2014年05月30日
渓流釣りのエル・ドラド
渓流釣りをするものの中には、源流遡行の願望を持つものは少なくない。私もその一人だが、本格的に登山用具を揃えて実際にそれを趣味とする人間もいる。ただ、徒歩で源流を目指すには、時間的な問題や熊との遭遇といった危険性から、そこまでのめりこむ人は限られる。
これまでに聞いたことのある源流遡行で印象深かったのは、日高山脈の山懐から流れ出るパンケ川やキリブネイ川、オピラルカオマップ川などの幌満川支流。「奥に行くほど大型の岩魚やオショロコマが釣れるが、そこから先は熊が怖くて進めなかった」と、20年以上も前に、当時親しかったフライマンが教えてくれた。幌満ダムからさらに奥のこうした支流には、手付かずの自然が今でも変わらず残っている。熊の生息圏で簡単に立ち入ることはできない分、大型岩魚やオショロコマの魚影が濃いということだ。
札幌近郊でも、多数の小河川が流れる支笏湖近辺や、中山峠周辺の山岳渓流には魚影の濃い支流が数多くある。また、白老のホロホロ山麓から流れ出る敷生川の源流部の近くには、大型岩魚が生息するといわれている大小の沼が確認されている。いずれも、林道のゲートがしっかりと閉じられるようになり、一般の人間が車では入り込めなくなったことから、エル・ドラド(黄金郷)と化してきた。
その例をいくつか上げると、鉱山毒の影響で魚が棲まないといわれる豊羽鉱山の白井川(二股川と合流する下流域には生息)では、余市岳や美比内山から流れ込む支流で大型岩魚や虹鱒が釣れることを、当時この鉱山に勤めていた人から聞いた。ただ、熊の巣といわれているほど頻繁に熊の出没するところで、そこまで行くものはめったにいなかったという。
また、「恵庭岳に向かう登山道から外れた漁川源流部には大きな池があり、その池には尺を越えるオショロコマが群れをなして泳いでいる」という話、さらに「オコタンペ湖の奥にあるフレ岳近辺の大きな池では、手付かずの大岩魚が釣れる」などの話も聞いた。札幌からほど近いところでも、これだけ胸の高まるエル・ドラド伝説が存在する。確かめようはないが、行けるものならば元気なうちにそのいずれかに挑戦したいと思っている。
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これまでに聞いたことのある源流遡行で印象深かったのは、日高山脈の山懐から流れ出るパンケ川やキリブネイ川、オピラルカオマップ川などの幌満川支流。「奥に行くほど大型の岩魚やオショロコマが釣れるが、そこから先は熊が怖くて進めなかった」と、20年以上も前に、当時親しかったフライマンが教えてくれた。幌満ダムからさらに奥のこうした支流には、手付かずの自然が今でも変わらず残っている。熊の生息圏で簡単に立ち入ることはできない分、大型岩魚やオショロコマの魚影が濃いということだ。
札幌近郊でも、多数の小河川が流れる支笏湖近辺や、中山峠周辺の山岳渓流には魚影の濃い支流が数多くある。また、白老のホロホロ山麓から流れ出る敷生川の源流部の近くには、大型岩魚が生息するといわれている大小の沼が確認されている。いずれも、林道のゲートがしっかりと閉じられるようになり、一般の人間が車では入り込めなくなったことから、エル・ドラド(黄金郷)と化してきた。
その例をいくつか上げると、鉱山毒の影響で魚が棲まないといわれる豊羽鉱山の白井川(二股川と合流する下流域には生息)では、余市岳や美比内山から流れ込む支流で大型岩魚や虹鱒が釣れることを、当時この鉱山に勤めていた人から聞いた。ただ、熊の巣といわれているほど頻繁に熊の出没するところで、そこまで行くものはめったにいなかったという。
また、「恵庭岳に向かう登山道から外れた漁川源流部には大きな池があり、その池には尺を越えるオショロコマが群れをなして泳いでいる」という話、さらに「オコタンペ湖の奥にあるフレ岳近辺の大きな池では、手付かずの大岩魚が釣れる」などの話も聞いた。札幌からほど近いところでも、これだけ胸の高まるエル・ドラド伝説が存在する。確かめようはないが、行けるものならば元気なうちにそのいずれかに挑戦したいと思っている。
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