2015年07月15日
大苦戦した余市川
午後から雨の予報で強風が吹き荒れる中、ほぼ1ヶ月ぶりに余市川水系へ釣行した。
前回は、余市川支流・白井川の上流部にオショロコマを求めて、林道奥深くに分け入った。今回も轟中川、右の沢川、母沢川の三河川が合流する最上流を目指した。
しかし、青井川手前に設けられた林道ゲートは閉じられ、上流への釣行を断念。林道入口の、交通量の多い国道383号線に架かる白井橋付近で竿をだした。
この周辺でも、白井川は山岳渓流の名残をとどめ、流れ出しや淵、荒瀬、よどみ、落ち込みなど多様なポイントを作っていた。入渓地点からフライにやまめがヒットして、幸先のよいスタートとなったが、上流に向かうほどアタリが遠のく。
入渓地点から300メートルほど遡行。岩陰の落ち込みや水深のある早瀬、流れの穏やかなカタなど、通常魚の居付きそうな場所でもフライには反応しなくなった。
この先も魚影が薄い、と考えて釣り下ることにした。白井橋から下流は、水深が深く流れが速くなり、釣り下るのは難しそう。ここで白井川を諦めて、余市川本流に向かうことにした。
いつもは、月見橋や落合橋を基点に入渓しているが、今回は新たなポイントの開拓を目的に銀山方面へ。着いた先は尾根内の銀山頭首工。魚道は設置されているが、2段に分かれた落ち込みにはプールがない。下流は、岩盤で築かれた水路のような流れがずっと先まで続いている。
頭首工では竿を出す場所もなく、堰堤に昇り様子を伺っていると、堰堤下の落ち込みを60センチほどの魚が水柱を立てて泳いでいる。それも3〜4匹が群れを成して、堰堤へのジャンプを繰り返す。「サクラマスだろう」と、泳ぐ姿を見ていると、虹鱒なのかうっすらと赤い側線が入っているように見える。いずれにしてもフライでは無理。早々に、竿の出せる下流に釣り下った。
頭首工から500メートルほど下流で、二つの流れに分かれていた余市川はひとつに合流する。その流れ込みは、普通ならば魚が群れているだろうと思われるが、全く反応はない。
それ以前に、川相は見事なのにここまで釣り下ってもアタリは一度もなかった。仕方なくここも退却、今度は本流の上流部を目指す。目的地はアメマス沢川との合流地点。
この場所は、大河の余市川が山岳渓流の姿に戻るところ。下流の落合橋下では、虹鱒を上げたことはあったが、ここではほとんどが岩魚やアメマス。支流のアメマス沢川は、鉄砲水で過去に何人もの犠牲者を出しており、雨後に入渓するには相当の覚悟がいる。当然、雨模様なので遡行をパスした。
本流は、上流に向かうほど闇を増して、流したフライも見分けがつかない。小淵や大渕、流れ出しや水深のある早瀬など、ポイントが点在する割にはアタリが少ない。ようやく、入渓地点から200メートルほどで初めて岩魚がヒットしたが、後が続かない。岸には、最近のものらしい足跡がいくつも残っていた。こんなところにも釣人が入っているようだ。
空が雨模様に替わったのを機に脱渓したが、白井川と比べてスッキリしない釣行となった。
尚、今回の釣行もpanasonicのウェアラブルカメラで撮影、近いうちにyoutubeに投稿する予定。良かったら見てください。
写真@:余市川支流・白井川の渓相。結局、チビやまめしか釣れなかった、同A:余市川本流に設けられた銀山頭首工。ここまで下ると遡上する魚を確認することができる。見かけたのはサクラマスか虹鱒だろう、同B:アメマス沢川(右)の流れ出る上流部の渓相。左が本流で、こんな場所にも多くの釣人が入っているようだ
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阿寒湖ですか、良いですね!湖も魅力ありますが、阿寒川にも大物が潜んでいるようです。
温泉に浸かりながら、翌朝の釣行計画を練るのも楽しいと思います。
すばらしい釣果に恵まれることを祈っています。
またご来訪ください。
ありがとうございました!!
ご無沙汰しております。
余市川は私もいい思いをしたことがありません。超有名河川はプレッシャーもあり太打ちできませんでしたw
明日からの3連休道東阿寒川釣行行ってきます!良い報告が出来るよう頑張ってきます!
uniさんのブログを毎日拝見させて頂いています。
趣味や料理、その日の出来事など、独自の感性を視点とした
お話は、実にリアルに伝わってきます。
これも、多彩な趣味をお持ちになられるuniさんのもう一面の
姿なのでしょう。
そこに突っ込みを入れようと、タイミングを見計らっているのですが、
なかなか出てきません。
スキを見てご訪問させていただきます!
コメントをありがとうございました!!
良い思いをした事がありません。
入る場所なのかと考えていましたが、
bukkiさんでも苦戦されるとは!
余市川恐るべしです(笑)