2018年09月02日
映画「闇金ウシジマくん Part3」の感想…実力不足なんじゃなくてただ単に向いてない。
今日は映画「闇金ウシジマくん Part3」の感想です。
契約しているけどほとんど使っていない「dTV」を久々に起動。
何か無いかなと見ていて、見つけたのがこの作品です。
という訳でdTVをChromecastを使ってテレビで鑑賞。
映画「闇金ウシジマくん Part3」は2016年公開の山口雅俊監督作品。
前作の映画「闇金ウシジマくん Part2」の感想を書きましたが、
引き続き山口雅俊が監督をしています。
前作の感想で「実力不足」と書いたのですが、
今回はどうだったか…それはまた後ほど。
説明不要だと思いますが、原作は同名のマンガ。
Part3というタイトルからも分る様に劇場版の第3弾になります。
原作の「フリーエージェントくん」と「中年会社員くん」の話が使われています。
映画のあらすじですが、まあ今回も割愛。
意味もなくゴチャゴチャしてるんですよね。
キャストですが、
メインキャラクターは前作と変わっていません。
主人公の丑嶋を演じるのは山田孝之。
マンガ版とは違うのだけど独自の雰囲気があって、
このキャラクターをモノにしているのはさすが。
今回の映画の登場人物として
ネットビジネスにハマる男沢村真司を演じるのは本郷奏多。
どちらかというとこの映画では彼が主人公な作りでもある。
画としての力もあったし良い俳優だと思う。
沢村と知り合う女の麻生りなを演じるのは白石麻衣。
もちろん乃木坂46のメンバーで彼女が出ていると華がある。
ただ、演技が上手いかと言われると…ちょっと。
そこも含めて新人タレントって役なのかもしれない。
もう1人のこの映画でのメインの存在の男加茂守を演じるのは藤森慎吾。
チャラい感じが役にあっていたのだけど、
これについてはまた後ほど。
その他、綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、
高橋メアリージュン、マキタスポーツ、最上もが、
筧美和子、さくらゆら、浜野謙太、矢野聖人などが出演しています。
さて、映画「闇金ウシジマくん Part3」の感想ですが、
前作よりはだいぶマシになった感じはあるけど、
山口雅俊監督は映画を作るのには向いてない印象は変わらなかった。
良い素材そろえたのにマズイ料理を出された感じ。
これだけ良い素材があって、なんでこんなもんを作るんだって。
最初にハッキリ書いておこうと思うのですが、無駄に長すぎる。
131分という長さを見た時に嫌な予感はしていたのだけど、
やっぱり山口雅俊監督は話を纏める力は無い。
尺が決まっているテレビドラマというジャンルでは力を発揮するんじゃないだろうか。
というか、映画と言ってもテレビの延長でしか考えてない企画なのだから、
ハードルを上げるのがそもそも間違いかもしれない。
多くの人は無駄に長い時間に耐えられなかったのではないだろうか。
間違ってほしくないのは、
映画がテレビより優れてるとかそういう話じゃなくて、
映画は映画、テレビはテレビの作り方があると思う。
この映画「闇金ウシジマくん Part3」はただ2つの話+αを、
ごちゃごちゃにしてつなげただけで1つの作品にまとまっていない。
普通、1本の映画として作るんだったら、
何かしら2つのエピソードが絡んできたりすると思うが、
最初から最後まで何も交わらない。
途中で出てくる犀原なんて次回作のためだけ。
加茂に火をつけるとかあったけど、
この映画しか観てない人は「何?」ってなるよね。
今回はブラジャー透けてないし…ガッカリだよ。
ただ、この映画では下着だけでなくおっぱいが見れる。
これは良いですね。
さくらゆらのおっぱいが見れるのと、
白石麻衣の下着姿が見れるのは評価高いよね。
そもそも山田孝之はじめ俳優、女優は頑張っていると思う。
そして天生翔がやってる天上塾って詐欺も実際にあるものだし、
キャバ嬢のセリフでワインについて
「赤と白どっちがいい?」とかの実際のテクニックとかもあったり、
1つ1つを見ていくと「良い映画かも」と思わせる要素はある。
ところが…ですよ。
ところが残念な仕上がりになっているところを見ると、
さっきも書きましたが山口雅俊監督は映画に向いてないとしか言えない。
Part3とは言え、ここから観る人もいるだろうという事で、
ナレーションからの始まりで今までのダイジェスト映像があるのは良いと思う。
ただ、ここで「結束は固い」とか言わせてからの、
映画のラストで「仲間なんていない」とか次につなげる感じ。
まあ、もともとPart3と「ザ・ファイナル」は同時進行の企画だから仕方がないのだが、
Part3の長い131分を観たあとに、「ザ・ファイナルに続く!」みたいなの見せられても、
もうおなかいっぱいなんですけどって…バランス悪いよね本当に。
映画の冒頭で取り立てシーンがあるのは良いと思うのだけど、
かわいいものしりとりとか、
ピコピコハンマーで叩いてるのとか、
そういう笑えないライトな感じにするのは違うと思う。
前回の返せるのに今手持ちがない人が連れてかれるのも違うと思うけど、
もっと酷い目に合うってシーンの方が合ってると思うのだが。
ネタバレになることは書かないけど、
本当にうしじま君と同じ思いとして「そんなに悪いことした?」って思うのだが、
着地としてああいう形なのはいらないだろと。
一歩踏み外したらゲームオーバーみたいな人生送ってくれよと強く願った。
そんな感じかな。
確かに前回よりはごちゃごちゃしてない気もするけど、
監督はこの131分を自分で見直して「長い」と思わなかったのだろうか。
明らかに無駄なシーンがあるし、もっと纏めれる。
っていうか、それぞれ独立した話をわざわざごちゃごちゃにしただけ。
それって意味がないですよね。
ただただ分りづらくしただけじゃんって。
あと、ラストのすっごい説明っぽいセリフの、
「なんでそんな厳しい仕事してるんすか?」
「食うためだ」ってやつ。
役が話すんじゃなくて、役に話させるってダサいと思う。
そういう感覚が欠如してるのが致命的。
普通に考えて利息が高すぎて、
25000円借りて10日後に50000円を返すって誰も借りなくない?
