2015年03月17日
つくば蘭展 2015 春(前篇)
つくば蘭展 2015 春にイッテきました!
こちらの温室の中や、研修棟の中でヤッテいます。
筑波実験植物園の中でやっているので、入場料(¥310)がかかりますが、植物園内は広いし、梅やあと何か(ロウバイ?とか河津桜?とかクリスマスローズ?とか)も色々咲いているので面白いです。
3月22日(9:00〜16:30 *入園は16:00まで)までやってます。
個人的におススメは、研修棟の「小笠原諸島の自然と蘭の写真展」と、Bee Orchidのコーナーにあるオルキス。
温室内は湿度が高くてむわっとしていて、カメラの電源を入れるとレンズが曇ります。
そうやって撮れた奇跡の1枚。
しかも、あのオルキス!裸の男の妖精が戯れてるヤツ。
Orchis italica
C. mossiae
花が大きくて綺麗、迫力のあるモシェでした。
Robiquetia corina (sib.)
パイナップルオーキッドの異名を持つパプアニューギニア・フィリピンの蘭。
Restrepia(Rpa.) ophicepala?
レストレピアはもっと葉が小さい印象でしたが、こちらは葉が大きいです。私もいくつか栽培していましたが枯れました。クールは難しいです、、、
Stanosarcos Vanguard 'Fire ball'
持ち主の方は、ネジバナに似ていると勧められて購入したそうですが、、、結構違うので衝撃を受けたのでは、と心配になりました、、、、
Masd. leonii
非常に面白い形でした。白という色も珍しいです。アンテナと、真ん中の丸首シャツを着たおじさん?が良い。
Masd. shiraishii (syn. harlequina)
白石氏が命名したのでしょうか。シライシーと読むそうです。斑点が、黒と赤で分かれていて綺麗です。
Aerangis citrata
花も綺麗ですが、花茎のスジが面白い。
Anacheilium janeirense
変わった色、形だと思います!
Helcia sanguinolenta (syn. Trichopilia sanguinolenta)
アクセントの青とタイガー模様が良い。
Trichocentrum lacerum
属名は、以前はOncidiumでしたが、現在はTrichocentrum属に変更になりました。そして種名も、以前はstipitatumと呼ばれていたそうですが、現在はlacerumに変更されたそうです。属名や種名の変更に関して否定的な意見をよく耳にしますが、研究者の努力で蘭が体系化されたり、細分化され、今後の発展に寄与できるなら、非常に有り難いことだと捉えており、私は肯定派です。でも、カトレアの属名変更はビックリでした〜。レリアやソフロは属名変更しない方が特徴や栽培もイメージし易くて良かったんじゃ?Blc.とかLc.とかSc.とか記載されていた方が、花なし株でもなんとなくイメージできるし、栽培もなんとなくイメージできるから、購入の決め手にもなってたのに、、、。そういう意味では戦犯ですね(笑)。しかし、この変更が何年後かに正解だったと言える日がくることを信じて、私は陰ながら応援していきたいと思います。
Rhynchostele cordata(Odm. cordatum)
カッコイイ花でした。
ちょっと名札が読めませんでしたが、バンダとパピリオナンセの交配種。良い花だと思います。
Sarco. fitzgeraldii
サーコキラスという属はあまり注目していなかったのですが、今回の蘭展で綺麗だなと気付きました。
Polystachya pubescens
デンドロかと思ったのですが、ちょっと違うみたいで、面白い花でした。
Gomesa croesus
花がプクっと丸くて可愛く、黄色と茶色の配置が良かったので目を惹きました。
Den. canaliculatum
小さい花なのに、輝くような色彩をもっていて惹かれました。
Den. Gillieston Gold 'Nathallie'
ビタミンカラーのキンギアナム系。
Den. spectabile
始めて見た時衝撃的だったスペクタビレ。好きな人は絶対好きなハズ。私のストライクゾーンです。
Cym. wadae 'Liguna'
