VPL-VW855は0.74型ネイティブ4K SXRDデバイスと大口径4K「ARC-F(All Range Crisp Focus)」レンズ搭載で税抜価格300万円。輝度は2,200lmとなっている。「デジタルフォーカスオプティマイザー」を搭載し光学的な収差を事前に補正、最適化してレンズの「MTF(Modulation Transfer Function)」を向上させるという。
VPL-VW555は0.74型ネイティブ4K SXRDデバイス搭載でソニーストア価格は税別90万円。「アドバンストアイリス3」を搭載し輝度は1,800lmとなっている。
VPL-VW255は0.74型ネイティブ4K SXRDデバイス搭載でソニーストア価格は税別50万円。輝度は1,500lmとなっている。
VPL-VW855はレーザー光源(Z-Phosphor)を、「VPL-VW555/VW255」の2モデルは高圧水銀ランプを採用している。
3モデルとも3D/Deep Color/HDCP2.2対応HDMI端子、18Gbps入力信号に対応した映像エンジン、制作者の意図に近い「HDRリファレンス」モードを搭載している。無線方式3Dシンクロトランスミッターを内蔵しているので3Dブルーレイ再生にも対応可能だ。
参考:『SXRDプロジェクター3モデルを発売』
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201810/18-1002/
まずはVW745のオールガラスレンズ搭載モデルであるVW855の発売に「おめでとう」を言いたい。ソニーの営業さんはJVC DLA-Z1に対抗出来るモデルの企画書を提出したと言っていたが、米国ソニーの反対も無く見事に商品化された訳だ。Z1の350万円に対し300万円という価格設定は競争力ある。良いライバルになりそうだ。
一方VW555/VW255は18Gbps対応HDMI端子を搭載しやっとJVCに追いついたがレンズは現行のプラスチックレンズ1枚を含む構成のままだ。VPL-VW555とDLA-V7は同価格帯で正面対決となるが、今分かっている仕様だけで判断するとDLA-V7が優勢だ。私もこの年末買い替えるとしたらV7を選ぶだろう。
一方VPL-VW255とDLA-V5は価格差が20万円以上あるので棲み分けは出来るだろう。今年は50万円、75万円、100万円、150万円、300万円、340万円と予算に応じてネイティブ4Kプロジェクターが選べる大豊作の年だ。
さてレンズの差がどれだけ実際の映像に影響を与えるのかVPL-VW555とDLA-V7の比較視聴が今から楽しみだ。
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