2017年04月26日
映画「ちはやふる -下の句-」の感想…広瀬すずと松岡茉優の戦い。
今日は映画「ちはやふる -下の句-」の感想です。
昨日、映画「ちはやふる -上の句-」の感想を書きましたが、「悪くない」映画でした。
特に主人公の千早の成長が他の部員に比べて目立たなかった点が気になったと書きましたが、
同時にきっとこの下の句では千早の成長が描かれるため上の句は他メンバーに重きをおいたのだろうと。
なのでトータルで観たらきっと映画「ちはやふる -上の句-」も良い映画になるのではないか、
そんな期待をもって鑑賞しました。
今回も前作に引き続きレンタルDVDでの鑑賞です…準新作料金でした。
映画「ちはやふる -下の句-」は2016年公開の映画「ちはやふる -上の句-」に引き続き小泉徳宏監督作品。
撮影・制作自体が2本同時に行なわれているのでキャストやスタッフが同じなのは当然なのですが、
続編でキャストが変わらないってのは嬉しいですよね。
小泉徳宏監督作品は今回含めて3本観ましたが、印象としては画作りはしっかりしてるけど、
細かいところは気にしないというか粗が目立つタイプなのかなあと。
この傾向に磨きがかかると大友啓史監督みたいになってしいそうで若干の危惧がある。
ただ、この映画「ちはやふる」の2作品を観る感じでは大丈夫かなあと。
もしかしたら映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」だけが異常に酷いだけなのかもしれない。
先ほども書いた様にキャストは変更ありませんが、
映画「ちはやふる -下の句-」ではライバル的存在の若宮詩暢役に松岡茉優が登場。
このブログでは映画「ストレイヤーズ・クロニクル」に出演していましたが、
やはり松岡茉優と言ったら映画「桐島、部活やめるってよ」だと思う。
しかし、あの時のナイス脇役とは違った、今回は圧倒的存在感があり、
広瀬すずの存在感に負けてない、見事でした。
物語としては、前作の「上の句」のラストからの続き。
幼馴染の綿谷新がかるたを止めると言ったため、急遽、千早と太一が新の実家に訪れた。
原因はかるたを始めるきっかけである祖父綿谷始の死であった。
何もできない千早はかるたをする姿を新に観てもらうため、
焦るように打倒若宮詩暢の目標をかかげるが、
それが原因で瑞沢競技かるた部に亀裂が入ろうとしていた…という感じかな。
前作同様に原作のコミックを読んでないのですが、
たぶん原作に忠実な流れなんだと思います。
それゆえにすっきりしない部分もあるのかなと…という事で、
映画「ちはやふる -下の句-」の感想です。
悪くないんですよ…本当に悪くない。
特に最初に書いた様に、上の句はかるた部の創設からチームの絆が出来上がる過程がメインであって、
そのため主人公である千早がそこまで目だった成長がなかったのですが、
やはりこの下の句では主人公の千早がちゃんと主人公として悩みもがいている。
2本通してみると映画「ちはやふる -上の句-」は計算されたバランスだったのだなと分かる。
ここからちょっとネタバレになるので、展開を知りたくないって人は読まないでくださいね。
たぶん原作に忠実なんでしょう、映画クライマックスのクイーンの詩暢との戦いでなんと完敗。
個人戦であってもチームの絆があって、みんなで戦っている瑞沢競技かるた部が、
一人で戦う詩暢に対して勝つのかと思いきや、
途中かるたをやっていて一番楽しかったことを思い出し善戦するも大差で負ける。
この展開で良いの?
もちろん、原作漫画では続きがあるから良いんだろうけど、
映画では2本立な訳でここで話を完結させなきゃいけないはずなのに、
負けて終わるってどうなんだろう…テレビドラマ「マジすか学園4」を思い出した。
善戦はするけどやっぱ実力があるほうが勝つよねって話ならば、前回の北央にこそ負けるべきじゃん。
歴史もあって努力も怠ってない部としての実力のある彼らに勝つのであれば、
映画のラストにこそチームの絆があるからこそ勝てたって展開じゃないと、
上の句であった展開は結局実力だよねって下の句で覆される構図になってしまってないかと。
まあそこらへんはうまくごまかす感じで作られているので、
ほとんどの人は気にならないのかもしれないが…個人的にはちょっとガッカリ。
ガッカリというか、まあ原作に忠実なんだろうなって。
あとせっかく北央の須藤から丸秘の本をもらったのに、
団体戦はオマケみたいな扱いなので活きてこない。
そもそも先輩の代から何年もかけて作ってきた本をあいつの一存で渡していいのか!?
