2018年12月21日
映画「ちはやふる -結び-」の感想…悪くはないんだけど改めて連載マンガを映画化するのは難しいなと思った。
今日は映画「ちはやふる -結び-」の感想です。
久々に映画を観た…師も走る師走、忙しいですね。
DMMから届いていてずっと観ていなかったのがこちらの1本。
やっと観れました。
という事で今回はDMMのレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「ちはやふる -結び-」は2018年3月に公開された小泉徳宏監督作品。
過去作に当る映画「ちはやふる -上の句-」と映画「ちはやふる -下の句-」はどちらも感想を書きました。
2本とも結構前に観たので細かいところまでは覚えていませんが、
悪くはないけどなんか惜しい作品だった様な記憶が少しあります。
そして、ちゃんと当時の2作品で終わらせて欲しかったという事は書いた気がする。
まあ人気のあったタイトルなので続編が出る事を喜んだファンもいるかもしれない。
とりあえず観てみないとね。
という感じでDMMのリストに入れていました。
以前も書きましたが、原作は同名の漫画。
Kindleで無料になってた部分を読んだ事はありますが、
ほぼ原作を知らないのと同じ状態だと思います。
映画の物語としては今作は前作からの続き。
ついに千早達が高校3年生になり部活として最後の大会に臨むのが軸。
後でも触れますが、あんまり過去を説明するシーンはないので、
この映画だけ観たら意味が伝わりづらい作品だと思います。
主演キャストは変わっていません。
続きもとしてキャストが変わっていないのは嬉しいですね。
主人公綾瀬千早を演じる広瀬すずの存在感は相変わらず。
幼馴染の真島太一を演じる野村周平と、
綿谷新を演じる新田真剣佑も良いですね。
新田真剣佑はジョジョで虹村億泰だったと思うと、
良い俳優になっていくと思うなあ。
今回は新しい部員として、
筑波秋博を演じる佐野勇斗と、
花野薫を演じる優希美青が増えている。
良いキャラだと思うけどこちらも後ほど言及。
あとかるた名人周防久志として賀来賢人が出演しています。
良い役でしたね。
その他、松岡茉優、清原果耶、國村隼、
上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希などが出演しています。
さて、映画「ちはやふる -結び-」の感想ですが、
まあ…良いんじゃないかな…って。
先ほども書きましたが人気の映画でファンも結構いるのでしょう。
面白いとか面白くないよりも、単純に続きが観たい。
そんな人がいるのならこの映画にも価値はある。
ただ、今回も悪い映画ではないのだけど、
良い映画なのかと言われたら、ちょっと困ってしまう。
広瀬すずをはじめ、俳優女優の魅力とキャラクターの相性の良さはあるし、
野村周平と新田真剣佑の関係とかも面白い要素ではある。
ただ、連載漫画を映画にするに当って、
何を残すのかというバランス感覚は本当に難しいと思うのですが、
今回の映画「ちはやふる -結び-」という最終作としては、
色んな話がゴチャゴチャして、それぞれが消化不良のまま終わった、
そんな印象を受けました。
まずキャストのところでもチラッと触れた、
新部員の筑波秋博と花野薫の扱い方。
それぞれが中途半端になってしまった。
2人とも魅力的なキャラクターではあるのですが、
1本の映画に詰め込むには少し語りきれてない気がしますし、
そんな中途半端な感じなのにも関わらず、
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
クライマックスのカギを握ってしまうというか、
筑波秋博が流れを変える存在になってしまうので、
今まで観てきた感じだと、あれ…キーマンは新入部員なの?
って思ってしまう。
今まで一緒に頑張ってきた、
大江奏、西田優征、駒野勉が割と存在感薄いなあと。
もちろん、それぞれ見せ場というか、
ポイントポイントで出てはいるんだけど。
最終戦に新入部員かあ…みたいなガッカリ感はあった。
あと、この「ちはやふる」のシリーズってこんなコミカルな雰囲気だっけ?
