2012年11月11日
世界ヘビー級チャンピオン:クリチコ兄弟
先日行われたロンドン・オリンピックで、
ミドル級ながら、金べダルを獲得した村田諒太(むらたりょうた)。
プロに転向するかどうか、多分しないと思うが、
それでも、ミドル級なので夢を見てしまう。
プロに目を転じると、
現在、日本人は5人がチャンピオンとなっている。
プロボクシングの階級は、17段階あるので見てみるとこうなる。
ミニマム級 47.627Kg以下
ライトフライ級 47.627Kg超〜48.988Kg
フライ級 48.988Kg超〜50.802Kg
●WBCフライ級王者・五十嵐俊幸
スーパーフライ級 50.802Kg超〜52.163Kg
●WBCスーパーフライ級王者・佐藤洋太
バンタム級 52.163Kg超〜53.524Kg
●WBCバンタム級王者・山中慎介
●WBAバンタム級王者(休養王者)・亀田興毅
スーパーバンタム級 53.524Kg超〜55.338Kg
フェザー級 55.338Kg超〜57.153Kg
スーパーフェザー級 57.153Kg超〜58.967Kg
●WBAスーパーフェザー級王者・内山高志
ライト級 58.967Kg超〜61.235Kg
スーパーライト級 61.235Kg超〜63.503Kg
ウエルター級 63.503Kg超〜66.678Kg
スーパーウエルター級 66.678Kg超〜69.853Kg
ミドル級 69.853Kg超〜72.575Kg
★村田諒太(アマは69〜75kgになる)
スーパーミドル級 72.575Kg超〜76.204Kg
ライトヘビー級 76.204Kg超〜79.379Kg
クルーザー級 79.379Kg超〜90.719Kg
ヘビー級 90.719Kg超
スーパーフェザー級王者・内山高志と比べても、
村田諒太は、10キロ以上重い事になる。
以前クルーザー級で西島洋介が、マイナーながら
IBFで世界クルーザ級王座を獲得した。
リングネーム:西島 洋介山。
日本で初めての重量級のプロボクサーである。
以前、モハメド・アリ(カシアス・クレイ)が
ヘビー級チャンピオンになり、フォアマンだとか、
フレーザーだとか、ホームズだとか、いろいろいたが、
マイク・タイソンが突如現れ、私もにわかボクシングファンと
なってしまった。
そんなに大きくない体での、スピードとパンチ力に、
ボクシングファンならずとも、タイソンには、魅了されたと思う。
例え対戦相手の耳をかじったとしてもだ。
そして今、世界ヘビー級チャンピオンは、2人いる。
WBA・WBO・IBFの3つの団体で
チャンピオンになった、ウラディミール・クリチコ。
WBCのチャンピオンである、ビタリー・クリチコ。
なんと、兄弟で世界チャンピオンなのである。
ちなみに、ビタリー・クリチコが兄なのだが、
ウクライナ民主連合(UDAR)という政党を作り、
その総裁になり、2012年ウクライナ最高議会選挙に当選した。
そして兄弟そろって体育学博士号を持っている。
いやはやなんともであるが、
プロボクシングは、この兄弟が中心である事は、
間違いないだろう。
そして今日、ウラディミール・クリチコは、
27戦全勝15KOのマリウシュ・ワフと、
3団体統一タイトルをかけて戦った。
おかげで、朝6:00時に起きて、テレビを見た訳だが、
198cmのクリチコと202cmのワフ。
挑戦者のマリウシュ・ワフは28戦目で初めての世界戦だ。
アメリカでの賭け率は21−1とチャンピオン有利。
8ラウンド目にクリチコはラッシュをかけたが倒せず。
結局、最終12ラウンド判定で、3−0。
ウラディミール・クリチコの危なげない、
13度目の世界戦の勝利となった。
36歳のクリチコは何処まで行くのだろうか。
兄のビタリー・クリチコは40歳だ。
日本においては、体格も以前と比べて大きくなっているので、
何時の日か、ヘビー級に挑戦する若者が現れることを、
願ってやまない。
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