2015年01月14日
2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(C. percivaliana編)
2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。
今回は、現在私が注目中のC. percivalianaを特集してみました。
「第54回 全日本蘭協会 サンシャイン蘭展 2015」
C. percivaliana
サミット系を使った実生でしょうか。まだ株を作っている最中だと思うのですが、花型が良いと思います。ややオープンリップですが、株が出来てきたらどう変わっていくか楽しみですね。
C. percivaliana 'Summit' FCC/AOS
花型が良くて、花も大きく、パーシの中ではもはや殿堂入りといっても過言ではないFCC個体。未だに多くの趣味家が、「パーシバリアナの中ではなんだかんだでサミットが1番良い」と評価しています。オーバーラップする性質があります。大株も綺麗でした。MCがあり、更にハイレベルなMC mutant個体まであります。
'Summit'の大株も素敵でした。
C. percivaliana 'Black Fly'
他の個体に比べるとリップが濃く、大きくて迫力があり、非常に良個体です。
C. percivaliana 'Canaima's Queen' FCC/SVCN
最近のCanaima系は結構叩かれていますが、パーシのCanaima系は個人的には良花満載だと思います。この個体も非常に花型・展開が良く、美しい花です。この個体もMCがあります。
C. percivaliana 'Hiroko'
まだ株が出来ていない為だとは思いますが、花弁が細くオープンリップになっています。ある意味、特徴的な花なのかもしれません。
C. percivaliana 'A'
どちらかというとアルバーツ系で、独特の花弁の薄さとリップの黄が多いという色彩が特徴的でした。花型がラビアタ系の、上品で蝶のようにふわっとした印象を受けます。
C. percivaliana aurea 'Georgina'
こちらはさらに黄色が多くなったアマリロ系。
C. percivaliana 'M13'
s/aの個体。私もs/a好きなのですが、どの個体も似ていて見分けがつきにくいな、と感じています。もう少し改良が進んで、完全なs/aやs/a splash、P幅の広いs/aとか、リップの大きいs/aとか、特徴をもった個体が色々出てくると良いですね。
C. percivaliana alba 'Golden Kid'
パーシのアルバの黄色はゴールドがかっているので、個人的には非常に好みです。この個体はスロートまで黄色で染まっているレベルの高い個体だと思います。
「第44回 埼玉洋らん展」
C. percivaliana 'Alberts'
'Summit'と双璧をなしていた、古くからあるtipoの有名個体。リップのフリル感や弁質など、全体的に女性的な感じ。
C. percivaliana `Karen Graf'
今回は展開がいまいちですが、リップが濃色でフリルが多い、形の良い個体。
C. percivaliana 'Sperma'
え!?この個体名、イイの?この花のどこにその要素が?臭い繋がり??カタカナ表記だったのでスペルが合っているかわかりませんが、チャレンジャーな個体名で目が覚めました!素晴らしい!ごちそうさまです!絶対変えないで下さい!
C. percivaliana 'Canaima's Patricia'
こちらもカナイマのパーシ。これも花型が良くて、かなりの良個体だと思います。パーシバリアナはベネズエラに自生するので、恐らくCanaima's Orchidはpercivalianaに強いのだと思います。
「第25回 船橋洋らん展」
C. percivaliana
おそらく同じ実生の兄弟だと思うのですが、3個体展示されていました。こちらはその中でも形が良く、pinceladaが入りそうだった個体。
C. percivaliana
C. percivaliana
3個体の中で、多分1番形が良く、展開も良かった個体。
C. percivaliana 'Thiago'
'Summit'のMC変異個体の1つ。花も大きく、形も良くてふくよかにオーバーラップし、完璧な個体。
C. percivaliana 'Gabriela'
ガブリエラ(ガブリエル)は通常のtipoに比べ、黄色が多い個体。アマレロで流通することもあるくらいなので、アマレロの走り的存在だったのかなと思います。
C. percivaliana 'Centro Amarille'
辻氏の本に登場する、リップの赤が限りなく少なく、黄が強いアマリロ(アマリージョ)系の上位個体。
C. percivaliana coerulea 'Ondina'
美しいセルレア個体。'オンディーヌ'と呼ばれていることが多いような気がしたのですが、'オンディーナ'と呼ばれることもあるみたい。この個体にもMCがあります。
C. percivaliana s/a 'Farah Diba'
こちらも他のs/aとの違いが分かりにくいのですが、''Jewel''よりリップの色が濃いのかもしれません。
C. percivaliana alba 'A'
'Golden Kid'に比べると、黄色の面積が小さく、ペタルやリップのフリルも少ないようです。黄色すらあまり入っていないアルバを追究している方におススメ。
そういう訳でC.percivalianaは、'Summit'が絶対的エース、‘Alberts’、'Black Fly'、`Karen Graf'、'Thiago'、'Canaima'系を押さえて、もしあれなら、これらの実生を求めると面白いものが出るかもしれません。
そして、C. trianaei 'Tinco'以来の流れを汲んだ素晴らしい個体、C.percivaliana 'Sperma’も今回の注目株です。
なんか、ありがたやー。
C.percivaliana ‘Alberts’(Div.)
