故か偉そうに言ってるのは、その為です








陳腐なヤンデレが増え過ぎたと(だがそれも好きとも)あとがきされているが、実際ヒット作品は包丁ブン回し系ヤンデレばかりだから、やっぱり刺激の強い、過激な作品が受けるんだろうね




「誠死ね」で有名な「School Days」なんて、その最たるものでしょ






こういうのは普遍的で、例えば今流行りのyoutuberもどんどん過激化しているし、もう昔ながらのヤンデレのほうが「平凡」なんだろうな










評価C+
60点



「ヤミキル」という略称が「病みkill」と「病み切る」のダブルミーニングなのは、上手かったですね




ヤンデレというかヤンデレゲーについて考えるメタゲームでしたが、ヤンデレ好きな皆さん、プレイしてみては



ヤンデレについて考えるきっかけになるかもしれませんよ














【フリゲレビューブログ小話】




先日バズったツイートで、こんなものがありました





私の職場の超優秀な新卒1年目社員は、話し方が普通の1年目と全然違い、極めて分かりやすい!
彼がよく使う言い回しは次の5つ。

@今日の話の目的とゴールは
A結論から言うと
B理由は3つです
Cまずこの資料の見方ですが
Dこれは事実で、ここは意見です

若手社員には特におすすめ!











まさにその通りで、更に付け加えると実は「話し方」だけではなく、文章、つまりレビューでも同じ事が言えます。





特にAでしょうか。




私はレビューを「結論から言うと」やそれに近い切り出しから始める事が多いですが、これは意図的なものです。仕事の癖が出ているかもしれません







結論から言う時に「結論から言うと」とまで言う人はなかなかいませんが、私は相手に身構えさせるためにも、大体言います。



多くの読み手(聞き手)がまず結論を欲しがっているのも理由です。



「日本人はすぐ結論を急ぐ」と「逆転裁判」の台詞にもありましたね











@も、文章に於いても同じです




全ての文章にゴールを作れとは言いませんが、「結論に始まり結論に終わる」はいかなる文章でも鉄則で、これが欠けていると「結局何を言いたいの?」という纏まりの無いレビューになってしまいます








Dは、「レビュー」「感想」という形式で纏めています。客観的な事実と自分の意見の使い分けです









Bも多用します。これは相手に「なるほど、重要なポイントは3つなのだな」と瞬時に理解させる目的などがあります。



「3つ」と数を言う事も重要ですが、「以下の通りです」でも問題ありません












Cは得点評価基準を公開したことに近いです(厳密には、ツイートとは趣旨が異なるでしょう)












逆に下手なレビューや文章というのは、この5か条が欠如していることが大半です










仕事のできない中高年に多いタイプとして、無駄な長文や長話をだらだら喋った割に中身が薄く、「あなたは結局何が言いたいの?」「それは要らない情報でしょ?」と言いたくなることが多々あります







そういう人の長話は1分で纏められるし、ごちゃごちゃっとした無駄な長文や資料なら、紙1枚で済むことが大半です










これは文章やレビューでも同様です














僭越ながら、私のレビューはなかなか好評のようです





皆さんが……



「この人オチンチンの話ばかりなのに、なぜか分かりやすい文章だなあ」



「下ネタばかりにしては、なぜか的確なレビューだ」



「イキってるのに不思議と読み易い」









…そう思ってるとしたら、その「なぜか」の答えは、私がレビューや文章の原則を押さえているからなのです









このツイートには出ていませんが、これは「頭のいい説明「すぐできる」コツ」という本などにも書かれている、有名な基礎テクニックなのです。







そう「基礎テクニック」なので、誰でも習得できます










以前「レビューが全く書けない」「文章を書くのが難しい」というコメントがありました


フリゲのレビューだけに限らず、この悩みを抱えている人は、存外多いようです。「書くのがしんどい」という書籍が売れた背景には、そのような事柄もあるでしょう





フリゲレビューブログ管理人としては興味深いネタなので、「誰でも書ける!世界一簡単なフリゲレビューの書き方講座!」をやるかもしれません。







気が向いたら。






この記事へのコメント
変化したタイトル画面までの流れは、怖かったですねぇ…。微ホラーとしてもなかなかよく出来てます。

「ヤンデレ=さつじんしゃ?」はヤンデレがヒロインのギャルゲーではなく、ヤンデレヒロインのギャルゲーを装置とした「ヤンデレについて考えるゲーム」だそうですが、本作へのヤンデレちは姉の評価が気になりますね。

私は、結構シンパシーを覚えました。

私が好きなヤンデレゲーは、「ヤンデレ=さつじんしゃ?」が揶揄しているタイプのゲームではあるんですけどね。(もっとも、作者もそういったヤンデレも好きだとあとがきしてますね)
Posted by 管理人 at 2020年09月15日 16:27
 エンディング後の演出が、「ほろゆり」より怖かった……泣
Posted by ちはな at 2020年09月15日 12:17
ななしさんは賢い人ですが、面白いのであって、おかしな人ではないですよ。
Posted by 管理人 at 2020年08月28日 12:45
フリゲ会最高の頭脳と最高の頭おかしいを兼任する男
Posted by K2 at 2020年08月28日 11:03
そういって頂けると私も恋人である左手をオ〇ンチンに「左手はそえるだけ…」したまま、右手だけでこのレビューをタイピングした甲斐があります。ありがとうございます。

下ネタにキレがあるゲームは多いので、その特集は……
( ˘ω˘ ) ……

「レビューの書き方講座」よりは………
( ˘ω˘ ) ……

あると思います!
m9( ゚д゚ )クワッ!!


弐人のゲームは狂気を孕んだ下ネタが多く、おすすめです。最近はダーク路線に入ってるので、初期作品でしょうかね。

他の作者では、「ハイニョー!!」は恋愛を排尿に比喩するのが、実に独創的で面白かったです。
Posted by 管理人 at 2020年08月25日 21:19
管理人さんの下ネタが所々に突っ込まれる文章が大変好きなのでいっそのこと下ネタゲーム特選集とかもいつの日か読んでみたいですね……
Posted by ななし at 2020年08月25日 20:50
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