視聴ディスクは何にしようかと考え、麻倉怜士先生の講演で見慣れているBD「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングとドレミの歌のチャプターをDMR-ZR1、BDP-105D JAPAN LIMITED、VPL-VW255の既定値で視聴した。
画質には関係ない話だが、映画冒頭のオーストリアの空撮風景を見ると当時の飛行機の揺れが気になる。現在のドローン撮影のピタリと止まった風景に見慣れてしまうと、現在のカメラの振動補正の効果の高さに感心してしまう。
ワンカットで高原のマリアに近づくシーンはクレーン撮影だと思うが、現在であればドローン撮影でも可能だろう。マリアのアップでカットが切り替わるがそこまでワンカット撮影したらまた印象が変わりそうだ。色々映画撮影機材の進化を感じさせるシーンだ。
この2つのチャプターをBDP-105D JAPAN LIMITED で観ると明るくすっきりした画質でソニーの画作りに似てビデオ的で4Kアップコンバートの解像感も並みだ。
一方DMR-ZR1は色彩が濃く映画的な画を観させてくれる。まるでJVC DLA-V7で投影しているのかと勘違いしそうで4K解像感も高く情報量が多い。
DMR-ZR1は「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」「4K超解像/W超解像」等の機能で高画質なことは当然だ。BDP-105D JAPAN LIMITED はDarbee Visual Presenceテクノロジーを採用しているが、2014年7月購入DMR-BZT9600(本体重量7.7kg)の新ユニフィエの画質には及ばなかった様に記憶している。比較する相手はDMR-BZT9600の方が適切だったかもしれない。
改めてVPL-VW255の入力信号を確認したら「3840x2160/24p」でBDP-105D JAPAN LIMITEDは「1080/24p」だった。カラーフォーマットは「YCbCr 4:4:4」カラースペース「BT.709」と同じなのにDMR-ZR1の4KアプコンがVPL-VW255のリアリティークリエーションに対し解像度だけではなく色彩まで差を付けるとはなかなか衝撃的だ。
DMR-ZR1を使いこなせるようマニュアルをしっかり読むことにしよう。
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