恋人同士といっても所詮は他人なので、価値観も違えば、相手の感情なんてわからない。
それがすれ違いの多い社会人カップルなら、尚更だ
不安になった主人公は高校生の時から付き合っている彼女に、「お前ってどれくらい、俺のこと好きなの?」なんて質問をしてしまう
感情をあまり出さない上、遠距離恋愛だった彼女の気持ちが知りたかった
淡泊な性格の彼女から甘酸っぱい言葉は期待しなかったが、それでも返ってきたのは「ピック1枚分」というあまりに素気無い答え
主人公は、別れを決意する…
「ファーストジェード」はそんな導入部なんだけど、まあ結論から言うと…
あまりの甘酸っぱさと切なさにキュン死しそうになったね
画面の色使いと同じで、しゅわしゅわっとする、メロンソーダみたいな味のゲームだ。甘酸っっぺーな
何より…なんだろうなこの彼女。可愛すぎるな。
良いヒロインだよ。昔のドラマの登場人物のようだ
ツンデレとも違うんだよ。ひとことでいうと、「不器用な彼女」かな
でも愛情表現が苦手、というわけでもない。ちゃんと彼女なりに愛情表現をしているから
だがそれが、長年の付き合いの(ふたりは幼馴染)彼氏にすらわからないから実に曲者で、主人公はそんな彼女を「ダサい」と称するし、変り者でズレているんだよねえ…
「ピック1枚分」の意味が判明し、実は彼氏を大事に思っていると判明するシーンは、一番の見所
もし主人公が偶然「ピック1枚分」の意味を知る事が無かったら、別れていたのかねえ…
彼女は事態を飲み込めず、錯乱しそうだ
男の揺れる感情も、よく描けている。
「どのくらい俺の事好きなの?」と聞いてしまったことを「ふざけてる。あんな言葉で感情を測れるわけないのに」なんて悩んだりね。このうじうじ感はリアルだ
グラフィックは立ち絵がなく、全編スチル。ショートドラマを見る感覚でプレイできる。
癖が無い、あっさりした絵は人を選ばない
評価B+
70点
「ファーストジェード」って「ボーダーリコリス」の作者だったんですねえ…
作風も画風も違い過ぎて、気づきませんでしたよ
ちょっと変わった大人の青春を体感したい人には、特におすすめのゲームです
他には、数か月かけてやっと「レイジングループ」をクリアしました。
いやあ面白かった。意見が纏まったら、レビューとはいえない感想を書くかも。
フリゲでは「タマキハル〜NArrative to PRotest for TrUe REason〜 タマキハル〜序章 艮為山編〜」をクリア
体験版である「タマキハル〜プロト〜」は凄い幕引きだったが、まさか「タマキハル〜序章 艮為山編〜」でまた同じパターンを使うとは…
それもいわゆる禁じ手を連続したことが、逆に驚き。これは読めないストーリー
シリーズ完結後、レビュー予定です
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そのように喜んでいただけたら、「タマキハル」について色々と語った甲斐がありました、ありがとうございます。
「タマキハル」は最もストーリーの先が気になるフリゲの1つで、更新を今か今かと切望していました。
最近、数年間待ち望んでいたゲームがリリースされ、夢中でプレイしていました。
そんな時「タマキハル〜序章 艮為山編〜」も公開され、嬉しい板挟みになりながらも、前述の作品を中断し、「タマキハル〜序章 艮為山編〜」を先にクリアしたほどです(その間クリアしたフリゲは「タマキハル〜序章 艮為山編〜」だけです)。
それほど待望のシリーズだったので、DLサイトの更新をチェックしている間、「タマキハル〜プロト〜」の公開タイトルが一時期こっそりと(?)「タマキハル〜NArrative to PRotest for TrUe REason〜」という本作のメインタイトルに変わっていた事に気づいたのは、多分私だけです。
しかし急かしているわけでは、もちろんありません。仕事でゲームを作るプロのゲームクリエイターと違い、ノンプロはあくまで生活のなかでゲームを作る趣味人間ですし、シナリオを1日100文字進めるだけでも全然良いと思います。以前、知り合いのフリゲクリエイターに「君の新作を3年だって待つよ」と言ったら冗談と思われましたがこれは本気の発言で、すべてのフリゲクリエイターは、制作ペースも自分流でいいと思ってます(無論その間に情勢が変わったり、ユーザーが離れてしまう事もあるかもしれませんが)。
「タマキハル」は非常に面白く美点の多いゲームですが、1つ不安視しているのは、私をはじめ多くのプレイヤーには「万葉集」の教養が無いのではないか?ということです(少なくとも私にはありません(笑))。
「たまきはる」の意味をググって、「へー”命”が絡んでるんだぁ。だから「命も我は」とか「例えすべてナくしても」なのかな。すべてって命も含んでるのかなー」と小学生並の感想を持ったくらいです。なので私はこのゲームのストーリーを、深く読解できてないかもしれません。「もしかしてここ「万葉集」がベースなのかな?」と思ったシーンが幾つかありました。
急激に涼しくなってまいりました。伊成狐珀さんも、ご自愛ください。
また半年後には、「タマキハル」のように春が来ます……
何度春が来ようとも、ひっそりと新作、待ってます!
m9(´ω`○)
ご挨拶が遅れてしまいましたが、タマキハルをプレイ下さいまして、ありがとうございます。
作者からプレイヤーへ接触するのは、少し躊躇いがありコメントを控えさせて頂いていました。
しかしながら、今回はコメントをさせて下さいませ。
(ブログへの掲載はしなくて大丈夫ですし、ご返事も無くて大丈夫です)
まず、始めに。
レビューして頂いて、すっっっごく嬉しかったです!
特に、プロトを出して直ぐのレビューは嬉しくて自宅で跳ねて飛びました。
比喩では無く本当に。
色々と至らない点も多い上に、作るのでいっぱいいっぱいで…
確かにフェスに参加されている方にはプレイして貰えていたのですが、我がサークルの目標は作品を円盤に載せて外の世界へ出す事でして。
このまま誰の目にも止まらずにプレイして貰えないだろうなと考えてしまいました。
しかし、こちらで取り上げて頂いて…
こんなに丁寧に読んで下さる方が、いらっしゃると夢にも思って居なかったので…凄く嬉しかったです。
そして、数ある中で序章のプレイをして頂いて、続編もプレイして頂けるとの申し出も、凄く凄く有り難くて感謝しかありません!
以前より、自分の作っている長い長い物語を世の中のどなたかにシリーズを通してお付き合い願えたらなぁと願っていたので、ブログに書かれた一言が死ぬほど嬉しかったです。
生活をしている上で様々な事があると思います。
しかしながら、時間はかかると思われますが、タマキハルは絶対に終わらせます。
なので、気が向いた時に思い出して頂けると幸いです。
少なくとも私は打たれ強いので、思ったご感想はブログに画像ありで書いて頂いても構いませんし、こちらのメールアドレスに直接頂いても構いません。
ご感想を頂けると凄く嬉しいです!
季節も涼しくなってきて、体調が崩れ易いかと思います。
心身共に健やかにお過ごし下さいませ。
長文、失礼しました。