2013年01月18日
就職活動について
福岡では、昨日の夕方から降り続いた雪のおかげで、
高速道路は通行止めになり、高速バスは運行中止、
しかし他はいたって平穏にやり過ごしたようだ。
明日、明後日のセンター試験には影響がなさそうである。
高校生は大変である。
しかし高校生より大変なのが、大学生である。
就職活動だ。
日本はサラリーマンが多く、独立を目指している人は
少ないと言われている。
それはセカンドチャンスがない、つまり、
失敗すると2回目の立ち直るチャンスが
極めて少ないということだ。
だから就職するのは大企業か、または公務員を
目指している人が多く、中小企業に行く人は、
ほとんどが第2、第3希望になるのだろう。
以前人事部で、採用に携わっていた時には、
何百人と言う学生と面談、面接をしてきたが、
良いと思う学生ほど、内定を出しても辞退というケースが多い。
採用人数は決まっているので、その中で歩留まりを計算し、
最終的に採用人数を多めに取り、
辞退してきても間に合うように採用してきた。
まるで商品と一緒である。
阪神大震災が起こった時は、
学生時代に何をしてきましたか、という質問に対し、
「ボランティア」という言葉が呪文のように
キーワードとして皆が口にした。
クラブ、サークル、幹事と言った言葉が飛び交う。
どうしてこの会社を選んだのか、と聞くと
「御社の企業風土が私に合うと考え〜」
「御社のパンフレットを見て〜」
「社員の方々が楽しそうに仕事をしているのを見て〜」
やはりマニュアルが幅を利かせていた。
中途採用も取り入れてはいたが、
新卒採用と、中途採用とでは差別は無いと言っても
やはり目に見えない所で差はあった。
しかし、中途採用の方が当然ながら仕事は出来た。
問題は、中途採用の人はまた辞めるのではないか、
ということで、生え抜きではないから、
信用されるまで時間がかかるという事なのかもしれない。
人はなぜ支配されるのかのように就職するのか。
何故社畜と呼ばれるほど働くのか。
認められたい症候群にかかっているのか?
精神的に自立していないからか?
自分で判断しなくていいから楽だからか?
大学を卒業しても就職できず、または就職しないで
ニートになっている若者が多くいる。
就職するだけが人生ではないが、
独立して、起業してもいいのではないか。
その為には、現在引退してお金が余っている人は、
その人たちの為に何らかのアクションを起こせるのではないか。
学生が奨学金を受け取るように、
社会人も独立するための奨学金制度というものが、
出来ないものだろうか。
この記事へのコメント