2018年09月03日
映画「亜人」の感想…アクションシーンを見せたい映画でアクションシーンに見応えがあったので良いんじゃないかな。
今日は映画「亜人」の感想です。
後輩からおススメされてブルーレイまで借りていたのに、
長い間放置していたのを思い出して観てみました。
という訳で販売用ブルーレイでの鑑賞です。
特典ディスクとかあったけどそっちは観てません。
映画「亜人」は2017年公開の本広克行監督作品。
本広克行監督と言ったら「踊る大捜査線」シリーズで有名かなと思いますが、
映画「スペーストラベラーズ」が個人的には好きです、終わり方以外。
ただ、全体的に微妙な映画が多いイメージでしたが今回はどうだったでしょうか。
また後ほど。
映画「亜人」は同名のコミックが原作。
Kindleで無料で読めた1巻しか読んでないので、
原作はどういう話なのかほぼ知りません。
映画のあらすじとしては、
交通事故で亜人だった事がわかった永井圭は、
日本政府に隔離され研究の対象となっていた。
何度も何度も繰り返し実験が行われている中、
同じ亜人の佐藤により助け出されるのだが、
人を殺す佐藤に嫌悪感を抱いた永井は佐藤と撃ってしまう…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の永井圭を演じるのは佐藤健。
映画「るろうに剣心」シリーズでもアクションはカッコよかったが、
今回もカッコいい映像を見せてくれる。
半裸の肉体もカッコイイ。
ライバルの佐藤を演じるのは綾野剛。
独特の存在を放っていて悪役としてよかった。
クセのある感じは好き嫌いが分かれるかもしれないが、
個人的には良かったです、半裸もカッコイイ。
厚生労働省の戸崎を演じるのは玉山鉄二。
目に力のある俳優ですが今回もいい目でした。
佐藤の仲間である田中を演じるのは城田優。
カッコイイですよね、画になります。
難しい女性相手のアクションシーンもカッコよく見せてくれました。
戸崎のボディガード下村を演じるのは川栄李奈。
ちょっとね…若すぎる。
もうちょっと歳をとったら良い女優になれるかも。
役に対して幼すぎる感じはあったけど、
それでもカッコイイアクションシーンは見応えあった。
これからに期待しています。
その他、浜辺美波、千葉雄大、山田裕貴、
國本鍾建、吉行和子などが出演しています。
さて、映画「亜人」の感想ですが面白かったです。
正直、本広克行監督は期待していなかったのですが良かったですよ。
昨日感想を書いた映画「闇金ウシジマくん Part3」は同じマンガ原作物ですが、
比べるといかに山口雅俊監督が映画に向いて無いかが分る。
まあ、それはまた別の話か。
先にも書いた様に原作のマンガは1巻しか読んでいないので、
ほぼ原作の物語は知りませんが、
それでもマンガと映画は全然違う話なんだなって事は分った。
連載もののマンガ原作映画は「何を見せるか」が大事になってくる。
だから原作をそのまま実写化するのは愚の骨頂。
映画オリジナルの展開になるのはどちらかというと当然だと思う。
で、今回の映画「亜人」は「何が見せたいのか」がとても明確。
それは亜人という特性を活かしたアクションシーンです。
だから見せたいものに関して言えば、満点と言っていいほど、
上手く作れていると思います。
こんな戦い方って観た事ないですから。
本当に佐藤健はじめ出演している全ての人達、
また撮影や編集にかかわる皆様の努力によって、
価値のあるアクションシーンが完成していて、
これに対して不満のある人はいないのではないでしょうか。
なので、もうここだけで感想を止めても良いのです。
アクションシーンを見せたい映画で、
アクションシーンが面白いんだから、十分良い映画です。
それでもやはりスジというか物語については、
気になるところは出てきてしまう。
まず「亜人」とはと説明から入るのは時間短縮に良いし、
いきなり永井が人体実験されてるってのもアリだと思う。
ただ、あまりにも急な展開なので、
どちらかというと人体実験で何度も殺されている永井を見せられて、
なんで永井は佐藤を撃っちゃったのか理解が出来なくなる。
原作にいた友達とかも今回いないし、
人の温かさに触れるのも研究所を脱出したあとなので、
あの感じだとなんでかな…って。
まあ、1本の映画にするのは難しいよね。
そういう意味では川栄演じる下村のバックストーリーが語られないので、
なんで戸崎を守らなきゃいけないのか不思議に思う。
なにかあるんだろうなって感じには思わせてくれるんだけど、
あれだけ亜人は研究対象で惨いことされてるのに、
下村は免除されてるのかって普通に気になるよね。
もちろん、アクションシーンを見せたい映画だから、
そこら辺は省いたって事なんだろうけどね。
ただ厳しく言うなら、アクションシーンだけ見せたいとしても、
映画はその他の部分も見られてしまうものだという事。
例えば、研究所の襲撃シーンでは防犯カメラって音流れるの?って。
どこかで誰かがボリューム上げたのかも知れないけどさ。
あと一時的にかくまってくれるおばあちゃんの家で、
村の人達が集まってくるってシーンがあるんだけど、
夜とかに大勢人が集まってるのに、
実際に家に訪ねてくるのは日が昇ってから…夜通し村人は何してたの?
