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2018年11月27日

映画「いぬやしき」の感想…残念、良くなりそうな気配はあっただけに残念。

今日は映画「いぬやしき」の感想です。

後ほども書きますが原作はマンガでアニメ化もされたタイトル。

そのアニメが凄く良かったので映画も観てみようと思いました。

今回はDMMの月額レンタルのDVDでの鑑賞です。



映画「いぬやしき」は2018年4月に公開された佐藤信介監督作品。

佐藤信介監督作品と言えば映画「アイアムアヒーロー」ですかね、

まだ観てないんですよね…いつか観たいとは思っています。

ただ、個人的には映画「修羅雪姫」ですよ。

あの頃、釈由美子が好きだったんですよね…DVD買いましたから。

今となってはあんまり思い出せないけど釈由美子が可愛かったのは確か。

映画が面白かったという記憶はないけどね。


先ほども書きましたが、

映画「いぬやしき」は同名の漫画が原作。

Kindleで無料配信していた1巻を読んだ事はありますが、

その1巻までしか読んでいません。

で、2017年にアニメ化されたのを一通り観ていたのですが、

個人的に凄い良い作品だなと思いました。

原作を全部読んでいたらまた違う感想になるかもしれませんが、

1クールというか11話で良い感じに話が纏まっていたのに好感を持ちました。

こんな感じで漫画は読んでないけどアニメを一通り観たって立場での感想なので、

もしかしたら原作とアニメが全く違うって可能性もあるので、

「原作のいぬやしき」がどんな話なのか詳しくは知らないのだが、

「アニメ基準でのいぬやしき」をベースに話をしてしまいます。


物語の簡単なあらすじですが、

サラリーマンの犬屋敷壱郎は念願のマイホームを購入したが、

家族からは疎ましく思われていた。

ある日、健康診断で再検査の通知が届き病院に行くと癌だといわれる。

その事を家族に言おうと思うが、皆に相手にされず孤独を感じる。

そんな中、夜の公園で近くにいた獅子神皓と共に謎の物体に衝突される。

気がつくと何事も無かった様になっていたのだが、

実は犬屋敷壱郎の体は機械にされていたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の犬屋敷壱郎を演じるのは木梨憲武。

原作などに比べるとちょっとカッコいい気がするが、

原作通りの人だとそれはそれで画の魅力として持たないので、

これぐらいでも良いのかなとも思うのだが、

なんとなく木梨憲武が戦っていると仮面ノリダーを思い出してしまう。

敵対する事になる獅子神皓を演じるのは佐藤健。

ちょっと前に映画「亜人」の感想を書きましたが、

高校生の役が出来るってのは考えたら凄いですよね。

そりゃあ後輩も好きになる俳優ですわ。

やっぱり佐藤健の魅力は「あの目」だと思うなあ。

皓の友達である安堂直行を演じるのは本郷奏多。

映画「闇金ウシジマくん Part3」ではほぼ主役の様な役でしたが、

今回も良い感じの役でした…何でしょうね、なんか魅力がある俳優だと思う。

その他、二階堂ふみ、三吉彩花、濱田マリ、

斉藤由貴、伊勢谷友介などが出演しています。

宮根誠司が出ても良かったと思うんだけどなあ。


さて、映画「いぬやしき」の感想ですが、残念。

惜しい部分はあるんだけどなあなあ…残念。

途中までは本当に良かったのになあ。


映画の最初のシーンはタクシーでマイホームに到着する場面。

ここで「犬屋敷壱郎の孤独や悲しさ」をしっかり説明してからのタイトル。

この流れは凄く良いと思いました。

この映画は戦う要素ももちろんありますけど、

この「いぬやしき」という物語って「家族の再生物語」だと思うんですよ。

原作は分からないのですが、

だとしたら少なくとも「アニメと同じ終わり方とか」にするべきじゃないかな。

ネタバレしない様に詳しくは書きませんけど…。

尺の都合もあるだろうけど、

ちょっとこの映画「いぬやしき」では中途半端な感じになってるとしか言えない。

娘との絆は再生できたのかも知れないけど、

「娘だけ」と「家族」ってのは全く話が違うと思うんですよ。

なんで「娘だけ」でこの映画を良しとしたのか…ちょっと監督を責めたい。

これじゃあ「いぬやしき」の物語として台無しじゃないか!

