浜益川本流と支流でヤマメ釣り: ホラー好きのフライマン
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2019年07月13日

浜益川本流と支流でヤマメ釣り



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 渇水状態が厳しく、型ものは見えず

 5月27日以来、ほぼ2か月ぶりに浜益へ釣行した。とは言ってもショアトラウトが目的ではない。浜益川とその支流での渓流釣りを行った。
 
 ただ、朝5時に着いた浜益の海岸には、平日だというのに5〜6人のアングラーが沖に向かってルアーを投じている。これがサクラマスのシーズンならば分かるが、それから随分経っている。
 一体、何を狙っているのだろうか。考えられるのはヒラメだろう。時間調整のために少し様子を見ていたが、誰の竿にもアタリが来ないために、予定通り浜益川の支流に向かった。
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 今回は、6月から始めた渓流釣行で、今年まだ訪れていない場所として浜益川を選んだ。特に、昨年ヤマメの実績のあった支流と本流への釣行が今回の目的。
 ところが、浜益川にも少雨の影響がはっきりと表れ、本流は昨年同時期の半分ほどの水量。また支流の中には、枯れ沢となったところも見受けられるなど、厳しい渇水状態にあった。

 初めに入った支流(写真@A)も、昨年同時期との比較では水量が3割近く少ない。当然あるべきポイントも浅くなっていたり、消えたりして魚の姿は見えない。
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 この支流は、昨年初めて釣行した渓流。見た目の小さな流れよりも魚影が豊かで、最長25センチほどのヤマメがヒットした。だから、浜益川に釣行するときには、最初にこの渓流に入ろうと決めていた。

 浜益川との出合いから、2キロほど上った中流域から入渓。先に記したように、渇水のために流れは細く水流も昨年の70%ほど。そして、川に沿って延びる林道には、熊の糞Dがあちこちに残されているといった、精神的にネガティブになるような事象が連続する。

 淵や落ち込み、流れ出し流れ込み、水深のある平瀬などのポイントは少なくなったが、その数少ないポイントからフライに反応する魚がいる。そのほとんどは新子で、#10のドライフライにはかからない。
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 入渓地点からしばらく行ったポイントで、15センチ前後のヤマメがヒット。それを機にアタリが出始める。
 支流の流れは、初めは岩だらけの山岳渓流の様相だが、遡行を続けると淵が連続、そして流れの穏やかな里川の渓観になるなど、様々な姿を見せてくれる。

 これが満水状態ならば、さらに渓相の美しい流れになるのだろうと思った。しかし、この支流の流れが何と贅沢なものだったのかが、後で分かった。
  昨年、途中から脱渓した場所を越えてさらに釣り上がる。もうかれこれ2キロ近く遡行したのでは。
 
 ここまでの釣果は12,3センチから20センチ(E)のヤマメが5匹に、同サイズの虹鱒4匹、それに15センチほどのホウライ鱒(F)が1匹という内容。
 できれば、尺越えのヤマメをという希望はかなわず、ここで脱渓。次の支流に向かうことにした。
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 着いた二つ目の支流(B)は、川底の岩がほとんど姿を現すという、半分枯れ沢状態。初めに入った支流とは雲泥の差だった。
 それでも、細い流れを見つけてはフライを打ち込むが、反応するのは新子のヤマメだけ。
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 ようやく針がかりしたのは、25センチほどの岩魚(G)。後が続くかと期待したが、ピン子ヤマメのスレがかりばかり起きて、本流(C)に移動することに。
 本流でも、昨年は型もののヤマメを手にした。だから、今回もと期待を寄せていたが、橋の下の流れを見て愕然とする。
  先ほどの支流を大きくしたような渇水状態で、ザラ瀬と頭の出た岩や岩盤が交差する細い流れ。
 そのザラ瀬の中にある、岩が流れを変えた浅いポイントにドライを打ち込むと、ヤマメの新子が#10のフライを突っつく。針がかりのしない魚ばかりだが、時折12、3センチのヤマメが大きなフライをくわえてヒットする。
 結局、橋から橋の区間だけ釣り上がったが、めぼしい釣果はなかった。
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 支流にしろ本流にしろ、渇水状態が解消されれば、それなりの釣果は期待できるのでは。これは、どの川や渓流も同じで、入渓するタイミングの難しさを感じている。
 もし渓流に行くならば、前もって河川の情報を探ることが必要だろう。
 ちなみに、帰りに通った青山ダム近辺の河川、5番川や4番川などの上流は、浜益川よりもひどい枯れ沢状態にあった。

写真@浜益川支流の流れ。渓相が美しく流れも穏やかだAただ渇水状態でポイントは限られるBもう一つの支流は、岩丸出しの酷い渇水C浜益川本流の流れ。渇水でザラ瀬がほとんどで、新子しか姿は見えないD初めに入った支流の沿った林道の上にあった熊の糞。これは3頭分かE20センチ余りのヤマメ。初めの支流でヒットしたF同じ支流でのホウライ鱒G2番目の支流でヒットした25センチほどの岩魚

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