それぐらい大切なもののはずなのに活かされんのかい!!みたいな。
スジとして、強くならなきゃと焦るように強さを求める千早が、
かるたの楽しさを思い出すことで本来の強さが発揮されるという分かりやすい展開なので、
けっしてのれない訳でもなく悪い訳でもないのだけど、
それでも勝てない、負けたけどチームの絆は深まったから良いやみたいな感じにされてもなあって。
なんというか映画の締めくくりに相応しくないというか、
連載漫画で「俺達の冒険はまだまだ続く」って言って最終回の漫画の気分。
…って思っていたら、なんと2018年に続編の映画「ちはやふる -結び-」が公開されるそうで。
続くんかい!!
きっと映画「ちはやふる -上の句-」、映画「ちはやふる -下の句-」の成功を見て続編の制作が決定したんだろうけど、
できるなら最初の2部でちゃんと完結させてほしかったなあと思う。
ただ、上の句のチームの創設から観ている訳で、
そのメンバーの活躍というか成長が見れるのは単純に嬉しい訳で。
映画としてどうなのかって問題はあるけど、上の句で成功したチームへの愛着は、
下の句でも活きているので、机君が自ら強いヤツに当ててって言うシーンとかは、
ああ…ちゃんとこいつは成長したんだなって嬉しくなる。
それにキャストのところでも書きましたが、
松岡茉優演じる若宮詩暢の存在感は凄い。
広瀬すずとの2人でも画面の支配の戦いはかるたの戦いと同じぐらい熱かった。
絶対もっと売れる女優になると思うんだけどなあ。
とりあえず、広瀬すずと松岡茉優の戦いが観れるだけで良いとした方がいいのかな。
昨日、映画「ちはやふる -上の句-」の感想を書きましたが、「悪くない」映画でした。
特に主人公の千早の成長が他の部員に比べて目立たなかった点が気になったと書きましたが、
同時にきっとこの下の句では千早の成長が描かれるため上の句は他メンバーに重きをおいたのだろうと。
なのでトータルで観たらきっと映画「ちはやふる -上の句-」も良い映画になるのではないか、
そんな期待をもって鑑賞しました。
今回も前作に引き続きレンタルDVDでの鑑賞です…準新作料金でした。
映画「ちはやふる -下の句-」は2016年公開の映画「ちはやふる -上の句-」に引き続き小泉徳宏監督作品。
撮影・制作自体が2本同時に行なわれているのでキャストやスタッフが同じなのは当然なのですが、
続編でキャストが変わらないってのは嬉しいですよね。
小泉徳宏監督作品は今回含めて3本観ましたが、印象としては画作りはしっかりしてるけど、
細かいところは気にしないというか粗が目立つタイプなのかなあと。
この傾向に磨きがかかると大友啓史監督みたいになってしいそうで若干の危惧がある。
ただ、この映画「ちはやふる」の2作品を観る感じでは大丈夫かなあと。
もしかしたら映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」だけが異常に酷いだけなのかもしれない。
先ほども書いた様にキャストは変更ありませんが、
映画「ちはやふる -下の句-」ではライバル的存在の若宮詩暢役に松岡茉優が登場。
このブログでは映画「ストレイヤーズ・クロニクル」に出演していましたが、
やはり松岡茉優と言ったら映画「桐島、部活やめるってよ」だと思う。
しかし、あの時のナイス脇役とは違った、今回は圧倒的存在感があり、
広瀬すずの存在感に負けてない、見事でした。
物語としては、前作の「上の句」のラストからの続き。
幼馴染の綿谷新がかるたを止めると言ったため、急遽、千早と太一が新の実家に訪れた。
原因はかるたを始めるきっかけである祖父綿谷始の死であった。
何もできない千早はかるたをする姿を新に観てもらうため、
焦るように打倒若宮詩暢の目標をかかげるが、
それが原因で瑞沢競技かるた部に亀裂が入ろうとしていた…という感じかな。