この先たとえどのような交配種を作ろうとも、ワダエに匹敵する美しさを持つシンビは作れないだろうと言われている、シンビの完成形。もうこれがあれば、交配種は要らないとさえ言われているようです。シンビなんてあんなに交配種がゴロゴロしてるのに、その頂点にいきなり君臨した、原種のwadae。大声ダイヤモンドでいきなりセンターを奪った、珠理奈のよう。今回も見れて良かったです。
Ophrys ferrum-equinum
黒くて花が大きいオフィリスで、面白かったです。この方のコレクションは、見る人が見ればとてもセンスが良いことが分かります。
Paph. insigne
花型に野趣があり、ドーサルのスポットがカッコよかったインシグネでした。
Paph. exul
通常個体より黄色味が強く、珍しい変種。この方のコレクションも非常にセンスが良いのです。
Paph. villosum var. boxallii
典型的なボクサリーで、野趣があって魅力的でした。
Paph. Saeka Mochizuki
やさしい色彩で、可愛いパフィオでした。もしかして、望月さんの娘さんの名前?Paph. malipoense × Paph. Lola Birdとのこと。
Bulb.(Megaclinium) purpureorhachis
コブラオーキッドはどうしてもコブラに似てる茎の方に目がいきますが、花も良く見ると虫が行列しているみたいで面白いです。
この会の特徴は、どの属にも栽培の上手い方が数名ずついらっしゃって、それぞれ切磋琢磨しているので、全体的に栽培や仕立てのレベルが高いことです。
皆さんとても勉強熱心で、毎月勉強会を実施しているから全体のレベルが高くなるのでしょう。
ここ最近は会内でなんとなくその他の蘭が流行しているのか、そっち系の展示が増えてきていて、そういう傾向を肌で感じるのも面白いです。
今回はそういう理由に加え、ちょっと訳があってセレクトした写真がコアなのでした。
本来は名前をきちんと調べたり、ブログの構成をきちんと練ってから載せたいところですが、蘭展のレポートは結構時間をとられるので、寝不足になってしまい、本業に影響する可能性があるのでこの辺で、、、、
また時間があるときに後篇をアップしますが、全ては紹介しきれないので、お時間のある方は実際に会場に足を運ばれてみることをお勧めします。
こちらの温室の中や、研修棟の中でヤッテいます。
筑波実験植物園の中でやっているので、入場料(¥310)がかかりますが、植物園内は広いし、梅やあと何か(ロウバイ?とか河津桜?とかクリスマスローズ?とか)も色々咲いているので面白いです。
3月22日(9:00〜16:30 *入園は16:00まで)までやってます。
個人的におススメは、研修棟の「小笠原諸島の自然と蘭の写真展」と、Bee Orchidのコーナーにあるオルキス。
温室内は湿度が高くてむわっとしていて、カメラの電源を入れるとレンズが曇ります。
そうやって撮れた奇跡の1枚。
しかも、あのオルキス!裸の男の妖精が戯れてるヤツ。
Orchis italica
C. mossiae
花が大きくて綺麗、迫力のあるモシェでした。
Robiquetia corina (sib.)
パイナップルオーキッドの異名を持つパプアニューギニア・フィリピンの蘭。
Restrepia(Rpa.) ophicepala?
レストレピアはもっと葉が小さい印象でしたが、こちらは葉が大きいです。私もいくつか栽培していましたが枯れました。クールは難しいです、、、
Stanosarcos Vanguard 'Fire ball'
持ち主の方は、ネジバナに似ていると勧められて購入したそうですが、、、結構違うので衝撃を受けたのでは、と心配になりました、、、、
Masd. leonii
非常に面白い形でした。白という色も珍しいです。アンテナと、真ん中の丸首シャツを着たおじさん?が良い。
Masd. shiraishii (syn. harlequina)
白石氏が命名したのでしょうか。シライシーと読むそうです。斑点が、黒と赤で分かれていて綺麗です。
Aerangis citrata
花も綺麗ですが、花茎のスジが面白い。
Anacheilium janeirense
変わった色、形だと思います!