周防が「こんなもんかな」っていう小声のところで報道陣がググッて集まったり、
学校の先生が「誰がつまらん大人や!」とかキレだして、
そんな事言ってないみたいなやりとりをしたり…。
あれ…なんかつまらない演出が続くんだけどって思った。
新の「好きな子いる」って返しは笑ってしまったのだけど。
でもかるた部の見学の時のロック音楽とか、
なんかこんなに「軽い映画」だったっけって思った。
もしかしたら見返したらそんなもんだったのかもしれないけど、
時間が経つと良い部分だけ残っていた感じがして、
今、映画「ちはやふる -結び-」を観たら、うーん…となった。
それでも高校3年の部活という限られた時間は、
本当に輝いている瞬間だと思うので、
部活に恋にその瞬間、瞬間をとらえているのは良いと思う。
だからこそ「逆転します」は最終戦じゃなかったら良かったのになあ。
あと、「み・ず・さ・わ・ファイト」ってのは、
チームが一丸になってるって分かりやすく説明してるシーンなのだけど、
折角、最終戦で自分のチームと相手チームで、
ここの対比をしたのに、
たしかに「逆転します」とか自分達のチームプレイはあったけど、
特に相手チームがチームとしてダメだったって感じでもないので、
なんか活かしきれてないんじゃないかなと思った。
これ若干のネタバレなので知らない人は軽く読み飛ばして欲しいけど、
個人では負けたけどチームでは勝ったって展開なら分かるけど、
どっちも勝っちゃってるのでね。
あと、映画の冒頭で、
「お願い、誰も息もしないで」って言葉で始まるのだけど、
折角そういう入りをしたんだから、
クライマックスではもうちょっとそれを活かしても良かった気がするなあ。
そんな感じかなあ。
ああ、映画本編が終わってエンディングのシーン。
アニメ調というかイラストで見せてくれるんだけど、
最後なんだから実写で時間が経ったあの4人を観たかったなあ。
なんでアニメーションなんだろうなあ。
ところどころアニメーションは入っていたけど、
最後なんだし実写で観たかったと思うのは自分だけ?
まあ、こんなけ書いてきましたけど、
本当に悪い映画ではないので、
上の句と下の句を観た人にはオススメできる内容なんじゃないでしょうか。
広瀬すずは相変わらず可愛いし。
ただ、今作品に関しては野村周平がほぼ主役だけどね。
そもそも広瀬すずというか千早の成長は特に描かれないので、
制作側も「描くのはそこではない」って思ったんでしょう。
実写化のラスト作品に彼が主役ポジションなのが良いのかどうか分かりませんが。
でも観た印象は悪くなかったです。
そして競技かるたというものに興味が出るのも良いですよね。
振り返ると「君はこんなところで何してるの」って賀来賢人は美味しい役だったなあ。
なんか最近イケメン感アップしてますよね。
映画「斉木楠雄のψ難」で窪谷須やってたのが懐かしい。
久々に映画を観た…師も走る師走、忙しいですね。
DMMから届いていてずっと観ていなかったのがこちらの1本。
やっと観れました。
という事で今回はDMMのレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「ちはやふる -結び-」は2018年3月に公開された小泉徳宏監督作品。
過去作に当る映画「ちはやふる -上の句-」と映画「ちはやふる -下の句-」はどちらも感想を書きました。
2本とも結構前に観たので細かいところまでは覚えていませんが、
悪くはないけどなんか惜しい作品だった様な記憶が少しあります。
そして、ちゃんと当時の2作品で終わらせて欲しかったという事は書いた気がする。
まあ人気のあったタイトルなので続編が出る事を喜んだファンもいるかもしれない。
とりあえず観てみないとね。
という感じでDMMのリストに入れていました。
以前も書きましたが、原作は同名の漫画。
Kindleで無料になってた部分を読んだ事はありますが、
ほぼ原作を知らないのと同じ状態だと思います。
映画の物語としては今作は前作からの続き。
ついに千早達が高校3年生になり部活として最後の大会に臨むのが軸。
後でも触れますが、あんまり過去を説明するシーンはないので、
この映画だけ観たら意味が伝わりづらい作品だと思います。
主演キャストは変わっていません。
続きもとしてキャストが変わっていないのは嬉しいですね。
主人公綾瀬千早を演じる広瀬すずの存在感は相変わらず。
幼馴染の真島太一を演じる野村周平と、
綿谷新を演じる新田真剣佑も良いですね。
新田真剣佑はジョジョで虹村億泰だったと思うと、
良い俳優になっていくと思うなあ。
今回は新しい部員として、
筑波秋博を演じる佐野勇斗と、
花野薫を演じる優希美青が増えている。
良いキャラだと思うけどこちらも後ほど言及。
あとかるた名人周防久志として賀来賢人が出演しています。
良い役でしたね。
その他、松岡茉優、清原果耶、國村隼、
上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希などが出演しています。
さて、映画「ちはやふる -結び-」の感想ですが、
まあ…良いんじゃないかな…って。
先ほども書きましたが人気の映画でファンも結構いるのでしょう。
面白いとか面白くないよりも、単純に続きが観たい。
そんな人がいるのならこの映画にも価値はある。
ただ、今回も悪い映画ではないのだけど、
良い映画なのかと言われたら、ちょっと困ってしまう。
広瀬すずをはじめ、俳優女優の魅力とキャラクターの相性の良さはあるし、
野村周平と新田真剣佑の関係とかも面白い要素ではある。
ただ、連載漫画を映画にするに当って、
何を残すのかというバランス感覚は本当に難しいと思うのですが、
今回の映画「ちはやふる -結び-」という最終作としては、
色んな話がゴチャゴチャして、それぞれが消化不良のまま終わった、
そんな印象を受けました。
まずキャストのところでもチラッと触れた、
新部員の筑波秋博と花野薫の扱い方。
それぞれが中途半端になってしまった。
2人とも魅力的なキャラクターではあるのですが、
1本の映画に詰め込むには少し語りきれてない気がしますし、
そんな中途半端な感じなのにも関わらず、
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
クライマックスのカギを握ってしまうというか、
筑波秋博が流れを変える存在になってしまうので、
今まで観てきた感じだと、あれ…キーマンは新入部員なの?