で、一番観ていておかしいと思うのはSAT戦。
「相手が亜人だって分かっていて」なぜ普通の銃火器なのか。
あの時、麻酔装備だったらなんなく佐藤を取り押さえていたでしょ。
そもそも、麻酔銃じゃなくて催眠ガスとか、
意識を失う攻撃だったらもっと効果的なものありそうなのにね。
まあ、そんな事言い出したらツッコミどころはいっぱいあるけど、
日本で一番強い組織って紹介していて、
相手の対策をしてないのはどんなけポンコツ集団なんだって思った。
あとはヒカキンはいらんだろってのかな、別にいいけど。
でも、終わり方もすごくサッパリしていたし、
オリジナルの展開で約109分にまとめたのは偉い。
どこかの映画監督に言ってやりたいですね。
ただ基本的に厚生労働省が襲われるまではどっちかと言うと、
亜人側に感情移入してしまいそうな作りだったので、
なんとなく佐藤頑張ってほしい気持ちになったけど。
そんな感じで、基本的には作り手の見せたいものが、
とても見応えのある映画なので面白いし満足できる内容です。
これを観て、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」の失敗は、
物語を語ろうとして失敗しているところだろうなあと思った。
映画「亜人」のカッコイイ映像だけ観てくださいって作りは潔いと思う。
ただ、続編とかはやらない方がいいと思う。
後輩からおススメされてブルーレイまで借りていたのに、
長い間放置していたのを思い出して観てみました。
という訳で販売用ブルーレイでの鑑賞です。
特典ディスクとかあったけどそっちは観てません。
映画「亜人」は2017年公開の本広克行監督作品。
本広克行監督と言ったら「踊る大捜査線」シリーズで有名かなと思いますが、
映画「スペーストラベラーズ」が個人的には好きです、終わり方以外。
ただ、全体的に微妙な映画が多いイメージでしたが今回はどうだったでしょうか。
また後ほど。
映画「亜人」は同名のコミックが原作。
Kindleで無料で読めた1巻しか読んでないので、
原作はどういう話なのかほぼ知りません。
映画のあらすじとしては、
交通事故で亜人だった事がわかった永井圭は、
日本政府に隔離され研究の対象となっていた。
何度も何度も繰り返し実験が行われている中、
同じ亜人の佐藤により助け出されるのだが、
人を殺す佐藤に嫌悪感を抱いた永井は佐藤と撃ってしまう…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の永井圭を演じるのは佐藤健。
映画「るろうに剣心」シリーズでもアクションはカッコよかったが、
今回もカッコいい映像を見せてくれる。
半裸の肉体もカッコイイ。
ライバルの佐藤を演じるのは綾野剛。
独特の存在を放っていて悪役としてよかった。
クセのある感じは好き嫌いが分かれるかもしれないが、
個人的には良かったです、半裸もカッコイイ。
厚生労働省の戸崎を演じるのは玉山鉄二。
目に力のある俳優ですが今回もいい目でした。
佐藤の仲間である田中を演じるのは城田優。
カッコイイですよね、画になります。
難しい女性相手のアクションシーンもカッコよく見せてくれました。
戸崎のボディガード下村を演じるのは川栄李奈。
ちょっとね…若すぎる。
もうちょっと歳をとったら良い女優になれるかも。
役に対して幼すぎる感じはあったけど、
それでもカッコイイアクションシーンは見応えあった。
これからに期待しています。
その他、浜辺美波、千葉雄大、山田裕貴、
國本鍾建、吉行和子などが出演しています。
さて、映画「亜人」の感想ですが面白かったです。
正直、本広克行監督は期待していなかったのですが良かったですよ。
昨日感想を書いた映画「闇金ウシジマくん Part3」は同じマンガ原作物ですが、
比べるといかに山口雅俊監督が映画に向いて無いかが分る。
まあ、それはまた別の話か。
先にも書いた様に原作のマンガは1巻しか読んでいないので、
ほぼ原作の物語は知りませんが、