Helcia sanguinolenta (syn. Trichopilia sanguinolenta)
アクセントの青とタイガー模様が良い。
Trichocentrum lacerum
属名は、以前はOncidiumでしたが、現在はTrichocentrum属に変更になりました。そして種名も、以前はstipitatumと呼ばれていたそうですが、現在はlacerumに変更されたそうです。属名や種名の変更に関して否定的な意見をよく耳にしますが、研究者の努力で蘭が体系化されたり、細分化され、今後の発展に寄与できるなら、非常に有り難いことだと捉えており、私は肯定派です。でも、カトレアの属名変更はビックリでした〜。レリアやソフロは属名変更しない方が特徴や栽培もイメージし易くて良かったんじゃ?Blc.とかLc.とかSc.とか記載されていた方が、花なし株でもなんとなくイメージできるし、栽培もなんとなくイメージできるから、購入の決め手にもなってたのに、、、。そういう意味では戦犯ですね(笑)。しかし、この変更が何年後かに正解だったと言える日がくることを信じて、私は陰ながら応援していきたいと思います。
Rhynchostele cordata(Odm. cordatum)
カッコイイ花でした。
ちょっと名札が読めませんでしたが、バンダとパピリオナンセの交配種。良い花だと思います。
Sarco. fitzgeraldii
サーコキラスという属はあまり注目していなかったのですが、今回の蘭展で綺麗だなと気付きました。
Polystachya pubescens
デンドロかと思ったのですが、ちょっと違うみたいで、面白い花でした。
Gomesa croesus
花がプクっと丸くて可愛く、黄色と茶色の配置が良かったので目を惹きました。
Den. canaliculatum
小さい花なのに、輝くような色彩をもっていて惹かれました。
Den. Gillieston Gold 'Nathallie'
ビタミンカラーのキンギアナム系。
Den. spectabile
始めて見た時衝撃的だったスペクタビレ。好きな人は絶対好きなハズ。私のストライクゾーンです。
Cym. wadae 'Liguna'
この先たとえどのような交配種を作ろうとも、ワダエに匹敵する美しさを持つシンビは作れないだろうと言われている、シンビの完成形。もうこれがあれば、交配種は要らないとさえ言われているようです。シンビなんてあんなに交配種がゴロゴロしてるのに、その頂点にいきなり君臨した、原種のwadae。大声ダイヤモンドでいきなりセンターを奪った、珠理奈のよう。今回も見れて良かったです。
Ophrys ferrum-equinum
黒くて花が大きいオフィリスで、面白かったです。この方のコレクションは、見る人が見ればとてもセンスが良いことが分かります。
Paph. insigne
花型に野趣があり、ドーサルのスポットがカッコよかったインシグネでした。
Paph. exul
通常個体より黄色味が強く、珍しい変種。この方のコレクションも非常にセンスが良いのです。
Paph. villosum var. boxallii
典型的なボクサリーで、野趣があって魅力的でした。
Paph. Saeka Mochizuki
やさしい色彩で、可愛いパフィオでした。もしかして、望月さんの娘さんの名前?Paph. malipoense × Paph. Lola Birdとのこと。
Bulb.(Megaclinium) purpureorhachis
コブラオーキッドはどうしてもコブラに似てる茎の方に目がいきますが、花も良く見ると虫が行列しているみたいで面白いです。
この会の特徴は、どの属にも栽培の上手い方が数名ずついらっしゃって、それぞれ切磋琢磨しているので、全体的に栽培や仕立てのレベルが高いことです。
皆さんとても勉強熱心で、毎月勉強会を実施しているから全体のレベルが高くなるのでしょう。
ここ最近は会内でなんとなくその他の蘭が流行しているのか、そっち系の展示が増えてきていて、そういう傾向を肌で感じるのも面白いです。
今回はそういう理由に加え、ちょっと訳があってセレクトした写真がコアなのでした。
本来は名前をきちんと調べたり、ブログの構成をきちんと練ってから載せたいところですが、蘭展のレポートは結構時間をとられるので、寝不足になってしまい、本業に影響する可能性があるのでこの辺で、、、、
また時間があるときに後篇をアップしますが、全ては紹介しきれないので、お時間のある方は実際に会場に足を運ばれてみることをお勧めします。
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