他で貸してくれないって人が来るならともかく、
そういう人もいるけど、そうじゃない人ってなんでここで借りるんだろうって。
あと白石麻衣の言葉で「お金に負けるのは嫌だな」って序盤であるんだけど、
絶対お金に負ける展開だなって思ったのに、ほぼほぼ話に絡まんのかい!って思った。
そして土方仕事で月に12,3万って稼げてなさすぎだろとか。
そういう細かいツッコミどころもある。
というわけで、
素材は一級品で仕入れたのに出てきた料理は並以下だったって映画と言えばいいかな。
続編の「ザ・ファイナル」も130分あるとか。
まだ観てないのに言うのもなんだけど、この感じだと纏まってないんだろうな。
この映画が面白いって言ってる人って俳優・女優を褒めてるか、
ストーリーが良いってところでしょ、きっと。
それは俳優や女優が凄い、原作が素晴らしいって事で、
映画としてどうだったかって考えたら、
絶対もっと良くなるはずなんですよ…だって纏まってないんだもん。
テレビ番組作っててくださいよ、おとなしく。
テレビが悪いって訳じゃないんだから。
尺が決まってる方が山口雅俊監督は力を発揮するんだって、きっと。
契約しているけどほとんど使っていない「dTV」を久々に起動。
何か無いかなと見ていて、見つけたのがこの作品です。
という訳でdTVをChromecastを使ってテレビで鑑賞。
映画「闇金ウシジマくん Part3」は2016年公開の山口雅俊監督作品。
前作の映画「闇金ウシジマくん Part2」の感想を書きましたが、
引き続き山口雅俊が監督をしています。
前作の感想で「実力不足」と書いたのですが、
今回はどうだったか…それはまた後ほど。
説明不要だと思いますが、原作は同名のマンガ。
Part3というタイトルからも分る様に劇場版の第3弾になります。
原作の「フリーエージェントくん」と「中年会社員くん」の話が使われています。
映画のあらすじですが、まあ今回も割愛。
意味もなくゴチャゴチャしてるんですよね。
キャストですが、
メインキャラクターは前作と変わっていません。
主人公の丑嶋を演じるのは山田孝之。
マンガ版とは違うのだけど独自の雰囲気があって、
このキャラクターをモノにしているのはさすが。
今回の映画の登場人物として
ネットビジネスにハマる男沢村真司を演じるのは本郷奏多。
どちらかというとこの映画では彼が主人公な作りでもある。
画としての力もあったし良い俳優だと思う。
沢村と知り合う女の麻生りなを演じるのは白石麻衣。
もちろん乃木坂46のメンバーで彼女が出ていると華がある。
ただ、演技が上手いかと言われると…ちょっと。
そこも含めて新人タレントって役なのかもしれない。
もう1人のこの映画でのメインの存在の男加茂守を演じるのは藤森慎吾。
チャラい感じが役にあっていたのだけど、
これについてはまた後ほど。
その他、綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、
高橋メアリージュン、マキタスポーツ、最上もが、
筧美和子、さくらゆら、浜野謙太、矢野聖人などが出演しています。
さて、映画「闇金ウシジマくん Part3」の感想ですが、
前作よりはだいぶマシになった感じはあるけど、
山口雅俊監督は映画を作るのには向いてない印象は変わらなかった。
良い素材そろえたのにマズイ料理を出された感じ。
これだけ良い素材があって、なんでこんなもんを作るんだって。
最初にハッキリ書いておこうと思うのですが、無駄に長すぎる。
131分という長さを見た時に嫌な予感はしていたのだけど、
やっぱり山口雅俊監督は話を纏める力は無い。
尺が決まっているテレビドラマというジャンルでは力を発揮するんじゃないだろうか。
というか、映画と言ってもテレビの延長でしか考えてない企画なのだから、
ハードルを上げるのがそもそも間違いかもしれない。
多くの人は無駄に長い時間に耐えられなかったのではないだろうか。
間違ってほしくないのは、
映画がテレビより優れてるとかそういう話じゃなくて、
映画は映画、テレビはテレビの作り方があると思う。
この映画「闇金ウシジマくん Part3」はただ2つの話+αを、
ごちゃごちゃにしてつなげただけで1つの作品にまとまっていない。
