2016年12月14日
映画「この世界の片隅に」の感想…何故か流れる涙。
今日は映画「この世界の片隅に」の感想です。
映画「何者」以来、久々に劇場で観賞しました。
夜から仕事関係の仲の良い4人で忘年会があり、その内自分を含めた3人が仕事休み。
忘年会まで時間があるから映画でも観に行かない?と自分が誘って行きました。
この映画「この世界の片隅に」はニュース番組にも取り上げられたり話題作ではありましたが、
個人的には劇場に行かなくても良いかな…なんて思っていたのですが、
ラジオ番組「東京Pod許可局」でこの映画の話が繰り広げられたのをきっかけに興味が湧き観に行く決意をしました。
名古屋市の映画館ミリオン座での観賞、平日の昼間なのに結構観客は多くて、
ほぼ8割型40歳以上の方と思われる年齢層の高さでした。
映画「この世界の片隅に」は現在劇場公開中のアニメ映画で片渕須直監督作品。
片渕須直監督作品は不勉強なため未見ですが、もちろん監督作品以外で携わったものはいっぱい観ています。
これを機に監督作品も観ていこうと思います。
原作はこうの史代による「漫画アクション」にて2007年から2009年まで連載されたいたマンガです。
本当に残念なことに原作も未見…こんなマンガがあった事も知らず…。
連載当時は「昭和19年2月」の話を「平成19年2月」に読めるとう仕様だったそうで、
今更なのですがそんな面白そうな試みがされていたマンガがあったなんて。
マンガは「単行本でまとめて読みたい派」ではありますが、そういう仕組みだったって終わってから聞くと、
リアルタイムで読んでみたかったなあ…なんて思ったり。
さて、映画「この世界の片隅に」ですが、舞台は昭和19年から20年の広島。
そこで生きる「すず」という女性とその周りの人達の生活の話です。
今回はちゃんと劇場パンフレットを購入したのですが、そこに書いてある一文の今回声を担当したのんが舞台挨拶で言ったという、
「生きるっていうことだけで涙がぼろぼろあふれてくる、素敵な作品です」が、まさに作品を一言で言ったなと。
自分は初見であっても、他のお客さんにはリピーターの方がいた様で、
映画が始まってまだ何も起きてない、ただの生活のシーンですでに劇場内ではすすり泣く声が聞こえてました。
ほんと映画が始まってすぐだったのでちょっと「もう!?」って思ってしまったのですが、
映画を観終わった後はその気持ちが分かります。
戦争映画ってのは得てして戦争前と後の対比で強いメッセージを発信するものなので、
その後を知っている人にとってはどれほど前の映像が幸せに見えることだろうか。
しかし、この映画「この世界の片隅に」は戦争を扱っている映画ではありますが、
既存の戦争映画では描ききれなかった部分というか、全く違ったアプローチでの映画であり、
戦争映画というよりは生活の映画なんだなと思いました。
なので、当時の日本…広島のごく一部の生きている人達の話であって、
ネタバレがどうとか、ストーリーがどうとかはそんなに関係ないというか。
とりあえず、どんな人であっても1度は観てもらいたいなあって思う作品でした。
そう、映画では大きな事というか事件が中盤に起きる訳ですが、
そのシーンで劇場が「無音」になるのですが、
パッて音が消えた瞬間に劇場内ですすり泣くを通り越して号泣をこらえて嗚咽と言うか、
声にならない声が響いていました。
あまりにもそれが強烈だったのでその瞬間は映画から意識がそれてしまった。
気持ちは分かる、気持ちは分かるがちょっとその嗚咽が気になるのですが…と。
でも、色々知っているとあの瞬間は映画の中でもターニングポイントというか、
もう戻ることの出来ない瞬間な訳で、そりゃ号泣もしたくなりますよね。
こういう事を書けるのは劇場で観たからな訳で、最近ずっとレンタルDVDなどで家で映画を観ていましたが、
やっぱ劇場で映画を観ると違うなって。
来年はちゃんと時間を作って劇場に映画を観にいきたいと。
あと特筆すべきは先ほども出ましたが声優を担当したのん。
自分はテレビドラマ「あまちゃん」とか観てなかったので能年玲奈という名前は知っていても、
どんな女優なのか全く知らないのですが、
とりあえず分かることは、映画「この世界の片隅に」のすずの声はこの声しか考えられないという事。