それでもマンガと映画は全然違う話なんだなって事は分った。
連載もののマンガ原作映画は「何を見せるか」が大事になってくる。
だから原作をそのまま実写化するのは愚の骨頂。
映画オリジナルの展開になるのはどちらかというと当然だと思う。
で、今回の映画「亜人」は「何が見せたいのか」がとても明確。
それは亜人という特性を活かしたアクションシーンです。
だから見せたいものに関して言えば、満点と言っていいほど、
上手く作れていると思います。
こんな戦い方って観た事ないですから。
本当に佐藤健はじめ出演している全ての人達、
また撮影や編集にかかわる皆様の努力によって、
価値のあるアクションシーンが完成していて、
これに対して不満のある人はいないのではないでしょうか。
なので、もうここだけで感想を止めても良いのです。
アクションシーンを見せたい映画で、
アクションシーンが面白いんだから、十分良い映画です。
それでもやはりスジというか物語については、
気になるところは出てきてしまう。
まず「亜人」とはと説明から入るのは時間短縮に良いし、
いきなり永井が人体実験されてるってのもアリだと思う。
ただ、あまりにも急な展開なので、
どちらかというと人体実験で何度も殺されている永井を見せられて、
なんで永井は佐藤を撃っちゃったのか理解が出来なくなる。
原作にいた友達とかも今回いないし、
人の温かさに触れるのも研究所を脱出したあとなので、
あの感じだとなんでかな…って。
まあ、1本の映画にするのは難しいよね。
そういう意味では川栄演じる下村のバックストーリーが語られないので、
なんで戸崎を守らなきゃいけないのか不思議に思う。
なにかあるんだろうなって感じには思わせてくれるんだけど、
あれだけ亜人は研究対象で惨いことされてるのに、
下村は免除されてるのかって普通に気になるよね。
もちろん、アクションシーンを見せたい映画だから、
そこら辺は省いたって事なんだろうけどね。
ただ厳しく言うなら、アクションシーンだけ見せたいとしても、
映画はその他の部分も見られてしまうものだという事。
例えば、研究所の襲撃シーンでは防犯カメラって音流れるの?って。
どこかで誰かがボリューム上げたのかも知れないけどさ。
あと一時的にかくまってくれるおばあちゃんの家で、
村の人達が集まってくるってシーンがあるんだけど、
夜とかに大勢人が集まってるのに、
実際に家に訪ねてくるのは日が昇ってから…夜通し村人は何してたの?
で、一番観ていておかしいと思うのはSAT戦。
「相手が亜人だって分かっていて」なぜ普通の銃火器なのか。
あの時、麻酔装備だったらなんなく佐藤を取り押さえていたでしょ。
そもそも、麻酔銃じゃなくて催眠ガスとか、
意識を失う攻撃だったらもっと効果的なものありそうなのにね。
まあ、そんな事言い出したらツッコミどころはいっぱいあるけど、
日本で一番強い組織って紹介していて、
相手の対策をしてないのはどんなけポンコツ集団なんだって思った。
あとはヒカキンはいらんだろってのかな、別にいいけど。
でも、終わり方もすごくサッパリしていたし、
オリジナルの展開で約109分にまとめたのは偉い。
どこかの映画監督に言ってやりたいですね。
ただ基本的に厚生労働省が襲われるまではどっちかと言うと、
亜人側に感情移入してしまいそうな作りだったので、
なんとなく佐藤頑張ってほしい気持ちになったけど。
そんな感じで、基本的には作り手の見せたいものが、
とても見応えのある映画なので面白いし満足できる内容です。
これを観て、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」の失敗は、
物語を語ろうとして失敗しているところだろうなあと思った。
映画「亜人」のカッコイイ映像だけ観てくださいって作りは潔いと思う。
ただ、続編とかはやらない方がいいと思う。
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