2014年12月28日
C. percivaliana semialba 'Jewel'
C. percivaliana semialba 'Jewel'(カトレア パーシバリアナ セミアルバ 'ジュエル')が咲きました。
今年もいくつかのpercivalianaのsemialbaを見る機会がありましたが、純粋なセミアルバには出会えませんでした。
'Jewel'もフォルマはsemialbaですが、良く見ると花弁に僅かに色素がノリ、厳密にはセミアルバとは言えないと思います。
今回'Jewel'のNSは9.4×11.4cm。
パーシバリアナは原種カトレアの中では中輪で、ヨコ10.33±1.25cm、タテ11.72±1.18cm。
パーシの花は大きくても12.3cmくらいで、日本人の平均的なアレと同じくらい。
私も、、、まぁそんなもんです、、、(汗)
やはり'Summit'系が良くできた時などに見られる数値で、'Kenboh'や'Thiago'は良くできるとさらに一回り上回るかも知れません。
昨年と比較して、セパルが広くなり、なんとなく丸くふくよかになったように思います。
ただし写真を撮った時の花の角度等も影響するので、一概には言いにくいです。
リップの色は今年の方が濃く見えますが、カトレアの花は開花直後が色が濃くて、経日とともに薄くなっていくので、開花後何日目かということが影響します。
またその時の光の明るさや花の角度等も影響すると思うので、単純には比較できません。
昨年は開花して結構時間がタッテから撮影したので薄く、今年は5日目くらいで撮影したので濃く見えます。
色が濃いうちに撮っておきたいところですが、開花直後は花が十分に展開していなかったり、2、3輪目の開花を待たなければいけなかったり、天気が悪かったり、寝坊したり、せっかく撮ったのにピンボケしていたりと様々な影響を受けて、タイミング良く撮影できないのであります。
今年の年末はちょっと忙しくて、開花期に水遣り程度の世話をするだけで精一杯でした。
細かな観察や仕立てを怠っていたら、蕾がシースを破りきれず、シース内で開花した花もあり、ステムが曲がっています。
慌てて修正したのですが、やっぱり蕾の段階から目をかけて仕立てていかないと、花の向きも位置もバラバラになってしまいますね。
パーシバリアナは逞しくて根も良く張るので、低温でも日中は可能な限り屋外に出して、直射で栽培しています。
この株は、夏の栽培環境、温度と光線と風のバランスが悪かったのか、ちょっと葉焼けさせてしまったところがあり、悔やまれます。
他のpercivalianaのtipo系統は、同様の条件でも葉焼けしていないので、もしかしたらこの株が鉢が大きくなって根が傷んでいるだけなのか、semialbaだから強光に向いていないだけなのかもしれません。
ところで、パーシバリアナは花も小さいですが、株も小さくコンパクトです。
香りはカメムシに腐った柑橘系を足して、エスニック風にしたような、複雑な臭い香りです。
そして面白いことに、開花期がずれることが少なく、日本ではほぼ100%、12月から1月にかけて咲いているようです。
パーシバリアナはトリアネやルデやラビアタ等に比べるとやや人気が薄い特徴的な花なので、改良等があまり進んでいないのか、他の原種の混血が少ない原種カトレアの1つです。
ただし、開花期が常にずれているものや、花型、花色、株姿があやしいものは注意した方が良いと思います。
不審な個体は少ないですが、ラビアタが混じったようなセルレアや、最近はモシェ系と交配されたような花を見かけることもあります。
私はパーシバリアナが特別好きという訳ではないので、数個体しか栽培していません。
他の個体は、あと2作くらいの苗からNBS、BSサイズのものまで。
NBS、BSはそろそろ咲いても良さそうなのに、なかなか咲かず、そういう訳でパーシは株がしっかり充実しないと咲きにくい性質があるのではないかと考えています。
もちろん個体によって、咲きやすい個体や咲きにくい個体等、個体差はあると思いますが、、、、
花型(特にセパルが広めなので全体が貧相にみえにくい)やリップの色彩は非常に優れている原種カトレアの1つなので、もう少しパーシに力を入れて収集してみようと思います。
C.percivaliana ‘Alberts’
我が家でも栽培中の、アルバーツOGの分け株。
C.percivalliana var. coerulea ‘Ondina’(MC)
こちらはセルレアの中でも美しい個体。
今年もいくつかのpercivalianaのsemialbaを見る機会がありましたが、純粋なセミアルバには出会えませんでした。
