いま仕事で補助金申請書類をWordで作成している。Office 365、現在は「Microsoft 365 Business Standard」という名称に変わったが、そのプラン利用なのでVer.2107 ビルド14228.20204の最新版となる。
お役所の雛型Wordファイルをダウンロードして会社の住所、連絡先等を入力していく。1ページで完結する書類だが4種類作成する必要があるので完成させた1ページをコピーして3回貼り付けて必要な個所を修正すれば1ファイルに4種類4ページの文書が完成…の筈だった。
何故か偶数ページだけインデントで左文字下げした行に右インデントも設定されてしまい意図しない改行が行われてしまう。まるでここだけ段組設定したみたいだが、段落メニューでインデントを確認してもその様な設定は無い。
昔からWordのインデントはマウスで左に設定すると右も勝手に動くとか、複数行を揃えて設定しようとするとバラバラにずれてしまうとかバグが多くユーザー泣かせだ。だから一般ユーザーはインデントを使わずスペース(空白)を入れて行の文字合わせをしてしまう癖が抜けないのだ。
ファイルの破損を疑い色々テストして再現状況を確認してみた。
1)Wordの再起動
2)「コピー/貼り付け」のし直し
3)「ファイル/新規作成」からの「コピー/貼り付け」
4)テキストだけの「コピー/貼り付け」のし直し
5)強制改行による奇数ページへの文書移動 -> ページ数に関係なく偶数回目のインデントで発生
ファイルフォーマットの変更を試し忘れたがDOCXをDOCにしたら解決したのだろうか。とにかく回避策が見つからなかったのでバグと判断し仕方なく1ページの文書ファイルを4つ作る羽目になった。
噂で聞いたことがあるが、20世紀末にWordのソースコードサイズは1969年7月に月着陸を成功させたアポロ計画のソースコードサイズを超えていたとの話だ。
21世紀に入って20年経ったが未だにインデントバグが解決されていないことを見ると、もしもWordプログラマー達がNASAでアポロ計画に参画していたらいったい何人の宇宙飛行士達がお星様になっていたことだろう。人の生死を左右しない(であろう)文書作成ソフトで良かったと思う噂だ。(^_^;;