って思ってしまう。
今まで一緒に頑張ってきた、
大江奏、西田優征、駒野勉が割と存在感薄いなあと。
もちろん、それぞれ見せ場というか、
ポイントポイントで出てはいるんだけど。
最終戦に新入部員かあ…みたいなガッカリ感はあった。
あと、この「ちはやふる」のシリーズってこんなコミカルな雰囲気だっけ?
周防が「こんなもんかな」っていう小声のところで報道陣がググッて集まったり、
学校の先生が「誰がつまらん大人や!」とかキレだして、
そんな事言ってないみたいなやりとりをしたり…。
あれ…なんかつまらない演出が続くんだけどって思った。
新の「好きな子いる」って返しは笑ってしまったのだけど。
でもかるた部の見学の時のロック音楽とか、
なんかこんなに「軽い映画」だったっけって思った。
もしかしたら見返したらそんなもんだったのかもしれないけど、
時間が経つと良い部分だけ残っていた感じがして、
今、映画「ちはやふる -結び-」を観たら、うーん…となった。
それでも高校3年の部活という限られた時間は、
本当に輝いている瞬間だと思うので、
部活に恋にその瞬間、瞬間をとらえているのは良いと思う。
だからこそ「逆転します」は最終戦じゃなかったら良かったのになあ。
あと、「み・ず・さ・わ・ファイト」ってのは、
チームが一丸になってるって分かりやすく説明してるシーンなのだけど、
折角、最終戦で自分のチームと相手チームで、
ここの対比をしたのに、
たしかに「逆転します」とか自分達のチームプレイはあったけど、
特に相手チームがチームとしてダメだったって感じでもないので、
なんか活かしきれてないんじゃないかなと思った。
これ若干のネタバレなので知らない人は軽く読み飛ばして欲しいけど、
個人では負けたけどチームでは勝ったって展開なら分かるけど、
どっちも勝っちゃってるのでね。
あと、映画の冒頭で、
「お願い、誰も息もしないで」って言葉で始まるのだけど、
折角そういう入りをしたんだから、
クライマックスではもうちょっとそれを活かしても良かった気がするなあ。
そんな感じかなあ。
ああ、映画本編が終わってエンディングのシーン。
アニメ調というかイラストで見せてくれるんだけど、
最後なんだから実写で時間が経ったあの4人を観たかったなあ。
なんでアニメーションなんだろうなあ。
ところどころアニメーションは入っていたけど、
最後なんだし実写で観たかったと思うのは自分だけ?
まあ、こんなけ書いてきましたけど、
本当に悪い映画ではないので、
上の句と下の句を観た人にはオススメできる内容なんじゃないでしょうか。
広瀬すずは相変わらず可愛いし。
ただ、今作品に関しては野村周平がほぼ主役だけどね。
そもそも広瀬すずというか千早の成長は特に描かれないので、
制作側も「描くのはそこではない」って思ったんでしょう。
実写化のラスト作品に彼が主役ポジションなのが良いのかどうか分かりませんが。
でも観た印象は悪くなかったです。
そして競技かるたというものに興味が出るのも良いですよね。
振り返ると「君はこんなところで何してるの」って賀来賢人は美味しい役だったなあ。
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