2016年08月02日
余市川水系で初のオショロコマ
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余市川上流と支流・朝里沢川へ釣行
今月初めての釣行先は、7月28日の更新で取り上げた、余市川支流・朝里沢川と余市川の最上流部。
前回の釣行では、強風と雨に見舞われて、入渓先を賀老の沢川と余市川本流に変更。その雨の影響が5日経った今でも、道東や道北で続いているとは予想もしなかった。
幸い8月1日の余市川上流は、ただただ蒸し暑いだけで、釣りを行う分には何も問題は無かった。
今回は、同じ水系の川でも、盤ノ沢滝から上流は、棲息する魚が下流とは異なるはず、と朝里沢川での釣行後、キロロリゾート内で二股に分かれる、余市川上流への入渓も行うことにした。
初めに入った朝里沢川は、オショロコマが釣れるという情報で入渓。川に入る場所は多いが、何しろキロロリゾート内。車を道路から離れた場所に置いて、崖下の朝里沢川まで下る。
大岩、小岩のフリーストーン状態の形相は、一目見ただけで荒れ沢だと分かった。川幅が狭い分、雨の後は増水が酷くて入渓は難しそう。
川は、キロロスキー場の脇を流れていることから、山の中にいるという感覚はない。しかし渓相は本格的な山岳渓流。落差のある岩を越えるにも、足に力が入る。
早速第1投、大岩の下の流れ出しに大型メイフライを流し込む。それを何度か繰り返して、入渓地点から50メートルほど上流で初めてのアタリ。
ヒットしたのは、思いもかけない15センチほどの虹鱒。その後も20センチを筆頭とした虹鱒と、小さな岩魚だけで、オショロコマの姿は見えない。
それが、入渓地点から300メートルほど上流に構築された砂防ダムまで続いた。
砂防ダムの上流は、見た限りザラ瀬が続いているようだが、高巻きする術がない。オショロコマが棲息するとすれば、この上流なのだろう、と思いながらも、あきらめて今来たルートを下る。
入渓地点からさらに釣り下ったが、ヒットするのは相変わらず虹鱒。もしかして、キロロの管理釣堀から逃げた虹鱒が野生化したのか。あるいは、定期的に放流しているのかもしれない、などと考えながら、脱渓して次に余市川上流に向かう。
余市川上流に入渓するには、余市川から朝里沢川に分離する個所か、キロロリゾートのスキー場の脇を走る林道を経由するか、のどちらかを考えた。結局、見たこともない上流域に直接入ることに。
その上流域は、余市川という大河が生まれた場所にふさわしい、豪快な流れ。山岳小渓流の朝里沢川と比べると、その違いが分かる。なにしろ大岩や滑床、小滝やその下の釜など、一つ一つの規模が大きい。その分川幅も広いが、遡行する分には苦にならない。
落差の大きな、流れだしの作る深い淵に大型カディスを投じた。すると、3投目に淵の脇からアタリが。上げてみると、岩魚の魚体に薄いピンクの斑点のオショロコマ。
このオショロコマを目的に、余市川支流の白井川、そのまた熊の闊歩する山奥の支流に釣行。そうした余市川上流への釣行を繰り返して、手にすることのなかった余市川水系のオショロコマがあっけなく釣れた。
しばし、手に取った渓流の宝石といわれる姿を眺めて、感慨にふける。オショロコマは、札幌近郊の河川では絶滅状態にあり、今は棲息河川のよほどの上流にでも行かなければ見ることができない。
丁重にリリースして、再び釣り上がる。深い淵や流れ出しのあとの平瀬でポツポツアタリが。針がかりしないサイズが多いが、ヒットするのは岩魚とオショロコマだけ。
そして川は二つに分かれて、いずれの川も堰堤にぶつかる。魚がとても越えられる高さではないので、上流はまた固有の魚の棲息圏となっているのかもしれない。
その楽しみを後日に残して、ここで脱渓。それにしても、白井川上流のオショロコマは、どこに棲息するのか。まだ好奇心は尽きない。
写真は上から、初めに入った朝里沢川の渓相と、ここでヒットした虹鱒、余市川上流部の豪快な流れ、薄いピンクの斑点が愛らしいオショロコマ
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大変、興味のそそられるお話をありがとうございました!!
「どうりで」との思いが強くなりました。
あき缶さんを始め、交流させていただいている皆さんのブログへの訪問回数が減少していて、申し訳なく思っています。
もう少ししたら、仕事も落ち着きますので、あらためてご訪問させていただきます。
それにしても、あき缶さんのお話はすごくためになるものばかりです。
ありがとうございました!!