本当に残念。


良いところもあるんですよ。

映画冒頭でヤンキーに絡まれている人すら助けられなかったシーン。

そんな主人公が最終的に多くの人を救う存在になるという展開のために、

そのシーンをちゃんと入れているのは凄く良いと思う…分かってるなあと。


なのに!!…ですよ。

獅子神が車を同時に動かせるというシーンがあるのにも関わらず、

「飛行機」が出て来ないんですよ、ふざけるな!

車を動かしてるシーンを観て…そうそう、これが飛行機に繋がるんだなあ。

…なんて思ってたら、映画を観てても出ねえじゃん!

「車は出せるけど飛行機を出す予算がありませんでした」って言うなら、

最初から車出すなよ、期待しちゃうじゃんね。

分かってねえなあ…って、結局分かってねえんじゃん。


ただ、それでもエキストラの多さを含めて、

日本映画の中では映像は頑張っていた方である。

CGのクオリティも悪くはなかった。

それ故に、もっと映画化に力を入れて練りこんで欲しかったなあ。


あと映画化として良かった点は、

宇宙人の言葉が分からなかった事。

そこら辺はちゃんと作り手も分かってるなあとは思った。

…それぐらいかなあ。


もちろん「いぬやしき」として良いところは残ってる部分もあって、

同じ能力を持ってる2人なのに、

片方は人を救う存在、もう片方は人を殺す存在になってしまう事。

そして獅子神が多くの人を殺せる力があるのに、

たった数人の周りの人を救う事ができない無力感とか、

そこら辺はやっぱじ〜んときますよね。

それ故に「どうしようもないから悲しいの」って台詞は凄く響く。

そして、オレが悪役でじじいがヒーローって言葉にも繋がるんだけど、

あの台詞はあんな感じで言ってほしくなかったなあ…残念。

直行がお金を受け取らない、友達続けるのは無理ってシーンは良かったです。


クライマックスシーンは裸で男が殴りあってて、

途中でゲームの「鉄拳」みたいなコンボが炸裂したり、

これは違うなあ…って残念を通り越して笑えた。

いや、ダメでしょ。


とりあえず、本当に残念なんですよ。

惜しい、という言葉は出るぐらいに良くなりそうな気配はあったんですよ。

物語の始め方から中盤までは凄く良かったし、

映像は飛行機が出ないってのはあるけど基本的に良かったと思う。


やっぱ映画化に向けての構成というか脚本がダメだったんだろうなあ。

うーん…そのダメな部分が先ほども書いてるみたいに、

映画の製作者達が「いぬやしき」が何の話なのか全く分かってない感じなのが、

ちょっと監督の実力を疑ってしまうレベルに酷い。

うーん。


手を伸ばすシーンとかマジで無くて良かったと思うし、

結局、獅子神を倒すロジックがないですよね。

もしかしたらスポーツドリンクの効果って事かも知れないけど、

あの映画の見せ方だと、

「娘を助けたい感情で勝った」みたいな感じじゃんね。

とりあえず言いたいのは、

娘とお父さんの話じゃないんですよ、いぬやしきは!

妻と息子はいいんか!!

映画オリジナルの展開にするなら、もっとあったでしょって思う。

…って、「いぬやしき」を語ってる自分は原作1巻しか読んで無いんですけどね。

今度Kindleで全巻買ってみようかな。


とりあえず、アニメ版がオススメです。

そう言えば部屋のポスター「ガンツ」じゃなかったですね。

佐藤信介監督なのに…いろいろやれない事とかもあるんだろうけどなあ。

それでも言わせてください、残念でした、と。

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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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