普通、1本の映画として作るんだったら、
何かしら2つのエピソードが絡んできたりすると思うが、
最初から最後まで何も交わらない。
途中で出てくる犀原なんて次回作のためだけ。
加茂に火をつけるとかあったけど、
この映画しか観てない人は「何?」ってなるよね。
今回はブラジャー透けてないし…ガッカリだよ。
ただ、この映画では下着だけでなくおっぱいが見れる。
これは良いですね。
さくらゆらのおっぱいが見れるのと、
白石麻衣の下着姿が見れるのは評価高いよね。
そもそも山田孝之はじめ俳優、女優は頑張っていると思う。
そして天生翔がやってる天上塾って詐欺も実際にあるものだし、
キャバ嬢のセリフでワインについて
「赤と白どっちがいい?」とかの実際のテクニックとかもあったり、
1つ1つを見ていくと「良い映画かも」と思わせる要素はある。
ところが…ですよ。
ところが残念な仕上がりになっているところを見ると、
さっきも書きましたが山口雅俊監督は映画に向いてないとしか言えない。
Part3とは言え、ここから観る人もいるだろうという事で、
ナレーションからの始まりで今までのダイジェスト映像があるのは良いと思う。
ただ、ここで「結束は固い」とか言わせてからの、
映画のラストで「仲間なんていない」とか次につなげる感じ。
まあ、もともとPart3と「ザ・ファイナル」は同時進行の企画だから仕方がないのだが、
Part3の長い131分を観たあとに、「ザ・ファイナルに続く!」みたいなの見せられても、
もうおなかいっぱいなんですけどって…バランス悪いよね本当に。
映画の冒頭で取り立てシーンがあるのは良いと思うのだけど、
かわいいものしりとりとか、
ピコピコハンマーで叩いてるのとか、
そういう笑えないライトな感じにするのは違うと思う。
前回の返せるのに今手持ちがない人が連れてかれるのも違うと思うけど、
もっと酷い目に合うってシーンの方が合ってると思うのだが。
ネタバレになることは書かないけど、
本当にうしじま君と同じ思いとして「そんなに悪いことした?」って思うのだが、
着地としてああいう形なのはいらないだろと。
一歩踏み外したらゲームオーバーみたいな人生送ってくれよと強く願った。
そんな感じかな。
確かに前回よりはごちゃごちゃしてない気もするけど、
監督はこの131分を自分で見直して「長い」と思わなかったのだろうか。
明らかに無駄なシーンがあるし、もっと纏めれる。
っていうか、それぞれ独立した話をわざわざごちゃごちゃにしただけ。
それって意味がないですよね。
ただただ分りづらくしただけじゃんって。
あと、ラストのすっごい説明っぽいセリフの、
「なんでそんな厳しい仕事してるんすか?」
「食うためだ」ってやつ。
役が話すんじゃなくて、役に話させるってダサいと思う。
そういう感覚が欠如してるのが致命的。
普通に考えて利息が高すぎて、
25000円借りて10日後に50000円を返すって誰も借りなくない?
他で貸してくれないって人が来るならともかく、
そういう人もいるけど、そうじゃない人ってなんでここで借りるんだろうって。
あと白石麻衣の言葉で「お金に負けるのは嫌だな」って序盤であるんだけど、
絶対お金に負ける展開だなって思ったのに、ほぼほぼ話に絡まんのかい!って思った。
そして土方仕事で月に12,3万って稼げてなさすぎだろとか。
そういう細かいツッコミどころもある。
というわけで、
素材は一級品で仕入れたのに出てきた料理は並以下だったって映画と言えばいいかな。
続編の「ザ・ファイナル」も130分あるとか。
まだ観てないのに言うのもなんだけど、この感じだと纏まってないんだろうな。
この映画が面白いって言ってる人って俳優・女優を褒めてるか、
ストーリーが良いってところでしょ、きっと。
それは俳優や女優が凄い、原作が素晴らしいって事で、
映画としてどうだったかって考えたら、
絶対もっと良くなるはずなんですよ…だって纏まってないんだもん。
テレビ番組作っててくださいよ、おとなしく。
テレビが悪いって訳じゃないんだから。
尺が決まってる方が山口雅俊監督は力を発揮するんだって、きっと。
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