パンフレットにも書いてありましたが、ほんと奇跡的なことだそうで、
のんが声優に決まってよかったなあって。
しかも書かれている事が初の声優仕事とは思えないような取り組み…いや、もしかしたら仕事でやっている人はみんなそうなのだろうか。
全然、のんという人をほとんど知らないけど彼女はプロだって思う。
なんというか「のん」ってひらがなだけの名前だと文章にしづらいから能年玲奈って名前に戻して欲しいなあ。
色々問題があるみたいだけど…世の中ってめんどくさいね。
あとコトリンゴの曲がそれだけで悲しいとかありますが、最後に触れるとしたら徹底した時代考証でしょうか。
正直、その時代を生きてないのでこれが当時の風景かと言われても分からないのですが、
監督はじめスタッフの徹底した時代考証から作られた映像は説得力があり、
本当に「あの時代にすずという人はいたんだ」なんて気持ちになります。
どこだったか分からないのですが、映画の中盤以降、何故か涙が流れました。
嗚咽したりすすり泣くことはありませんでしたが、特にそのシーンはエモーションでは無いただただ普通の場面だったのですが、
その「ただただ普通」のシーンを見て涙がスーっと。
これは以前書いた映画「この空の花-長岡花火物語」と近い感情だと思うのですが、
自分でも悲しいのかなんなのか分からないのに何故か涙が流れてくるという。
不思議ですよね。
全然関係ないけどAbsurd MindsのDreamgameという曲の「Tears are running down my face.」の部分が頭を過ぎりました。
そんな訳で、なんかこの映画「この世界の片隅に」もうまく感想が書けない映画でした。
そうそう、この映画はクラウドファンディングで製作資金を募った作品なのですが、
そんな事知ってたらお金出したのに〜って思いました。
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=25H3HP+E97O8I+249K+BWGDT)
![](https://www24.a8.net/svt/bgt?aid=161018240799&wid=001&eno=01&mid=s00000014673002035000&mc=1)
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=2NV6GW+D7PD4I+357U+C465T)
映画「何者」以来、久々に劇場で観賞しました。
夜から仕事関係の仲の良い4人で忘年会があり、その内自分を含めた3人が仕事休み。
忘年会まで時間があるから映画でも観に行かない?と自分が誘って行きました。
この映画「この世界の片隅に」はニュース番組にも取り上げられたり話題作ではありましたが、
個人的には劇場に行かなくても良いかな…なんて思っていたのですが、
ラジオ番組「東京Pod許可局」でこの映画の話が繰り広げられたのをきっかけに興味が湧き観に行く決意をしました。
名古屋市の映画館ミリオン座での観賞、平日の昼間なのに結構観客は多くて、
ほぼ8割型40歳以上の方と思われる年齢層の高さでした。
映画「この世界の片隅に」は現在劇場公開中のアニメ映画で片渕須直監督作品。
片渕須直監督作品は不勉強なため未見ですが、もちろん監督作品以外で携わったものはいっぱい観ています。
これを機に監督作品も観ていこうと思います。
原作はこうの史代による「漫画アクション」にて2007年から2009年まで連載されたいたマンガです。
本当に残念なことに原作も未見…こんなマンガがあった事も知らず…。
連載当時は「昭和19年2月」の話を「平成19年2月」に読めるとう仕様だったそうで、
今更なのですがそんな面白そうな試みがされていたマンガがあったなんて。
マンガは「単行本でまとめて読みたい派」ではありますが、そういう仕組みだったって終わってから聞くと、
リアルタイムで読んでみたかったなあ…なんて思ったり。
さて、映画「この世界の片隅に」ですが、舞台は昭和19年から20年の広島。
そこで生きる「すず」という女性とその周りの人達の生活の話です。
今回はちゃんと劇場パンフレットを購入したのですが、そこに書いてある一文の今回声を担当したのんが舞台挨拶で言ったという、