'Jewel'もフォルマはsemialbaですが、良く見ると花弁に僅かに色素がノリ、厳密にはセミアルバとは言えないと思います。
今回'Jewel'のNSは9.4×11.4cm。
パーシバリアナは原種カトレアの中では中輪で、ヨコ10.33±1.25cm、タテ11.72±1.18cm。
パーシの花は大きくても12.3cmくらいで、日本人の平均的なアレと同じくらい。
私も、、、まぁそんなもんです、、、(汗)
やはり'Summit'系が良くできた時などに見られる数値で、'Kenboh'や'Thiago'は良くできるとさらに一回り上回るかも知れません。
昨年と比較して、セパルが広くなり、なんとなく丸くふくよかになったように思います。
ただし写真を撮った時の花の角度等も影響するので、一概には言いにくいです。
リップの色は今年の方が濃く見えますが、カトレアの花は開花直後が色が濃くて、経日とともに薄くなっていくので、開花後何日目かということが影響します。
またその時の光の明るさや花の角度等も影響すると思うので、単純には比較できません。
昨年は開花して結構時間がタッテから撮影したので薄く、今年は5日目くらいで撮影したので濃く見えます。
色が濃いうちに撮っておきたいところですが、開花直後は花が十分に展開していなかったり、2、3輪目の開花を待たなければいけなかったり、天気が悪かったり、寝坊したり、せっかく撮ったのにピンボケしていたりと様々な影響を受けて、タイミング良く撮影できないのであります。
(昨年の様子)
今年の年末はちょっと忙しくて、開花期に水遣り程度の世話をするだけで精一杯でした。
細かな観察や仕立てを怠っていたら、蕾がシースを破りきれず、シース内で開花した花もあり、ステムが曲がっています。
慌てて修正したのですが、やっぱり蕾の段階から目をかけて仕立てていかないと、花の向きも位置もバラバラになってしまいますね。
パーシバリアナは逞しくて根も良く張るので、低温でも日中は可能な限り屋外に出して、直射で栽培しています。
この株は、夏の栽培環境、温度と光線と風のバランスが悪かったのか、ちょっと葉焼けさせてしまったところがあり、悔やまれます。
他のpercivalianaのtipo系統は、同様の条件でも葉焼けしていないので、もしかしたらこの株が鉢が大きくなって根が傷んでいるだけなのか、semialbaだから強光に向いていないだけなのかもしれません。
ところで、パーシバリアナは花も小さいですが、株も小さくコンパクトです。
香りはカメムシに腐った柑橘系を足して、エスニック風にしたような、複雑な臭い香りです。
そして面白いことに、開花期がずれることが少なく、日本ではほぼ100%、12月から1月にかけて咲いているようです。
パーシバリアナはトリアネやルデやラビアタ等に比べるとやや人気が薄い特徴的な花なので、改良等があまり進んでいないのか、他の原種の混血が少ない原種カトレアの1つです。
ただし、開花期が常にずれているものや、花型、花色、株姿があやしいものは注意した方が良いと思います。
不審な個体は少ないですが、ラビアタが混じったようなセルレアや、最近はモシェ系と交配されたような花を見かけることもあります。
私はパーシバリアナが特別好きという訳ではないので、数個体しか栽培していません。
他の個体は、あと2作くらいの苗からNBS、BSサイズのものまで。
NBS、BSはそろそろ咲いても良さそうなのに、なかなか咲かず、そういう訳でパーシは株がしっかり充実しないと咲きにくい性質があるのではないかと考えています。
もちろん個体によって、咲きやすい個体や咲きにくい個体等、個体差はあると思いますが、、、、
花型(特にセパルが広めなので全体が貧相にみえにくい)やリップの色彩は非常に優れている原種カトレアの1つなので、もう少しパーシに力を入れて収集してみようと思います。
C.percivaliana ‘Alberts’
我が家でも栽培中の、アルバーツOGの分け株。
カトレア パーシバリアナ ‘アルバーツ’C.percivaliana ‘Alberts’【花なし株】 価格:8,640円 |
C.percivalliana var. coerulea ‘Ondina’(MC)
こちらはセルレアの中でも美しい個体。
カトレア パーシバリアナ セルレア ‘オンディーヌ’C.percivalliana var. coerulea ‘Ondina’【花なし株】 価格:21,600円 |
投稿者:チームB|10:37|C. percivaliana
この記事へのコメント