ホラー好きのフライマン

　知人が今週初めに、浜益海岸と群別川の河口に釣行したが、釣果が得られず残念そうだった。あわせて、私が今年に入って幾度も訪れた浜益海岸が、実は川下海岸だったことを聞かされた。浜益市街にあるセイコーマートを越えた少し先の駐車場を装備した公園は「川下海水浴場」と記されていたという。

　本来の浜益海岸は、浜益川河口から札幌方向に向かった毘砂別海岸までのことを言うらしい。知人はその二つの海岸を攻めたものの、波が高かったこともあり「多くのアングラーが入っていたが、誰も釣果がなかった」という。
　私が、アメマスの釣果に恵まれた川下海岸の外れも、潮周りが良くなかったようでアタリはなかったらしい。














　彼はその浜益海岸で、常連のアングラーからサクラマスのポイントを教えてもらった。毘砂別から浜益市街に向かう途中の、海岸にせり出した駐車場の下の海岸一帯がそのポイントで、アングラーはそこから浜益市街地方面や、毘砂別川河口に向かう。
　積丹・野塚海岸のゼロワンドをイメージしたら分かり易く、野塚のゼロワンドよりも波打ち際からかけ上がりの距離が短い。急深なポイントがいつくも見られ、「そこにサクラマスが溜まる」というのが常連の話。

　知人も実際にその場所で竿を出したが、沖合い200メートル付近で発生した高い波のせいでポイントが掴めなかったらしい。ただ、波が収まればアメマスはもとよりサクラマスが居ついくと確信したという。

　私といえば、そうした一級ポイントも知らずに、これまで波のない川下海水浴場でのんびりと釣りをしていたことになる。今考えれば、どおりで釣人の姿が見えなかったわけだ。
　それでも、youtubeにも投稿（「毘砂別・浜益海岸でサクラ狙う」）した通り、川下海岸でアメマスが釣れたのは紛れも無い事実。一箇所でのんびりと釣りをしたいのならば、このポイントを勧める。

　さて、知人は今回最初に群別川の河口に赴いた。群別川河口は波が高く、ブロックで遮られたその隣で波竿を出したが、2時間ほど粘ってもアタリがなかったという。当然、釣人は自分ひとりだった。その後、浜益海岸に向かっての話が上記のとおり。
　浜益海岸常連のアングラーとの交流を通して、「通い詰めれば、サクラマスを手にすることができる」との確信を得たという。細かなポイントを教えてもらったので、来週中には私も釣行する計画を立てた。その時には、ブログに嬉しい話を載せたいと願っている。

写真上左：群別川が流れ出す群別海岸。砂浜はなく岩で構成された河口は根がかりが激しいという、同上右：駐車場下の本来の浜益海岸。急深なポイントも多く、粘ればサクラマスも期待できるという

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