高音質のアナログマルチチャンネル出力端子を持つ高級プレーヤーやレコーダーとの接続を前提したモデルだ。またXLR ステレオ入力×1 系統、RCA ステレオ入力×1 系統も備えているのでピュアオーディオの音質にも妥協したくないAV両立システムを組もうというニーズにも応えてくれる。
このプリアンプはアナログに徹しているだけにAVP-18よりずっと長く使い続けることが出来そうだ。ただしAVP-18のオートマルチチャンネルルーム補正ソフトウェアは搭載されていないので、マルチチャンネルの調整はチャンネルごとに手動で減衰させたりプレーヤー側で設定したりする手間は掛かる。
AVアンプ誕生の時から映像信号は音質に悪影響を与えると言われ続けてきた。それならば映像機器接続用端子を備えたビジュアルプリアンプと音響機器接続用端子を備えたオーディオプリアンプの2台に分ければ音質は向上する筈と考えていた。こうすれば映像機器の端子や音声フォーマットが変わったらビジュアルプリアンプのみを買い替えれば良いので長期的に見てコストは抑えられる。ニューフォースのHome Theater Products Line upはこのコンセプトで開発されたと考えると共感出来る製品構成だ。
もっともこのシステムの場合マルチチャンネル・パワーアンプはRCA×8系統とXLR×8系統の入力端子を搭載している必要がある。ビジュアルプリアンプはRCAで、オーディオプリアンプはXLRで接続しておきトリガー端子により自動的に切り替えられる。そうでないと使い勝手が悪過ぎる。
この点9/4(水)発売マルチチャンネル・パワーアンプNuForce MCA-20(税込価格25.6万円)は入力RCA×8 系統しか搭載していないので2台のプリアンプを使い分けるのは難しい。この点は残念だが、ここまで五月雨的に新製品が発表されていることを考えると入力端子を強化して、この2台のプリアンプを使い分けられるマルチチャンネル・パワーアンプが登場するのではないか。そんなことを期待してしまう。(笑)
【新製品】NuForce AVP-18ニューフォース AVプリ 価格:132,300円 |
【関連リンク】
『MCP-18 Multi-Channel Analog Preamplifier』
http://www.nuforce.jp/hometheater/products/mcp18.html
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