2012年11月24日
劇場型詐欺:騙されるか騙されないかは、貴方次第です
昔、ある男がある村に現れ、村人たちに言いました。
「猿を一匹1000円で売って欲しい」と。
サルは村では珍しくもなく、そこら中にいたので、
村人たちはさっそく森へ捕まえに行きました。
村人たちが捕まえた何千匹ものサルを男は一匹当たり1000円で購入し、
そのうちサルの数が少なくなってきたので、
村人たちは捕まえに行かなくなりました。
そこで男はサルの値段を一匹当たり2000円にすると発表しました。
この新しい発表により村人たちはまたサルを捕まえに行きました。
しばらくするとサルの数がさらに減ってきたので、
村人は捕獲をやめました。
すると男の申し出は2500円へと吊りあがりました。
しかしサルの数はかなり減ってきているので、
捕まえるどころか見つけるのさえ難しくなっていました。
とうとう男は値段を5000円にまで吊り上げました。
しかしながら、男はビジネスのために
町へ出向かなくてはいけなくなったので、
彼のアシスタントが代わりにサルを買いつけることになりました。
男が留守の間に、このアシスタントは村人たちにこう言いました。
「今まで彼が集めてきたこの多くのサルを、
あなたたちにこっそり3500円で売りますから、
明日彼が戻ったら、それらを5000円で売るといいでしょう」
村人たちはそれぞれお金を出し合って、
そのすべてのサルを一匹3500円で買いました。
しかしその後、村人たちは男もアシスタントも
二度と見ることはなく、
ただサルだけはそこらじゅうにあふれていました。
これが、経済活動である。
実社会では、貴方の元で以下のように行われる。
「○○という会社の者ですが、▲▲という株を持ってますか?」
「持ってないですか。それは残念です。
もし持っていたら一株10万円で買い取りたかったのですが・・・」
数日後、同じ会社から別の会社名で電話がある。
「□□という会社の者ですが、▲▲という株を勧めています。
今だったら一株3万円でオススメしているのですが・・・」
そこで、先日の電話を思い出した貴方は、
「わかりました。100株、300万円分購入します」
(心の声:あの会社に売れば、一株で7万円、
100株で700万円の利益か・・)
株を購入した貴方は、
○○会社に▲▲の株を100株持っているので、
一株10万円で売りたい旨の電話をするが、
その電話は、もはや使われていない。
劇場型の詐欺である。
騙されるか騙されないかは、貴方次第です(笑)
なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?
FX投資でコテンパンに負け続け、
詐欺にもあって辛酸をなめた男が
海外ファンドで大逆転を遂げることができた
本当の理由
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