「生きるっていうことだけで涙がぼろぼろあふれてくる、素敵な作品です」が、まさに作品を一言で言ったなと。
自分は初見であっても、他のお客さんにはリピーターの方がいた様で、
映画が始まってまだ何も起きてない、ただの生活のシーンですでに劇場内ではすすり泣く声が聞こえてました。
ほんと映画が始まってすぐだったのでちょっと「もう!?」って思ってしまったのですが、
映画を観終わった後はその気持ちが分かります。
戦争映画ってのは得てして戦争前と後の対比で強いメッセージを発信するものなので、
その後を知っている人にとってはどれほど前の映像が幸せに見えることだろうか。
しかし、この映画「この世界の片隅に」は戦争を扱っている映画ではありますが、
既存の戦争映画では描ききれなかった部分というか、全く違ったアプローチでの映画であり、
戦争映画というよりは生活の映画なんだなと思いました。
なので、当時の日本…広島のごく一部の生きている人達の話であって、
ネタバレがどうとか、ストーリーがどうとかはそんなに関係ないというか。
とりあえず、どんな人であっても1度は観てもらいたいなあって思う作品でした。
そう、映画では大きな事というか事件が中盤に起きる訳ですが、
そのシーンで劇場が「無音」になるのですが、
パッて音が消えた瞬間に劇場内ですすり泣くを通り越して号泣をこらえて嗚咽と言うか、
声にならない声が響いていました。
あまりにもそれが強烈だったのでその瞬間は映画から意識がそれてしまった。
気持ちは分かる、気持ちは分かるがちょっとその嗚咽が気になるのですが…と。
でも、色々知っているとあの瞬間は映画の中でもターニングポイントというか、
もう戻ることの出来ない瞬間な訳で、そりゃ号泣もしたくなりますよね。
こういう事を書けるのは劇場で観たからな訳で、最近ずっとレンタルDVDなどで家で映画を観ていましたが、
やっぱ劇場で映画を観ると違うなって。
来年はちゃんと時間を作って劇場に映画を観にいきたいと。
あと特筆すべきは先ほども出ましたが声優を担当したのん。
自分はテレビドラマ「あまちゃん」とか観てなかったので能年玲奈という名前は知っていても、
どんな女優なのか全く知らないのですが、
とりあえず分かることは、映画「この世界の片隅に」のすずの声はこの声しか考えられないという事。
パンフレットにも書いてありましたが、ほんと奇跡的なことだそうで、
のんが声優に決まってよかったなあって。
しかも書かれている事が初の声優仕事とは思えないような取り組み…いや、もしかしたら仕事でやっている人はみんなそうなのだろうか。
全然、のんという人をほとんど知らないけど彼女はプロだって思う。
なんというか「のん」ってひらがなだけの名前だと文章にしづらいから能年玲奈って名前に戻して欲しいなあ。
色々問題があるみたいだけど…世の中ってめんどくさいね。
あとコトリンゴの曲がそれだけで悲しいとかありますが、最後に触れるとしたら徹底した時代考証でしょうか。
正直、その時代を生きてないのでこれが当時の風景かと言われても分からないのですが、
監督はじめスタッフの徹底した時代考証から作られた映像は説得力があり、
本当に「あの時代にすずという人はいたんだ」なんて気持ちになります。
どこだったか分からないのですが、映画の中盤以降、何故か涙が流れました。
嗚咽したりすすり泣くことはありませんでしたが、特にそのシーンはエモーションでは無いただただ普通の場面だったのですが、
その「ただただ普通」のシーンを見て涙がスーっと。
これは以前書いた映画「この空の花-長岡花火物語」と近い感情だと思うのですが、
自分でも悲しいのかなんなのか分からないのに何故か涙が流れてくるという。
不思議ですよね。
全然関係ないけどAbsurd MindsのDreamgameという曲の「Tears are running down my face.」の部分が頭を過ぎりました。
そんな訳で、なんかこの映画「この世界の片隅に」もうまく感想が書けない映画でした。
そうそう、この映画はクラウドファンディングで製作資金を募った作品なのですが、
そんな事知ってたらお金出したのに〜って思いました。
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