ホラー好きのフライマン

　１４、１５日の先週末の札幌近郊の天気は、石狩や胆振地方ともに晴れあるいは曇りで、気温が上昇して海や湖では釣り日和となったかに思えた。しかし、いずこも風が強く海は時化気味で、釣行しても落ち着いて釣りのできる状況ではなかったようだ。
　今週末の２１、２２日の予報は、日本海側は曇り、胆振地方は晴れのち曇りの予報で、気温は7度から8度、風は弱く、海の波はいずれも1メートルほどと、湖、海ともに釣り日和となりそう。

　日頃、道央圏の河川や湖、海岸に釣行している札幌近郊のアングラーの中には、連休を利用して島牧や瀬棚、江差のアメマス・サクラマス、あるいは釧路や十勝河川での大型アメマス釣りに挑戦する人もいると思う。その参考のために、道内各地のトラウト釣果情報を集めてみた。

　まず湖は、支笏湖と洞爺湖に限定される。支笏湖ではアメマスの岸寄りがまだ1ヶ月ほど先で、この時期は数は上がらないが大型ブラウンや虹鱒が対象となる。美笛川河口やニナル川河口のワンド、トンネル下や苔の洞門下、虹鱒・姫鱒橋など南岸のポイントは多彩。北岸はもう少し先か。

　河川は、余市川下流の遡上アメマス、千歳川中流のブラウンが本格化していく見通しだ。余市川では田上橋付近で大型アメマスの釣果が見られたという情報。また、日高方面でも各河川の河口でアメマスの釣果が高まっているほか、雪代の影響がほとんど無い釧路川や音別川、茶路川も大型の遡上アメマスに期待が持てる。














　海のトラウトは、せたなや寿都、江差、上ノ国、島牧の各海岸でサクラマス釣りが盛り上がっている。アメマスは、そこまで行かなくても、積丹や浜益、日高ほか道央の各海岸で釣果が見られるが、サクラマスは現時点では日本海南部に遠征しなければ難しい。狙い目は八雲・熊石見日海岸や寿都・樽岸海岸、同・政泊海岸、上ノ国・寅ノ沢海岸など。

　今後、サクラマスについても日高門別や岩内などの漁港、裏積丹の神恵内方面、表積丹の各海岸、増毛近辺の浜益や舎熊などで釣果が期待されるが、本格化するのはまだ先になりそうだ。どうしても釣り上げたいというのならば、日本海南部方面に出かけるのが懸命。

　自らも、「サクラマスが釣れている」との情報の下に、浜益海岸と日高門別漁港に釣行した。しかし、日高門別地区では、サクラマスはおろかアメマスの姿を見ることがなかった。結論として、自分の目で確認できないものは、どのような情報でも期待は持たないこと。今回の釣行でそれをあらためて知らされた。

　今週もサクラマスを求めて浜益海岸＝写真上左＝と日高門別漁港＝同上右＝に釣行したが、サクラマスはおろかアメマスも上がらなかった

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