文中にも出てきたアルバーツのOG分け株。良い花です。
今回は、現在私が注目中のC. percivalianaを特集してみました。
「第54回 全日本蘭協会 サンシャイン蘭展 2015」
C. percivaliana
サミット系を使った実生でしょうか。まだ株を作っている最中だと思うのですが、花型が良いと思います。ややオープンリップですが、株が出来てきたらどう変わっていくか楽しみですね。
C. percivaliana 'Summit' FCC/AOS
花型が良くて、花も大きく、パーシの中ではもはや殿堂入りといっても過言ではないFCC個体。未だに多くの趣味家が、「パーシバリアナの中ではなんだかんだでサミットが1番良い」と評価しています。オーバーラップする性質があります。大株も綺麗でした。MCがあり、更にハイレベルなMC mutant個体まであります。
'Summit'の大株も素敵でした。
C. percivaliana 'Black Fly'
他の個体に比べるとリップが濃く、大きくて迫力があり、非常に良個体です。
C. percivaliana 'Canaima's Queen' FCC/SVCN
最近のCanaima系は結構叩かれていますが、パーシのCanaima系は個人的には良花満載だと思います。この個体も非常に花型・展開が良く、美しい花です。この個体もMCがあります。
C. percivaliana 'Hiroko'
まだ株が出来ていない為だとは思いますが、花弁が細くオープンリップになっています。ある意味、特徴的な花なのかもしれません。
C. percivaliana 'A'
どちらかというとアルバーツ系で、独特の花弁の薄さとリップの黄が多いという色彩が特徴的でした。花型がラビアタ系の、上品で蝶のようにふわっとした印象を受けます。
C. percivaliana aurea 'Georgina'
こちらはさらに黄色が多くなったアマリロ系。
C. percivaliana 'M13'
s/aの個体。私もs/a好きなのですが、どの個体も似ていて見分けがつきにくいな、と感じています。もう少し改良が進んで、完全なs/aやs/a splash、P幅の広いs/aとか、リップの大きいs/aとか、特徴をもった個体が色々出てくると良いですね。
C. percivaliana alba 'Golden Kid'
パーシのアルバの黄色はゴールドがかっているので、個人的には非常に好みです。この個体はスロートまで黄色で染まっているレベルの高い個体だと思います。
「第44回 埼玉洋らん展」
C. percivaliana 'Alberts'
'Summit'と双璧をなしていた、古くからあるtipoの有名個体。リップのフリル感や弁質など、全体的に女性的な感じ。
C. percivaliana `Karen Graf'
今回は展開がいまいちですが、リップが濃色でフリルが多い、形の良い個体。
C. percivaliana 'Sperma'
え!?この個体名、イイの?この花のどこにその要素が?臭い繋がり??カタカナ表記だったのでスペルが合っているかわかりませんが、チャレンジャーな個体名で目が覚めました!素晴らしい!ごちそうさまです!絶対変えないで下さい!
C. percivaliana 'Canaima's Patricia'
こちらもカナイマのパーシ。これも花型が良くて、かなりの良個体だと思います。パーシバリアナはベネズエラに自生するので、恐らくCanaima's Orchidはpercivalianaに強いのだと思います。
「第25回 船橋洋らん展」
C. percivaliana
おそらく同じ実生の兄弟だと思うのですが、3個体展示されていました。こちらはその中でも形が良く、pinceladaが入りそうだった個体。
C. percivaliana
C. percivaliana
3個体の中で、多分1番形が良く、展開も良かった個体。
C. percivaliana 'Thiago'
'Summit'のMC変異個体の1つ。花も大きく、形も良くてふくよかにオーバーラップし、完璧な個体。
C. percivaliana 'Gabriela'
ガブリエラ(ガブリエル)は通常のtipoに比べ、黄色が多い個体。アマレロで流通することもあるくらいなので、アマレロの走り的存在だったのかなと思います。
C. percivaliana 'Centro Amarille'
辻氏の本に登場する、リップの赤が限りなく少なく、黄が強いアマリロ(アマリージョ)系の上位個体。
C. percivaliana coerulea 'Ondina'
美しいセルレア個体。'オンディーヌ'と呼ばれていることが多いような気がしたのですが、'オンディーナ'と呼ばれることもあるみたい。この個体にもMCがあります。
C. percivaliana s/a 'Farah Diba'
こちらも他のs/aとの違いが分かりにくいのですが、''Jewel''よりリップの色が濃いのかもしれません。
C. percivaliana alba 'A'
'Golden Kid'に比べると、黄色の面積が小さく、ペタルやリップのフリルも少ないようです。黄色すらあまり入っていないアルバを追究している方におススメ。
そういう訳でC.percivalianaは、'Summit'が絶対的エース、‘Alberts’、'Black Fly'、`Karen Graf'、'Thiago'、'Canaima'系を押さえて、もしあれなら、これらの実生を求めると面白いものが出るかもしれません。
そして、C. trianaei 'Tinco'以来の流れを汲んだ素晴らしい個体、C.percivaliana 'Sperma’も今回の注目株です。
なんか、ありがたやー。
C.percivaliana ‘Alberts’(Div.)
文中にも出てきたアルバーツのOG分け株。良い花です。
カトレア パーシバリアナ ‘アルバーツ’C.percivaliana ‘Alberts’【花なし株】 価格:8,640円 |
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