前作同様に原作のコミックを読んでないのですが、
たぶん原作に忠実な流れなんだと思います。
それゆえにすっきりしない部分もあるのかなと…という事で、
映画「ちはやふる -下の句-」の感想です。
悪くないんですよ…本当に悪くない。
特に最初に書いた様に、上の句はかるた部の創設からチームの絆が出来上がる過程がメインであって、
そのため主人公である千早がそこまで目だった成長がなかったのですが、
やはりこの下の句では主人公の千早がちゃんと主人公として悩みもがいている。
2本通してみると映画「ちはやふる -上の句-」は計算されたバランスだったのだなと分かる。
ここからちょっとネタバレになるので、展開を知りたくないって人は読まないでくださいね。
たぶん原作に忠実なんでしょう、映画クライマックスのクイーンの詩暢との戦いでなんと完敗。
個人戦であってもチームの絆があって、みんなで戦っている瑞沢競技かるた部が、
一人で戦う詩暢に対して勝つのかと思いきや、
途中かるたをやっていて一番楽しかったことを思い出し善戦するも大差で負ける。
この展開で良いの?
もちろん、原作漫画では続きがあるから良いんだろうけど、
映画では2本立な訳でここで話を完結させなきゃいけないはずなのに、
負けて終わるってどうなんだろう…テレビドラマ「マジすか学園4」を思い出した。
善戦はするけどやっぱ実力があるほうが勝つよねって話ならば、前回の北央にこそ負けるべきじゃん。
歴史もあって努力も怠ってない部としての実力のある彼らに勝つのであれば、
映画のラストにこそチームの絆があるからこそ勝てたって展開じゃないと、
上の句であった展開は結局実力だよねって下の句で覆される構図になってしまってないかと。
まあそこらへんはうまくごまかす感じで作られているので、
ほとんどの人は気にならないのかもしれないが…個人的にはちょっとガッカリ。
ガッカリというか、まあ原作に忠実なんだろうなって。
あとせっかく北央の須藤から丸秘の本をもらったのに、
団体戦はオマケみたいな扱いなので活きてこない。
そもそも先輩の代から何年もかけて作ってきた本をあいつの一存で渡していいのか!?
それぐらい大切なもののはずなのに活かされんのかい!!みたいな。
スジとして、強くならなきゃと焦るように強さを求める千早が、
かるたの楽しさを思い出すことで本来の強さが発揮されるという分かりやすい展開なので、
けっしてのれない訳でもなく悪い訳でもないのだけど、
それでも勝てない、負けたけどチームの絆は深まったから良いやみたいな感じにされてもなあって。
なんというか映画の締めくくりに相応しくないというか、
連載漫画で「俺達の冒険はまだまだ続く」って言って最終回の漫画の気分。
…って思っていたら、なんと2018年に続編の映画「ちはやふる -結び-」が公開されるそうで。
続くんかい!!
きっと映画「ちはやふる -上の句-」、映画「ちはやふる -下の句-」の成功を見て続編の制作が決定したんだろうけど、
できるなら最初の2部でちゃんと完結させてほしかったなあと思う。
ただ、上の句のチームの創設から観ている訳で、
そのメンバーの活躍というか成長が見れるのは単純に嬉しい訳で。
映画としてどうなのかって問題はあるけど、上の句で成功したチームへの愛着は、
下の句でも活きているので、机君が自ら強いヤツに当ててって言うシーンとかは、
ああ…ちゃんとこいつは成長したんだなって嬉しくなる。
それにキャストのところでも書きましたが、
松岡茉優演じる若宮詩暢の存在感は凄い。
広瀬すずとの2人でも画面の支配の戦いはかるたの戦いと同じぐらい熱かった。
絶対もっと売れる女優になると思うんだけどなあ。
とりあえず、広瀬すずと松岡茉優の戦いが観れるだけで良いとした方がいいのかな。
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