イングレスをプレイしながら外を歩いていると動物たちに出会うことがある。
池のある大きな公園を歩けば野生のカルガモに会える。雛がいる時は人間に警戒するが、つがいだけの場合は意外なほど人間に慣れていて余程近づかないと逃げやしない。
公園で野良猫良く見かけるが、真夏だと少しでも涼しい所を探して、ベンチで溶けた様に夕涼みしていたり石畳に寝ていたりしているのを見掛けることがある。
住宅街を歩いていても飼い猫だろうか、道路に寝転んでいるものがいる。今まであった中で一番肝が据わっているのは地元の白猫で道路のド真ん中で寝ていながら人が近づいてもピクリとも動きやしない。そう言えば自動車が走って来ても逃げずに運転手が困っていたら飼い主と思われるお婆さんが迎えに出てきた。白いから運転手が気付いたが黒猫だったら轢き殺されかねない図々しさだ。(^_^;;
これまた住宅街を歩いていたら暗い道路脇に猫くらいの大きさの物が転がっていた。猫の轢死体と思い見ない様にして反対側を通り抜けようとしたらニャアと泣いて動いたので驚いたことがある。お前は道で仰向けに転がっている瀕死のセミかいとツッコミを入れたくなった。(^_^)
線路の歩道橋を通った時、私が登り切ったところで猫が歩行面に飛び降りて反対側に走り去り階段を駆け下り住宅街に消えた。何をしていたのだろうと思ったら、どうやら歩道橋上は風が通り涼しいので休んでいたらしい。この歩道橋を使う人は殆どいないのでこの猫にとっては格好の避暑地なのだろう。
この猫が歩道橋の手すりと金網の間で休んでいる姿を、通り抜ける電車と一緒に撮影出来たらこれは「ゆる鉄(鉄道写真家・中井精也氏)」風の写真になりそうだ。
先週は長雨で涼しくなったが、今週は厳しい残暑が戻ってきた。勤務先の公園へ向かおうと横断歩道の信号が青になるのを待っていたら道路の反対側では犬の散歩から帰宅する老夫婦が立っていた。信号が青になり横断歩道途中ですれ違う時に会話が耳に入った。
「(犬の名前)は信号が青の内に渡れるかな」「がんばれ、がんばれ」とペットを励ましている。振り返って犬を見るとウェルシュ・コーギー・ペンブロークだが、ヨタヨタと鈍足で毛並も汚い。かなりの老犬と見受けられる。残念ながら渡り切る前に信号は赤になっていた。
家族の一員として可愛がってもらっている様だが、この様子を見ると一緒に散歩へ出かけられる残り日数は余り多くないかもしれない。1日でも長く一緒に散歩出来たら良いなあと思ったら、目から汗が零れそうになった。まったく残暑が厳しくて困る!(;_;)