R1は縦グリップ一体型ボディで大きく重く高価なプロ向けフラグシップモデルだ。EOS R5 Mark IIも高価ではあるがハイアマチュアも頑張れば購入可能な価格になっている。
参考:EOS R5 Mark II
https://personal.canon.jp/product/camera/eos/r5mk2
Nikon Z8は高解像度・高速連写・高精度AFと3拍子揃ったオールマイティカメラとなっておりハイアマチュアに人気だ。このモデルに対抗できる3拍子揃ったカメラをキヤノンとソニーは持っていないのでR5 Mark IIが対抗モデルになるのではないかという噂があった。さて実際どうだろうか?
Nikon Z8の特徴は以下の通りだ。
・最安値:54万円
・有効画素数:4571万画素 積層型CMOSセンサー
・画像処理エンジン:EXPEED 7
・高速連続撮影:約20コマ/秒(メカシャッターレス機構)
・被写体検出AF:9種類
・フラッシュ同調シャッタースピード:1/250秒または1/200秒以下
これに対しCanon EOS R5 Mark IIの特徴は以下の通りだ。
・予価:65.45万円
・有効画素数:約4500万画素 裏面照射積層CMOSセンサー(ローリングシャッター歪み量約40%低減/EOS R5比)
・画像処理エンジン:DIGIC X+DIGIC Accelerator
・高速連続撮影:約30コマ/秒(電子シャッター撮影時)
・被写体検出AF:11種類(アクション優先3種競技を含む)
・ストロボ同調速度:メカシャッター1/200秒、電子シャッター1/160秒
明らかにZ8を意識した高解像度・高速連写・高精度AFモデルとなっている。「DIGIC Accelerator」はソニーの「AIプロセッシングユニット」に近い性能を持つようだ。
スマホのカメラの高画質化がセンサーやレンズだけではなく画像処理チップとソフトウェアの性能向上によるものだからミラーレスカメラもその特徴と構成を取り入れたモデルが出てきたと思うと興味深い。
R5 Mark IIは「カメラ内アップスケーリング」や「ニューラルネットワークノイズ低減」といった高画質化だけではなく「トリミング」やフォーマット変換といった画像データ処理をカメラ内処理が可能となっているのもスマホ的だ。
ソニーのグローバルシャッター方式センサーやニコンの積層型CMOSセンサーに対抗してセンサーの高速化と画像処理エンジンでローリングシャッター歪み量を低減するというのもコスト的に巧い選択だ。
ここまで高機能になっていても前モデルに比べ若干サイズと重さが増えた程度で済んでいるのは素晴らしい。α7IVユーザーだが使ってみたいと思うワクワクするカメラだ。7/23(火)10時予約開始で10%OFFクーポンとオンライン下取りサービスを使えば58.9万円以下で購入可能となりそうだ。
でもソニーもこのまま黙っているとは思えないのでZ8対抗モデルの発表を我慢して待ちたいと思う…。
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