ホラー好きのフライマン

　今年は雪解けが早く、その分雪代のスタートが例年より１０日から２週間ほど早まったようだ。この影響から、５月末ぐらいまで待たされる河川でのフライフィッシングが、この時期から行えるところが増えた。
道央圏でも尻別川や余市川、豊平川の本流を除いたその支流など、ほとんどの河川が濁りは残っているものの、水位が安定して釣りのできる状態にある。例えば、白老・敷生川、飛生川、メップ川、ウヨロ川、苫小牧・錦多峰川、小糸魚川、千歳川は中流域も可能で、積丹方面の古平川、美国川も濁りは残るが、水位が安定して入渓できる。

　余市川や尻別川は、支流での釣りは可能だがまだ水位が安定しておらず、雨などの影響を受けやすい時期となっている。また、豊平川水系は支流の真駒内川や厚別川は、水位は落ち着いたが、上流でなければ濁りがとれない。同じく、小樽内川は水位の安定、濁りの解消が例年と同じように、６月に持ち越されそう。漁川やラルマナイ川も水位が安定してきたが、水温はまだ冷たい。
　













　その中で昨日午後、雪代の様子を見がてら真駒内川上流で、１時間ほどフライロッドを振った。国道から空沼岳に続く道を右折して、小滝１号橋から川岸に降りる。真駒内川はまだ濁りが取れておらず、水位も平常時の２割ほど高く、釣りを行うにはあと１週間ほどかかると思われた。
　それでも、視認性の高いメイフライを、緩やかな流れに乗せて様子を見たが、場所を変えて何度流してもフライはピクリともしない。水温は９度ほどで思ったよりも低くはない。魚がいれば反応するはずだが・・・・。

　今年初めて、河川でドライフライを行うフライフィッシャーは、入渓する場所を間違うと、同じ経験をされると思う。この時期、入渓する場所の選択が大きな鍵を握る。目的の場所に着いても、濁りや水位などのコンディションが良くなければ思い切って川を変更するぐらいでなければ、釣果はのぞめないのでは。
　また、季節柄、熊の出没が相次いでおり熊鈴などの携帯は不可欠。そして、車上荒らしが横行しているので、防犯対策も徹底する必要がある。やまめは５月末まで禁漁期間で、釣った場合は必ずリリースを。
　この週末に、入渓を予定しているアングラーが楽しい釣りのできることを祈っています。

写真上左：真駒内川下流の雪代の様子を小滝１号橋から見る。まだ水位が高く、濁りも残っている、同右：同じ橋から上流をのぞむ。奥には魚止めの砂防ダムが見える










人気ブログランキングへ


にほんブログ村